2023/02/19(日) [n年前の日記]
#1 [linux][debian] antiX 22 を VMware Player上で試用してみた
メモリ消費量の少ないウインドウマネージャをいくつか試用していたけど、どうせならディストリビューション自体を変えてみたらどうだろうと思えてきた。メモリ消費量の少ないディストリなら antiX だろう…。ということで試用。
いやまあ、以前も少し試用してみたことはあるのだけど。日本語入力の設定等は以前の日記にメモしてあったので、今回も同じ作業をした。
_antiXを試用 - 2022/01/10
今回は、antiX 22 32bit版 (antiX-22_386-base.iso) を、VMware Workstation Player 17.0.1 build-21139696 上で試用。 Windows10 x64 22H2 + VMware Workstation Player で動かしてる。
ウインドウマネージャは、デフォルトの rox-icewm のままにした。
いやまあ、以前も少し試用してみたことはあるのだけど。日本語入力の設定等は以前の日記にメモしてあったので、今回も同じ作業をした。
_antiXを試用 - 2022/01/10
今回は、antiX 22 32bit版 (antiX-22_386-base.iso) を、VMware Workstation Player 17.0.1 build-21139696 上で試用。 Windows10 x64 22H2 + VMware Workstation Player で動かしてる。
ウインドウマネージャは、デフォルトの rox-icewm のままにした。
◎ インストール :
antiX-22_386-base.iso を入手。
_Download - antiX Linux
antiX には net、base、full といった種類があるらしい。base と full はウインドウマネージャ入り。full には LibreOffice も入ってるようだけど、必要になったら後から入れればいいか…ということで、今回は base を選んだ。
仮想PCのハードウェアスペックは、RAMを512MBに設定してみた。OS種類は Debian 11.x (32bit) を選択。HDDイメージのサイズは 20GB。
iso から起動するとメニューが開くので、F3キーを叩いて timezone を tokyo に。F2キーを叩いて日本語を選択。Enter を叩くと antiX が起動する。
デスクトップ上のインストールアイコンをシングルクリック。ダブルクリックじゃない。シングルクリック。antiX は、デフォルト状態ではシングルクリックで各アプリを起動する設定になっている。
途中でドメイン名を尋ねてくるところで悩んだ…。デフォルトでは example.dom が書いてあるけど…。空欄にすると「ドメイン名を入れろ」と言ってくるので、example.dom のままにしておいた。
インストールはすんなり終了。HDDイメージから起動してくれた。
_Download - antiX Linux
antiX には net、base、full といった種類があるらしい。base と full はウインドウマネージャ入り。full には LibreOffice も入ってるようだけど、必要になったら後から入れればいいか…ということで、今回は base を選んだ。
仮想PCのハードウェアスペックは、RAMを512MBに設定してみた。OS種類は Debian 11.x (32bit) を選択。HDDイメージのサイズは 20GB。
iso から起動するとメニューが開くので、F3キーを叩いて timezone を tokyo に。F2キーを叩いて日本語を選択。Enter を叩くと antiX が起動する。
デスクトップ上のインストールアイコンをシングルクリック。ダブルクリックじゃない。シングルクリック。antiX は、デフォルト状態ではシングルクリックで各アプリを起動する設定になっている。
途中でドメイン名を尋ねてくるところで悩んだ…。デフォルトでは example.dom が書いてあるけど…。空欄にすると「ドメイン名を入れろ」と言ってくるので、example.dom のままにしておいた。
インストールはすんなり終了。HDDイメージから起動してくれた。
◎ 画面解像度を変更 :
画面解像度が狭い。変更したい。スタートボタン → コントロールセンター → セッション → 画面解像度の設定 (ARandR) を選択。
arandr を使って解像度を変更する。保存ボタンを押すとシェルスクリプト(.sh)として保存できる。今回は ~/.screenlayout/display.sh として保存してみた。中には、xrandr を使って解像度を変更する指定が書いてあった。
OS起動時に反映させる方法だけど、以下のやり取りが参考になった。
_setting up screen resolution SOLVED - antiX oldforums archive
IceWM の startup ファイルに記述すれば、IceWM が立ち上がっていく際に任意のプログラム/スクリプトを実行することができる。そこで画面解像度を変更するスクリプトを呼べばいい。スタートボタン → コントロールセンター → デスクトップ → IceWM設定の編集。Geany というエディタで設定関連ファイル群が開かれるので、startup というファイル (~/.icewm/startup) に以下を追記。
これで、OS起動時に画面解像度が変更された。こういう修正で合ってるのかどうかわからんけど…。
別の解像度にしたい時は、display.sh の中身を書き換えるか、arandr で保存し直せばいいのではないかな。たぶん。
arandr を使って解像度を変更する。保存ボタンを押すとシェルスクリプト(.sh)として保存できる。今回は ~/.screenlayout/display.sh として保存してみた。中には、xrandr を使って解像度を変更する指定が書いてあった。
OS起動時に反映させる方法だけど、以下のやり取りが参考になった。
_setting up screen resolution SOLVED - antiX oldforums archive
IceWM の startup ファイルに記述すれば、IceWM が立ち上がっていく際に任意のプログラム/スクリプトを実行することができる。そこで画面解像度を変更するスクリプトを呼べばいい。スタートボタン → コントロールセンター → デスクトップ → IceWM設定の編集。Geany というエディタで設定関連ファイル群が開かれるので、startup というファイル (~/.icewm/startup) に以下を追記。
/home/(USERNAME)/.screenlayout/display.sh
これで、OS起動時に画面解像度が変更された。こういう修正で合ってるのかどうかわからんけど…。
別の解像度にしたい時は、display.sh の中身を書き換えるか、arandr で保存し直せばいいのではないかな。たぶん。
◎ VMware関連のパッケージをインストール :
