mieki256's diary



2012/08/07(火) [n年前の日記]

#1 [gimp] GIMP 2.8.0上で、全レイヤーの座標、幅、高さをテキスト出力するPython-fuスクリプトを書いてみたり

_mieki256 @ ウィキ - GIMPの全レイヤー情報をテキストで保存するスクリプト

一応、GIMP 2.8.0 と GIMP 2.6.11 のどちらでも動くようにしてみたり。

ちょっとよく分からないのだけど、もしかして GIMP 2.7.x ってのもあるのかな? GIMP 2.7 はレイヤーグループ機能を持ってるのだろうか? …安定版が 2.6 と 2.8 という話も見かけたので、無視してもいいのかもしれんけど。

#2 [gimp] GIMP 2.8.0上で全レイヤーを円状に配置するPython-fuスクリプトを書いてみたり

_mieki256 @ ウィキ - GIMPの全レイヤーを円状に配置するスクリプト

これも一応、GIMP 2.8.0 と GIMP 2.6.11 のどちらでも動くように書いてみたつもり。

とりあえず、これで、レイヤー情報の取得や、レイヤー表示位置を変更する方法は分かったけれど。やっぱり Python + PIL でツール作ったほうがいいのかなと、まだ悩んでいたり。一々GIMPを起動するのもなんだか面倒だし。しかし、結果画像をその場で見れたり、レイヤーの自動切り抜き機能等が既にあるあたりは便利だろうし。どうしたもんか。

#3 [gimp] gimp-drawable-transform-rotate()がよく分からず

GIMPの Script-fu? の関数に、gimp-drawable-transform-rotate() てのがあるのだけど。レイヤーを回転させる際に使えるらしいと分かったものの、与えるパラメータの意味が今一つよく分からず。

どうも、以下のパラメータを与えるらしいのだけど…。 clip-result は、以下の値を指定できる。 それぞれ試してみたけれど、どうもよく分からない。とりあえず、1と2はレイヤー内の画像が切れてしまったので、これは使えないのだろうけど。

回転ツールのオプションに、4つの項目があることに気付いた。 この4つと同じ、ということでいいのかな?

#4 [anime] 十二国記再放送を視聴

今、NHK-BSで、深夜に十二国記の一挙再放送をしているそうで。かなり話は進んでしまっていたけれど、一応視聴。

なんで今頃再放送なんだろうと不思議に思ったけれど。妹の話では、原作の新装版が別の出版社から発売されたそうで。なるほど、これも宣伝なのか…。まあ、面白い作品だから、視聴の機会が増えるのは喜ばしいなと。

独自用語てんこもりの代表例みたいな作品なので、そのあたりの説明をどう処理していたのか、とても興味深かったり。

「用語が分かりづらいよねえ」と実況スレで少しボヤいたら、「字幕を表示しろや」と言われて、生まれて初めてデジタル放送の字幕表示機能をONにしてみたり。…うわあ。台詞がめちゃくちゃよく分かる。と思った直後に頭を抱えてしまった。ダメだろ。これじゃアニメになってないだろ。アニメは小説じゃねえんだぞ。みたいな。ということで、やっぱり字幕表示はOFFにして、字幕無しでも通用させるための手管(?)を観察しながら視聴することに。 *1 …自分、面倒臭いヤツだなあ。

カイタツ問題。 :

本編中で「カイタツ」という言葉がやたらと出てくるのだけど。実況スレを眺めていて、「懐達」という漢字だったと知り、なるほどそういうことかと納得すると同時に、この作品もそういう問題が ―― 自分が以前メモした「カイイ」みたいなソレが山ほどあったのだなと再確認。漢字を見ればすぐに分かることも、音声だけでは分かりづらくなってしまう。特定の傾向を持った小説のアニメ化には、そういう問題がつきまとう。

これがまたややこしいことに、主人公は当初「カイタツ」「カイタツ」と言われて「なんのこっちゃ?」と思うのだけど、後に「懐達」と言われていたと知り ―― 昔の王様の「達王」の時代は良かったなあ、それに比べて今の王様はなんだかなあ、「達」王の時代が「懐」かしいよ ―― とボヤキを聞かされていたと知って主人公が落ち込んでしまう、という展開だったりするわけで。

小説や漫画ならまだしも、そんなのアニメで表現できないよ! 滅多に漢字を画面に出せないし! 「読み聞かせ」の説明ばかりだし! 無茶だ! と思えてしまったり。會川脚本作品は昔からチャレンジャーというか、演出家に大変なことを要求するなあ、と。いやまあ、これは原作付きの作品なのでそのへんアレだろうけど。

とはいえ、このカイタツ問題、十二国記アニメ版においては、主人公が女官(?)に、「『カイタツ』の意味は知ってるよ。こういうことだろ?」と説明するシーンがちゃんと用意されていて。そういう説明が用意されているから、「カイタツ」=「懐達」と分からなくても、視聴者が、「カイタツ」=主人公を馬鹿にする言葉、と理解していればそれでOK、という作り・気配りがそこにあり。なるほど、上手いなあ、と感心を。

しかし、漢字で見れば一発なのになあ、というモヤモヤした気分は残ってしまったり。こういうのって、やっぱり難しい問題だなあ、と。

その手のアレコレについては、十二国記はまだ良いほうで、数話見ただけでも以下のような工夫に気づいたりもして。
  • 総集編の中で、各用語にどんな漢字が当ててあるのか、文字ドーン方式 ―― 画面にその漢字だけをドンと出す ―― で説明していたり。
  • キャラの登場シーンでは、人物名をテロップで表示したり。
  • ナレーションでちょこちょこと単語を説明したり。
  • 組織の構成図を画面に出して説明したり。
昨今の、最初から説明することを諦めたアニメ作品群と違って、まだ、努力や工夫を諦めていない。上手くいってるかどうかは別にしても、説明しようという気持ち、気配りの数々はしっかり見えるので、そのへんなんだか好印象。 *2

何にせよ、このあたり、やっぱりアニメ業界に出されている宿題だよなあ、と再認識。

ふと思ったけど。「氷菓」はそのあたり、上手な見せ方をしていたような気がしてきた。あのアニメは、タイトルからして謎が含まれている・その謎が解けるあたりがアニメ版中盤の山場なのだけど。原作未読の自分が、アニメ版を見ているだけで、「ああ、そういう意味だったのか」と納得できたということは、上手に説明することができていた、ということなのだろうと。

もっとも、「氷菓」は、十二国記のように独自用語が溢れているわけではないし。やはり、数が少なければやりようがある、数が多くなると手が付けられなくなる、ということなのかなあ…。

まあ、そんなことを思いながら視聴しましたよ、とメモ。

*1: そもそも当時はアナログ放送じゃなかったっけ? だったら字幕表示なんかできなかったんだから、字幕無しで見るのが、当時を振り返る正しい視聴スタイルではないかと。…「正しい視聴スタイル」って何だよソレ、アホか、という気もするけど。
*2: 更に、膨大な役職名があるためにそもそも主人公が間違えてしまって周囲に笑われる、というシーンもあって。もしかすると、これは、視聴者が全てを把握できる量ではないですよ、分からなくてもいいんですよ、主人公すら間違えるぐらいワケワカメなんですから、と、それとなく伝えていたのかなー、と邪推したりもして。…考え過ぎかしら。

以上、1 日分です。

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