2013/08/19(月) [n年前の日記]
#5 [zatta] 映画のジャンル分けって難しそうだなあ
_映画評論家の町山智浩さんの、映画宣伝における代理店の功罪についての発言 - Togetter
という記事を眺めて、なんだか考え込んでしまったり。件の記事には、悪例として、キルビル2を恋愛映画として売った事例が紹介されているわけだけど。そこから、なんだか思い出してしまったことが。
自分、昔、今敏監督の「千年女優」を見た時に、「これはある種の純愛映画だなあ」と思ってしまったのだけど。DVDに入ってた予告映像を見たら、ホラー映画として売り込もうとしてるのが透けて見えて、「おいおい、それは違うだろ」と憤慨しちゃったことがあって。
今敏監督は、「PERFECT BLUE」という、ある種ホラー寄りの映画を作って頭角を現した方なのだけど。おそらく、映画会社としては、既に実績のあるそっち方向で宣伝していきたい、みたいな思惑があったのではないかと。何せ、「千年女優」は、監督の2作目。方向性がまだ見えない。しかも、映画の内容がアレですから。担当者は困っただろうと。だから、「前作同様ホラーですよ」と思わせて売り込むのが手堅い、と考えたのかなあ、と邪推するわけですよ。
ただ、今敏監督がどういうつもりで作ってたのか、そこは分からんわけで。もしかすると、自分が思った「純愛映画」としてジャンル分けをされたら、監督は激怒したのかもしれない。そういう映画じゃねえよと。これのどこが純愛だよと。
でも、もし、自分のような人間が、映画会社の宣伝部に居たとしたら…。「これはホラー映画に見せかけよう」と主張する周囲に対して、「何言ってんスか! どう見てもこれは純愛映画でしょ! そっちで売ってかないとダメでしょ!」と頑固に主張した、のではないかと。
てなことを考えると。ひょっとして、キルビル2の宣伝担当者も、ガチで、「これは恋愛映画だ。カンフーアクションの皮を被ってるけど、本質は愛の物語なのだ」なんて思い込んでたら…。だとしたら、ちょっと責められないなと。まあ、キルビル2を見たことないので分からないですけど。ていうか監督についてちょっとリサーチしたら、「これ、たぶん恋愛映画じゃねえな」と気付きそうな予感もあるけれど。
まあ、とりあえず。映画のジャンル分けって難しいよなあ、と。
何せ未だに、「千年女優」のジャンルが何なのか、自分には分からないですからねえ…。どの層に売り込めそうな映画だったのか、それもさっぱり分かんない…。ジャンル分けや、届けるべきターゲット層の見極めって、難しい問題だよなあ。と思いました。
自分、昔、今敏監督の「千年女優」を見た時に、「これはある種の純愛映画だなあ」と思ってしまったのだけど。DVDに入ってた予告映像を見たら、ホラー映画として売り込もうとしてるのが透けて見えて、「おいおい、それは違うだろ」と憤慨しちゃったことがあって。
今敏監督は、「PERFECT BLUE」という、ある種ホラー寄りの映画を作って頭角を現した方なのだけど。おそらく、映画会社としては、既に実績のあるそっち方向で宣伝していきたい、みたいな思惑があったのではないかと。何せ、「千年女優」は、監督の2作目。方向性がまだ見えない。しかも、映画の内容がアレですから。担当者は困っただろうと。だから、「前作同様ホラーですよ」と思わせて売り込むのが手堅い、と考えたのかなあ、と邪推するわけですよ。
ただ、今敏監督がどういうつもりで作ってたのか、そこは分からんわけで。もしかすると、自分が思った「純愛映画」としてジャンル分けをされたら、監督は激怒したのかもしれない。そういう映画じゃねえよと。これのどこが純愛だよと。
でも、もし、自分のような人間が、映画会社の宣伝部に居たとしたら…。「これはホラー映画に見せかけよう」と主張する周囲に対して、「何言ってんスか! どう見てもこれは純愛映画でしょ! そっちで売ってかないとダメでしょ!」と頑固に主張した、のではないかと。
てなことを考えると。ひょっとして、キルビル2の宣伝担当者も、ガチで、「これは恋愛映画だ。カンフーアクションの皮を被ってるけど、本質は愛の物語なのだ」なんて思い込んでたら…。だとしたら、ちょっと責められないなと。まあ、キルビル2を見たことないので分からないですけど。ていうか監督についてちょっとリサーチしたら、「これ、たぶん恋愛映画じゃねえな」と気付きそうな予感もあるけれど。
まあ、とりあえず。映画のジャンル分けって難しいよなあ、と。
何せ未だに、「千年女優」のジャンルが何なのか、自分には分からないですからねえ…。どの層に売り込めそうな映画だったのか、それもさっぱり分かんない…。ジャンル分けや、届けるべきターゲット層の見極めって、難しい問題だよなあ。と思いました。
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以上です。