mieki256's diary



2007/12/11(火) [n年前の日記]

#1 [zatta][neta] 他者に努力を要求する人は実はあんまり努力したことがない人だったりしないかというバカ妄想がなんとなく脳裏に

昨日、NHKでワーキングプア特集番組のアンコール放送?総集編?が流れてて。実況スレも表示しながらBGVで流してたのだけど。なんだか「努力が足りねえんだよ」的カキコが多くてもやもやと考えてしまった。

例えば、太平洋戦争で徴兵されて戦地で地獄を見た方々のほとんどは、戦争を肯定しないだろうと思うわけで。勘弁してくれと。もうあんなことはやだよと。ほとんどはそう思うんじゃないかと。…今の日本に徴兵制が必要だと主張する人達は、徴兵された経験もなければ、今後徴兵される可能性など微塵もない人達だろうし、隣の某国と戦争すべしと主張する人達は、戦争を体験してない人達なのであろうし。実際その立場になっていない人ほど、「○○すべし」等の声高な主張に走りがちなのかもしれない、てなことを。

真に努力することには多大な苦しみが付随する、という仮定が成り立つのだとしたら、真に努力した人は「こんな地獄を見るのは俺だけでいい or 俺たちの世代だけでいい」「ここまで努力しないとコレが得られない社会より、そこそこの努力でそこそこの結果が得られる社会のほうがよっぽどええやないか」てなことを思うのではないかしらん。となると、「努力が足りない」派は、実は真の努力をしていない=苦しみを味わってないからこそ、そういうことが言えてしまうのかなぁ、とか。

いや、このあたり、若者の持つ万能感も関係してそうな気もするんだけど。俺は努力「さえ」すれば○○ができるはずだ、てな万能感が若い時は誰でもあるわけですが、そういった、現実に即した根拠は何もないのに何故か自信だけはたっぷりある、みたいな人たちが「努力が足りない」的発言をしやすいのかもしれないな、てな感も。…や、自分も小学6年の卒業文集に「臣人軍の選手になる」てなことを書いちゃったクチなんで、なんともアレなんですが。 *1 仮に小学生の頃に2chがあったら実況スレに「努力が足りない」と書いてたかもしれない。>自分。

あるいは、真の努力をした人の中にも、「俺が地獄を見たんだからお前も地獄を見ろや」的思考をする人が居ても特におかしくないよな、とも。…部活で1年生のときに先輩からイジメまがいの無意味なシゴキを受けたので、自分が先輩になったときにも後輩にまったく同じことをしてやるんだ、てな人種も居るし。親から虐待を受けて育ったから、子にも虐待をしてしまう、てな人種も居るし。…そういう人種の、それら意識の元から出てきた「努力が足りない」発言であれば、これはちょっと聞く耳を持つ必要はないのかもな、という気もするんだけれど。

念のためにメモしておくのだけれど、何もしなければ何も得られないわけで、何もしないことを肯定する・肯定したいとか別にそういうわけではないのであります。また、「『真の』努力」というその定義がそもそもどうなのよ、「真の努力」って何? とか、努力に苦しみが付随するとは限らないんじゃねえの? てな意見もありそうだし。ということで、単に前述のようなことを妄想したけど、さてどうなんだべなぁ、てな話に過ぎないのであります。

「東大生は、優れた家庭教師にはなりづらい」てな話とも共通点がありそうな気もしたけれど、ちょっとそのへんは考えがまとまらない。

以前k氏がコメント欄で書いていた、「既得権益側は現状を継続しようとする」てな話も関係してそうな気もしたけれど、そのへんも考えがまとまらない。つーかそもそもワーキングプア云々は、どっち(?)を既得権益側として捉えるべきなんだろう。よーわからん。

つーかワーキングプアのソレは :

「努力に応じた対価が得られない社会状況になりつつあるような気がしてならないんだけど、そういう状況に対して『ワーキングプア』という呼称をつけてみましたよ」てのが、件のNHKの番組の趣旨じゃないのかと思うのだけど。「努力と対価が結びついてない」という前提が目の前に提示されたのに、「努力が足りない」と口にするのは、なんだかおかしいというか、お前さんこの話が見えてるのかよ、てな感もあって。前提条件の真偽を検証するための思考が抜けてるというか、現象の見方や捉え方がこれまでの殻の中から脱してないというか、周りの人は先に行ったけど同じところをグルグル回っちゃってる人が居るというか、そういう感じもなんとなく。

「努力と対価が結びついてない」が真であると思えてくるようなサンプルを番組が提示してきたのだから、「努力が足りない」を口にするためには、「努力と対価が結びついている」サンプルを挙げて、番組の提示する前提は偽であることを提示しないと「努力が足りない」論に持っていけないのではないか、とも思ったけれど。そのへんどうなんだべ。

まあ、思考メモなので。これといった結論があるわけじゃないのです。

*1: 「巨人軍」と書くべきところを「臣人軍」と書いてしまうあたりも実に小学生らしいのであります。トホホ。

#2 [zatta][neta] 自分の髪の毛を自分の手でグイとひっぱりあげて自分の体を空中に持ち上げる、てな状況に対して何か名称が欲しい

web日記とかblogとか書いてると、あるいは、何か物事を考えているときに、うっかりそういう状況になってしまうときがあるわけですけど。ていうか上の記事からしてそうなんですけど。そういう状況に対して、「ソレって○○じゃん」的に分類できる名称が欲しいなと。なにかグッドな呼び方はないものか。

「再帰ループ」てのはどうか。…いや、プログラミングの世界では、再帰ループは実用性のあるやり方なので、これは違う気がするなぁ。

_ミュンヒハウゼン男爵 - Wikipedia :

_ミュンヒハウゼンのトリレンマ - Wikipedia
_循環論法 - Wikipedia

知らなかった。そのものズバリの言葉が既にあったのか。「ミュンヒハウゼンのトリレンマ」「アグリッパのトリレンマ」「循環論法」と呼ぶのね…。

つーかコレ、聞いた側がこの言葉の意味を知ってないのでは、そうそう使えんよなぁ。つまるところ言葉というものは、自分が知っていて、かつ、相手も知ってないと、言葉として使えないという。100人中99人が「ホームページ」と呼んでる中で、たった1人で「webページ」と呼んでみてもしょうがねえんだよ、みたいな。…そりゃまた別の話か。

#3 [iappli] プロトタイプ版iアプリのソースを編集

プリプロセッサを経由せずともコンパイルできるように修正。 eclipse を使ってiアプリを作成する場合、プリプロセッサを使うことが前提のソースでは、リアルタイムに記述ミス部分が提示されないので…。

以上、1 日分です。

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