mieki256's diary



2008/05/04() [n年前の日記]

#1 [web] FLASHで作られた映画宣伝サイトは何故ウザイのか

てなことをなんとなくもそもそと考えたり。

「クリックしたら即座にページが開いて目的の情報に辿り着ける」というWebの基本ルールから著しく逸脱した無法者的存在、だからウザいのだろうな。といきなり結論を。

リンクをクリックして飛んでみたらNowLoadingで十数秒待たされて、メニューが出るかなと思いきや特報映像をダラダラと30秒ぐらい見せられて、さあいくらなんでもそろそろメニューぐらいは出るだろういいかげんにしろよと思ってたら画面外からメニューがのそのそ出てきたけれど所定の位置に止まるまで何も操作できない、みたいな。ウザ。俺はスタッフ名を知りたかっただけなのに! …インタラクティブ性を魅力として成長してきたWebという世界で、旧来の非インタラクティブな見せ方をユーザに強要してるのだから、そりゃウザがられるだろうなと。

怖いのは、FLASHで作った宣伝サイトでユーザが感じた「うぜえ」というその感覚が最終的に行きつく先ってのは、えてして映画そのものだったりするところで。下手すると逆効果やん。宣伝の仕事してるどころか、宣伝の邪魔してるやん。と思うのだけどなあ。

映画のタイトルを知らない人に、まずはタイトルを知ってもらうべく、どんな手を使ってでも知ってもらう、という宣伝段階ならともかくとして。リンクをクリックして、ユーザがサイトに飛んできたその時点で、ユーザは既にタイトルを知ってるし、映画への興味も持ってるわけで。であれば、後は、ユーザが欲してるであろう情報を想像して、それを如何に素早く与えるかで努力して、好印象を与えないといけない段階になっている。にも関わらず、何で真逆のことをするんだろう。>映画宣伝サイト。宣伝という仕事に携わってる以上、ユーザ側には認知に関して段階があるということぐらいは把握してるんじゃないかと思うのだけど。どうして、その各段階に相応しくない見せ方・相応しくない情報をあえて提示してるんだろう。

もしかすると、発注してる人達が、TVや映画の基本ルールしか知らない世界で長く生きてるから、そういうサイトばかり次々と出てくるのかしら。お客さんは口をぽかーんと開けて情報が飛び込んでくるのをただ待ってるはずだ、それが客ってもんだ、という固定観念のまま発注してるのかもしれないと。これだけWebが普及した現在において、ユーザが能動的に情報取得ができるのが特性、ということになぜ気づかないのか。

とはいえ、あっちもこっちもFLASHで作ってるとなれば、「ウチもそれで作らないといけないのかな」という気持ちになるのかもしれんか…。自社の商品をまっとうに宣伝するという、自身に課せられた仕事内容をおろそかにしてでも、業界の風潮にとにかく右ならえせねば、ということだったりするのでしょうか…。それって「仕事をしてる」という状態から程遠いのではないか。仕事をしてる振りをしてる、とは言えるかもしれないけれど。

#2 [web] 「Skip」ボタンはWebデザイナーの最後の良心

とは誰の言だったかしら。

以上、1 日分です。

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