2022/12/17(土) [n年前の日記]
#1 [cg_tools] Shade12を試用中その2
_昨日、
Shade 12 を使ってマグカップのモデリングを試していたのだけど、ポリゴンメッシュを使ってモデリングできそうなことが分かってきたのでそのあたりについてメモ。いやまあ、今後、新規に Shade を使う人はまず居ないだろうと思うのでアレなんだけど…。自分が持ってる Shade のバージョンもかなり古いし。でも、せっかく操作が分かったので一応…。
動作確認環境は、Windows10 x64 22H2 + Shade 12.1.0 Standard。
動作確認環境は、Windows10 x64 22H2 + Shade 12.1.0 Standard。
◎ ブール演算について。 :
マグカップの本体部分は、円柱と、繰り抜き用の少し小さい円柱を用意して、ブーリアン演算/ブール演算
*1
を使って作成してみたのだけど、演算結果の分割数が少なくてカクカクになってしまう問題に遭遇。
この問題は、最初に一般形状や自由曲面の円柱を生成するのではなく、ポリゴンメッシュの円柱を生成することで解決できそうだと分かった。ポリゴンメッシュの円柱を生成する際、分割数を「普通」から「細かい」に変更しておけばカクカクしていない円柱を作れるので、その円柱を使ってブール演算すればいい。
この問題は、最初に一般形状や自由曲面の円柱を生成するのではなく、ポリゴンメッシュの円柱を生成することで解決できそうだと分かった。ポリゴンメッシュの円柱を生成する際、分割数を「普通」から「細かい」に変更しておけばカクカクしていない円柱を作れるので、その円柱を使ってブール演算すればいい。
◎ ループカットについて。 :
ブール演算後の形状に対して、blender で言うところのループカットをしていきたい。形状編集モードにしてから、選択モードを「頂点」「稜線」「面」の中の「稜線」にすることで、編集 → メッシュ → その他 → 「稜線ループスライス」が使えるようになる。「頂点」選択モードや「面」選択モードでは、「稜線ループスライス」はグレーアウトした状態で使えない。
「稜線ループスライス」は、何も選択してない状態で、ループカットしたい辺(稜線)上で左クリックすると、その位置でループカットすることができる。いくつもループカットしたい場合は、毎回メニューを辿って操作していくのが面倒だけど…。一応、機能として持ってるだけでもマシだろうか。
「稜線ループスライス」は、何も選択してない状態で、ループカットしたい辺(稜線)上で左クリックすると、その位置でループカットすることができる。いくつもループカットしたい場合は、毎回メニューを辿って操作していくのが面倒だけど…。一応、機能として持ってるだけでもマシだろうか。
◎ ベベルについて。 :
「ベベル」機能は、「オフセット」「押し出し」「複製」「ベベル」「切り離し」の5種類の処理を内包してるので、どれかしらを選んでから使う。blender のベベル機能とは違うのでちょっとハマった。何故「押し出し」等もベベルに含めてしまったんだろう…。
◎ ブリッジについて。 :
取っ手部分は、上と下を繋げないといけないけれど、二つの面を選択した状態で「ブリッジ」を選んでも機能しなかった。
二つの面の間にある稜線を選択して、Deleteキーで消去して穴を開けて、穴を取り囲む稜線を Shift + クリックで選択してから「ブリッジ」を使ったところ機能してくれた。
二つの面の間にある稜線を選択して、Deleteキーで消去して穴を開けて、穴を取り囲む稜線を Shift + クリックで選択してから「ブリッジ」を使ったところ機能してくれた。
◎ 操作する様子をキャプチャしてみた。 :
せっかくだから、作業の様子をキャプチャしてアップロードしてみた。以下は、ポリゴンメッシュでマグカップを作ってみた例。
ちなみに、線形状で作っていく例は以下。
ポリゴンメッシュで作った場合は5分以上かかってるけど、線形状で作った場合は2分前後で作れている。
ちなみに、線形状で作っていく例は以下。
ポリゴンメッシュで作った場合は5分以上かかってるけど、線形状で作った場合は2分前後で作れている。
◎ 余談。 :
Shade でポリゴンメッシュを操作していると、どうもストレスがかかる…。頂点や辺を思ったように選択できない感じがして…。これが blender や XISMO なら、目的の頂点や辺をスンナリ選択できるのだけど。餅は餅屋というか、ポリゴンモデリングはポリゴンモデリング用のツールを使って作業したほうがいいということなのだろうか。
blenderの場合、マウスクリックした際に、マウスカーソル座標に一番近い頂点や辺が選択されるようだなと…。ざっくり操作してもそれらしく反応してくれる。Shade は、頂点や辺がアタリ範囲のようなものを持っていて、マウスカーソル座標がそことぶつかってないと反応しない感じがする。その代わり、どの頂点や辺が選択できそうかリアルタイムで表示してくれるけど、キッチリその位置に合わせないといけないあたりがツラいのかもしれない。
blenderの場合、マウスクリックした際に、マウスカーソル座標に一番近い頂点や辺が選択されるようだなと…。ざっくり操作してもそれらしく反応してくれる。Shade は、頂点や辺がアタリ範囲のようなものを持っていて、マウスカーソル座標がそことぶつかってないと反応しない感じがする。その代わり、どの頂点や辺が選択できそうかリアルタイムで表示してくれるけど、キッチリその位置に合わせないといけないあたりがツラいのかもしれない。
*1: 事前に何かのオブジェクトを選択しておいてから、ツールボックス → 編集 → 共通 → ブール演算。2つ目のオブジェクトを選択して、ブーリアン演算の処理を選んでから、「適用」をクリック。
[ ツッコむ ]
以上です。