mieki256's diary



2013/12/16(月) [n年前の日記]

#4 [dxruby] Ruby 1.9対応版の DXRuby が欲しいな…

開発版はともかくとしても、せめて、DXRuby 1.5開発版をバックポート(?)した DXRuby 1.4.1 は、Ruby 1.9対応版も欲しい…と思えてきたり。もちろん、技術的に難しいとか、対応がめっちゃ大変、という話なら、仕方ないのですけど。
*1

DXRuby 1.4.0 には、フルスクリーン表示がおかしくなるバグが ―― ゲームアプリ制作においては、結構クリティカルなバグがあった記憶が。 *2 そんなバグ持ちバージョンを、Ruby 1.9 対応の最後のバージョンにされてしまうと、ちと自分は困るので。「DXRubyオススメ」と言えなくなる。もにゃもにゃしてきちゃう。

「Windowsオンリーと言う制限はあるものの、誰でも手軽に使えるのが DXRuby の売り」と自分は思っているのですけど。もし、「Ruby 2.0.0以降のみ対応」という方針になると…。興味を持った方が導入してる Ruby のバージョンによっては、いきなり門前払い食らわせることになるよなと。DXRubyが持っていた、「誰でも手軽に」が無くなっちゃう。

かといって、「Ruby 1.9上で使いたい人は DXRuby 1.4.0 を使って」と言われてしまうと、それはバグ持ちバージョンであることが自分は分かってるから、オススメだの宣伝だのはしにくくなるし。

初心者向けも考慮したい、あるいは、お試しから本格利用まで間口を広げておきたいなら…。Ruby 1.8 はサポート終了してるからともかくとしても、Ruby 1.9 までは、まだ、今のうちは、あくまで当面は、対応しといたほうがいいのでは、と思うのですけど。せめて、バグを取った正式版は、二世代分に対応していただけないものかと。

とは言え現行版にのみ対応するメリットもありそうで。 :

  • Ruby はバージョンが上がるたびに処理速度が改善されてる。リアルタイムゲームを作るなら処理速度が速いほうが望ましい。現時点で最速の環境にのみ対応、という考え方も、ライブラリの性質からしてアリなのかも。
  • 今後 DXRuby が、Ruby 2.0.0 以降で追加された機能を積極的に活用するつもりなら、Ruby 1.9.x に対応し続けるのは技術的に難しい。
  • Ruby 1.9.x を導入してある環境でも、pik を使えば Ruby 2.0.0 がインストールできるので、「お試しインストール」も不可能ではない。そもそも、スターターキットだってある。
  • DXRuby は将来的に OpenGL もサポートする、という話もあり…。すると、Windows 限定ではなくマルチプラットフォーム対応のライブラリに変貌していくのかなと。他ライブラリが放置状態の中、DXRuby だけが、最新Rubyに対応済みの2Dゲーム制作ライブラリになり、存在意義が変わってくる可能性も。古いRubyを切り捨てて失うユーザ数より、マルチプラットフォーム対応にリソースを集中して新規獲得できるユーザ数のほうが多い、という展開もありえる。
前世代を切り捨てる理由を、自分もスラスラ思いついちゃうあたりが、なんというか。うーん。

余談。 :

このあたり考えていくと、 _Shoes_Processing 、 あるいは _HSP のように、「そこで一旦全てを閉じてしまう」方針も、なんだか理解できちゃいますな…。

根幹技術がアップグレードした際に、自分達まで右往左往する状況を回避したい、となると、根幹技術のバージョンを固定して同梱したり、開発に必要なエディタを同梱して強制したり…。そういった手段は有効なのかなと。その代り、開発環境を丸ごと提供し続ける形になるので、開発リソースが分散して、全体の作り込みは今一つになりそうですが。

Processing のエディタの表示バグを眺めてると、「そこはもう、本来 Processingが担当する領域じゃないけど、こういうパッケージングしてるからには、そこにもリソース割かないといかんよな…」と思えてきて、なんとも難しいなと。

*1: DXRuby 1.6.0 が出てくる頃には、Ruby 2.0.0 を取り巻く環境も変わっているでしょうから、DXRuby 1.6.0 からは Ruby 2.0.0 以降で、という方針は構わないのですけど。
*2: そのバグがあると分かってたら、アプリ側で、フルスクリーン表示可にする仕様を入れるわけにはいかない・入れてあっても削る選択肢しかないので…。アプリ側で努力して解決できる問題ならクリティカルじゃないけれど。ライブラリを差し替えないと直せない症状はクリティカルな部類じゃないかと。

以上です。

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