mieki256's diary



2014/09/06() [n年前の日記]

#2 [anime] 同時上映についてなんだか少し考え込んでしまった

「EVAQ」と「巨神兵東京に〜」が同時上映だったことに対して、不満を持った・怒ったお客さんが結構多かったらしいと今頃になって知ったのだけど。

考えてみたら、ナウシカやラピュタの上映時も、名探偵ホームズの宮崎駿担当回が同時上映されたわけで…。それと似たようなもんだと思うのだけど…。

昭和世代にとっては、監督が関わった別タイトル、しかも、見ることがなかなか難しい作品を同時上映してくれるなんて、単純に嬉しい話だったけど。現代においては、そういうことをすると、嫌がられたり怒られたりしてしまうのだなと…。時代は変わってしまったのかもしれんなあ、と思えてきました。

巨神兵ってEVAの元ネタだから、それほど離れてるコンテンツではないと思うのだけど…。そういや、ナウシカとホームズも、設定レベルでは結構似てたっけ。メーヴェやガンシップの祖先はプテラノドンメカかもしれんよな。

でも、ナウシカはシリアス、ホームズはコメディだから…。ナウシカ+ホームズに比べたら、EVAQ+巨神兵なんて、シリアス+シリアスで、マシな組み合わせに思える。…いや、そこは逆なのかな。シリアス+コメディのほうが、スイッチを切り替えられるから、受け入れやすかったりして?

もしかすると、ビデオ、DVD、BD、ネットの普及も関係してるのかな。昔は映像機器が充実してなかったから、「○○を見たい」と思っても容易に見れなくて。故に、見れる機会があるならぜひとも見てみたい、何でもいいから見せてくれ、てな欲求が今より強くて、それで喜ばれたのかもしれないか。今は、ソレを見たいと思った時は自分で探して見ますわ、強制的に見せるなや、とにかく俺の『自由時間』を奪うな、みたいな感覚だったりするのかしらん。どうなんだろ。

でもまあ、EVAQを見に行ったら巨神兵まで見せられた、てのは、映画館で味わった体験の一つになるはずで。「EVAQと一緒に巨神兵も見せられたよな?」「そうそう! アレ、わけわからんかった!」と思い出話ができるわけで。話のネタにはなるから損はしてないはず、と思うのですけど。

それに、100人に一人、1000人に一人でも、「ミニチュア特撮も結構面白いな」と思う人が出てくれば、特撮の普及活動としては成功かもしれないし…。「なんでこんなもん見せられるんだよー」と、ほとんどの観客が文句を言ってる中で、たった一人、目をキラキラさせて見入ってしまってる少年のために、これを同時上映する意味はあるのだよ、みたいな。まあ、目をキラキラさせてるのは、おじさんばかりかもしれないけど。

以上です。

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