2012/10/18(木) [n年前の日記]
#3 [anime] ガンダムAGE最終回を視聴
録画したままだったソレを、ようやく視聴。
当初、基本設定を知った時は、かなり期待してしまったり。3世代を描くとか、100年戦争とか、そういった時間軸が長めの設定は個人的に大好きなので。これは手塚治虫作品のように、壮大な時間の流れを感じさせる稀有なガンダム作品になるのではとワクワクしちゃったわけで。また、ガンダムの手足を交換して云々という設定もどこかで見かけて、それは子供がよくやる遊びだから大当たりしそう、と素人予想をしちゃったり。
しかし、本編を目にしたら…。こういうのは世代が変わったあたりからエンジンかかってくるものだろう、と思って見続けたけど、そうでもなくて…。うーん。
なんとなくだけど、イベントの発生と消化を延々繰り返していただけの印象が。キャラも、NPCの類にしか見えなかったというか。台詞を発しているこのシーン分しか仕様(?)は決まってないんだろうな、てな感じがしちゃって。喜怒哀楽も記号でしかなく、全キャラがただの駒に見えて、何かしら感情移入できそうなところも見つけられず。
TVゲームの良いところをアニメにも取り込もうとしたら逆に悪いところを取り込んでしまった、そんな感じも。TVゲームの場合はプレイヤーが何かしら操作をすることで、つまりは能動的な姿勢で話が進んでいくし、また、映像としての表現力が貧しい部分がある故に、逆にプレイヤーがかなり想像して補完するので、こういうのでもなんとか持つのかもしれないけど。アニメはただ見ているだけだし、映像の表現力がそれなりにある故に、視聴者側の想像力を引き出すための呼び水を事前にキッチリ盛り込まないと、他作品と比べてスカスカに見えてくるので、なんだか色々ツラかった。JRPGを誰かがプレイしている様子を後ろから眺め続けた、そんな感じ。
でも、おそらく、低年齢向けに作ろうという方針があったと思うので、その方針に従えばこういう作りもアリなのだろうか。ある程度は一話完結型で進めたほうが、とか、大量に難解な情報を提示してはいけない、とか、デジタル的な感情表現のほうが分かりやすい、とか、そういうことも最初の頃は意識して、わざとやってたんじゃないのかと想像したりもするわけで。関連グッズの売り上げはどうだったのか知らないのだけど、そのあたりが上手く行ったなら作りとしては成功と言えるし。…実際売れたんだろうか。どうなんだろう。
まあ、何だか色々ともったいない、そんな作品だったような。基本設定や玩具の試みは好みなんだけどなあ…。期待し過ぎてたのかなあ…。こんなはずでは、と思うのだけど、ならばどういう作りなら良かったのかと考えると、それも自分の中で見えてこなくてモヤモヤしたり。自分はどんなガンダムAGEを見たかったんだろうか。いやまあ、このガンダムに限って言えば、とにかく子供にウケればそれが正解だろうけど。
アニメの脚本とゲームの脚本は、何かが違う気もしてきたり。その何かが自分は分からなくて、やっぱりモヤモヤしたりもして。
当初、基本設定を知った時は、かなり期待してしまったり。3世代を描くとか、100年戦争とか、そういった時間軸が長めの設定は個人的に大好きなので。これは手塚治虫作品のように、壮大な時間の流れを感じさせる稀有なガンダム作品になるのではとワクワクしちゃったわけで。また、ガンダムの手足を交換して云々という設定もどこかで見かけて、それは子供がよくやる遊びだから大当たりしそう、と素人予想をしちゃったり。
しかし、本編を目にしたら…。こういうのは世代が変わったあたりからエンジンかかってくるものだろう、と思って見続けたけど、そうでもなくて…。うーん。
なんとなくだけど、イベントの発生と消化を延々繰り返していただけの印象が。キャラも、NPCの類にしか見えなかったというか。台詞を発しているこのシーン分しか仕様(?)は決まってないんだろうな、てな感じがしちゃって。喜怒哀楽も記号でしかなく、全キャラがただの駒に見えて、何かしら感情移入できそうなところも見つけられず。
TVゲームの良いところをアニメにも取り込もうとしたら逆に悪いところを取り込んでしまった、そんな感じも。TVゲームの場合はプレイヤーが何かしら操作をすることで、つまりは能動的な姿勢で話が進んでいくし、また、映像としての表現力が貧しい部分がある故に、逆にプレイヤーがかなり想像して補完するので、こういうのでもなんとか持つのかもしれないけど。アニメはただ見ているだけだし、映像の表現力がそれなりにある故に、視聴者側の想像力を引き出すための呼び水を事前にキッチリ盛り込まないと、他作品と比べてスカスカに見えてくるので、なんだか色々ツラかった。JRPGを誰かがプレイしている様子を後ろから眺め続けた、そんな感じ。
でも、おそらく、低年齢向けに作ろうという方針があったと思うので、その方針に従えばこういう作りもアリなのだろうか。ある程度は一話完結型で進めたほうが、とか、大量に難解な情報を提示してはいけない、とか、デジタル的な感情表現のほうが分かりやすい、とか、そういうことも最初の頃は意識して、わざとやってたんじゃないのかと想像したりもするわけで。関連グッズの売り上げはどうだったのか知らないのだけど、そのあたりが上手く行ったなら作りとしては成功と言えるし。…実際売れたんだろうか。どうなんだろう。
まあ、何だか色々ともったいない、そんな作品だったような。基本設定や玩具の試みは好みなんだけどなあ…。期待し過ぎてたのかなあ…。こんなはずでは、と思うのだけど、ならばどういう作りなら良かったのかと考えると、それも自分の中で見えてこなくてモヤモヤしたり。自分はどんなガンダムAGEを見たかったんだろうか。いやまあ、このガンダムに限って言えば、とにかく子供にウケればそれが正解だろうけど。
アニメの脚本とゲームの脚本は、何かが違う気もしてきたり。その何かが自分は分からなくて、やっぱりモヤモヤしたりもして。
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以上です。