VMware上で動かしているので以下をインストール。
_VMWare: Copy and Paste from Host - antiX-forum
_特定の Linux ゲスト OS 上で、VMware Tools プロセス vmware-user が自動的に起動しない (1008071)
このままだとクリップボード共有が機能しない。スタートボタン → コントロールセンター → セッション → ユーザーのデスクトップセッション。startup (~/.desktop-session/startup) というファイルの内容が表示されるので、下のほうに一行を追加。
/usr/bin/vmware-user を実行しておくことで、ホストOSとゲストOSの間でクリップボード共有が使えるようになった。
sudo apt install open-vm-tools open-vm-tools-desktop
_VMWare: Copy and Paste from Host - antiX-forum
_特定の Linux ゲスト OS 上で、VMware Tools プロセス vmware-user が自動的に起動しない (1008071)
このままだとクリップボード共有が機能しない。スタートボタン → コントロールセンター → セッション → ユーザーのデスクトップセッション。startup (~/.desktop-session/startup) というファイルの内容が表示されるので、下のほうに一行を追加。
/usr/bin/vmware-user &
/usr/bin/vmware-user を実行しておくことで、ホストOSとゲストOSの間でクリップボード共有が使えるようになった。
◎ ホームディレクトリ内の日本語ディレクトリ名を英語に変更 :
sudo apt install xdg-user-dirs-gtk LANG=C xdg-user-dirs-gtk-updateログアウトして、再度ログイン。
◎ 起動時に NumLock をONにする :
numlockx をインストールして呼び出す。
IceWM の startup に追記。スタートボタン → コントロールセンター → デスクトップ → IceWM設定の編集 → startup (~/.icewm/startup)。
もしくは、デスクトップセッションに追記。スタートボタン → コントロールセンター → セッション → ユーザーのデスクトップセッション。startup (~/.desktop-session/startup) の下のほうに一行追加。
_antiX - 22 - 共通事項 - ツール・フォント
_起動時に Numlock を有効化 - ArchWiki
sudo apt install numlockx
IceWM の startup に追記。スタートボタン → コントロールセンター → デスクトップ → IceWM設定の編集 → startup (~/.icewm/startup)。
numlockxあるいは以下。
/usr/bin/numlockx on
もしくは、デスクトップセッションに追記。スタートボタン → コントロールセンター → セッション → ユーザーのデスクトップセッション。startup (~/.desktop-session/startup) の下のほうに一行追加。
/usr/bin/numlockx on &
_antiX - 22 - 共通事項 - ツール・フォント
_起動時に Numlock を有効化 - ArchWiki
◎ Conkyの設定を変更 :
antiX は、メモリ消費量その他の情報を、Conky という監視ツールを使って絶えず画面に表示している。ただ、日本語環境では文字化けしているので、使用フォントや日付表示を修正。
スタートボタン → コントロールセンター → デスクトップ → システムモニター(Conky)の編集。修正箇所は以前の日記を参考に。
_antiXを試用 - 2022/01/10
スタートボタン → コントロールセンター → デスクトップ → システムモニター(Conky)の編集。修正箇所は以前の日記を参考に。
_antiXを試用 - 2022/01/10
◎ ファイラー等のシングルクリックをダブルクリックにする :
ファイラー(ROX-Filer)がシングルクリックで動作するのが気になる。ダブルクリックにしたい。
_AntiX 17 入れてからやったこと(設定など) | はじめてのブログ - 楽天ブログ
_AntiX 17 入れてからやったこと(設定など) | はじめてのブログ - 楽天ブログ
- ROX-Filer を起動。
- ウインドウ内の何もないところで右クリック → オプション設定。
- ファイラーウインドウとピンボードで、「シングルクリックで開く」のチェックを外す。
◎ 壁紙画像の変更 :
スタートボタン → コントロールセンター → デスクトップ → 背景画像を選択。これで背景画像/壁紙画像を変更できる。
本来、IceWM なら、設定が書かれたテキストファイル、~/.icewm/preferences の内容を変更することで背景画像を変更できるらしい。
_ubulog: icewmの壁紙を変える
ただ、確認したところ、~/.icewm/preferences 内には DesktopBackgroundImage="" と記述されていた。画像のパスが指定されてない。コントロールセンター経由で設定した場合は、一体どこに情報が記録されているのやら。
もしかすると、~/.desktop-session/wallpaper-list.conf に記録されているのかな。rox-icewm=... の行で、指定した画像のパスが記述されているし…。
本来、IceWM なら、設定が書かれたテキストファイル、~/.icewm/preferences の内容を変更することで背景画像を変更できるらしい。
_ubulog: icewmの壁紙を変える
ただ、確認したところ、~/.icewm/preferences 内には DesktopBackgroundImage="" と記述されていた。画像のパスが指定されてない。コントロールセンター経由で設定した場合は、一体どこに情報が記録されているのやら。
もしかすると、~/.desktop-session/wallpaper-list.conf に記録されているのかな。rox-icewm=... の行で、指定した画像のパスが記述されているし…。
◎ 余談 :
試用してみた感想としては、圧倒的に軽いなと…。起動してデスクトップが表示された段階で、139MB しかメモリを使ってない。これなら、256MBしかメモリが載ってない古いPCでも使えそうな気がする。
もっとも、自分が持ってるサブPC群は、どれもメモリが1GB以上あるので、Debian、Ubuntu、Linux Mint 等が動いてしまう。antiX が活躍しそうな場面がない…。
もっとも、自分が持ってるサブPC群は、どれもメモリが1GB以上あるので、Debian、Ubuntu、Linux Mint 等が動いてしまう。antiX が活躍しそうな場面がない…。
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