mieki256's diary



2008/04/07(月) [n年前の日記]

#1 [cg_tools] EDGE2のユーザ登録が消滅していてちと焦る

iアプリの画面レイアウト変更をシミュレートするために、ドットエディタの EDGE2 を起動したところ、「ユーザ登録してないと全部の機能は使えんぞ」みたいなメッセージが。はぁ? わたしゃお金払って登録済みのはずですが?

EDGE2の、ヘルプ→ユーザ登録を選んでみたら、未登録の状態になっている。なんでやねーん。

と思ったところで気がついた。先日、M/Bのチップセットドライバだの、ビデオカードのドライバだの、そのへんをアップデートしたせいかもしれん。

EDGE2のユーザ登録の流れは、
  1. 動作環境上でIDを作り、IDを作者さんにメールで送る。
  2. 銀行の振込先等を知らされるので、振り込んで、メールでその旨を連絡。
  3. IDと対応するパスワードを送り返してくるので、パスワードを打ち込んで登録。
という流れなのだけど。おそらくは、ID作成時に、ドライバのバージョンやら種類やらそのへんまでをハードウェア情報として扱った上でIDを作ってるのではないかと想像。だから、ドライバを入れ替えたことでIDが変化→「IDが違ってるやないか。てことはお前不正利用とちゃうか。ユーザ登録抹消!」てな処理になったのかもしれず。いや、あくまで想像だけど。

iアプリ用画像制作の都合上、レイヤー保存やgif保存ができないのは痛い。ので、作者さんに状況説明メールを送ったところ、数時間も経たないうちにパスワードを再発行してもらえた。対応早。助かった。

しかし…。当面の問題は解決したけど。これは後々、確実に問題が出てくる仕様だな。>EDGE2の認証。どうしたもんか…。

気づいた問題点。 :

  • ドライバ等のアップデートは比較的よくあることだと思うのだけど。(メーカ製PCですら、ドライバはそこそこの頻度で不具合解消のために更新されたりするし。) 万が一、ドライバのバージョン等までハードウェア情報として扱ってるのだとしたら、それはちょっとどうなんだろうと。無駄にパスワード再発行の手間を、作者さんのみならず、ユーザに強要している可能性はないだらうか。MSですらアクティベーション情報には期限をつけたり段階を設けたりしてるわけで…。MSより厳しくしてどうするんだ、みたいな。
  • 新しいPCを購入して、以前のPCから新PCにEDGE2を移行したいと思ったときは、どうすればいいのだろう。以前のPC上でEDGE2のユーザ登録を無効にした上で、新PCに登録を移行することは可能なのだろうか。その方法は用意されているのだろうか。や、ここ数日、PCのスペック不足で困っていて、新PC購入を検討していたりするわけで。その時を考えると頭が痛い。それでなくても環境移行は面倒なのに…。
  • パスワード再発行の問い合わせが必要になった時に、万が一、作者さんが事故や病気でお亡くなりになってたらどうするのだろう。せっかくの優れたソフトでありながら、闇に葬らねばならないのだろうか。…まあ、「俺の死んだ後のことは知ったこっちゃねえ」というのもアリではあるんだけど…。
  • パスワード再発行の問い合わせメールをその都度送ることを前提にする、というのがアリだとしても。その問い合わせメールを書く際に「文面をどうしよう」などと悩みながら書くのが、ユーザとしては結構苦痛。最初のパスワード発行もそうなのだけど、メール文面の定型内容を事前に示したほうが、作者にとってもユーザもとってもやりとりが随分楽になるのではなかろうか。
とりあえず、一番最後の、「この手のやりとりは定型なソレを用意したほうがよくないスかね…」てなあたりをちょっと匂わす文章をメールに含ませつつ送ってみたけどなんかあっさりスルーされてしまった。トホ。

ハードウェア情報を拾ってまで不正利用対策をするのであれば、認証作業の自動化についてもよほど真剣に考えて構築する必要があるよな、と思ったりもするのだけど。そこが手作業だったり、ユーザに余計な負荷をかけてしまうってのはどうなんだろうなぁ…。なんだか矛盾を感じなくもない。

まあ、需要が少ないツールだろうから、盗まれないようにガッチリやりたいてのはなんとなく判るのだけど。ユーザに余計な負荷をかけない方向でもガッチリやってくれたら、とも思ってしまったわけで。MSやAdobeのようにWeb経由の認証システムを構築する、なんてのは比較的理想に近いかもしれない仕様なれど、個人での実現は難しいだろうから横に置いておくとして。<いや、Web関連技術に熟知した人なら不可能ではない感もあるんだけど。せめて、メール定型文をサイトに載せておくだけでも違うのでは、というかソレがあったら個人的にものすごく楽だったんだけど、そういう内容をページに載せるのってそんなにシンドイ作業なんだろうか。また、使ってるサーバ・プロバイダによっては、メール送信フォームを使えるところもあったりするので、そういう作りにしておけば、ユーザも楽、作者も楽、閲覧者からの問い合わせも増えてウマーじゃないのだろうかとも思ったり。や、某社のサイトにソレを用意したことがあるんですが、問い合わせがそこそこ増えたと聞いたので、商売的には効果あるみたいで。使える環境が限られてるのがアレですが。

つーか現状では、企業に導入とか絶対に無理だよな、このソフト…。100台ほど入れて使いたいという話になったら、100台分のIDを顧客にわざわざ作らせて、100台分のパスワード送って対応するんか、みたいな。その100台が、VistaとかWindows7とかに更新されたらまた大変。そのへん面倒なソフトは、そうそう導入できないよなぁ…。まあ、こういうジャンルのソフトが必要になる会社ってのは、えてしてツールを自社開発してる予感もあるけれど。そもそも今時ドット絵描く場面は少ないか。ぎゃふん。

ふと。シェアウェアの成功例として秀丸が脳裏に浮かんだり。昔勤めてた会社でも大量にライセンス購入してたけど、アレはたしか、パスワードさえ合ってればそのへんの面倒はなかったような。今はどうなんだろう。と思ってちょっと確認してみたけど基本的には変わらないように見える。そんな認証でも商売にはなるのか。いや、時代も関係あったのかしら。どうなんだ。

ライセンス認証が面倒なソフトは、上手にシステムを構築していかないと、かえって売上を落としてしまう印象が。ガチガチな認証にして売上を保ってるソフトって、どのくらいあるんだろう。うーん。

まあ、WinGrooveみたいに、不正利用のように見えたらHDDフォーマット、とかされることを考えたら、マシといえばマシではあるんですが…。アレって結局裁判にはなったんだろうか。さて。

何かこう、有償ソフトの不正利用を確実に予防しつつ、それでいてユーザの負担が増えない、そんな技術・仕組みはないものかしらん。このへん単純に、技術的な問題・技術的な課題であろう気もする。…いや。何の情報を鍵にしてやりとりするかのところを詰めていけばもっと良い仕組みを作れるだろうか。

まあ、色々な問題があるな、と思っただけの話です。

以上です。

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