2022/11/02(水) [n年前の日記]
#1 [tic80] TIC-80をUbuntu Linux 20.04 LTSでビルドできるか実験
_昨日、
TIC-80 1.0.2164 Pro版を Windows10 x64 21H2上でビルドできるか実験して上手く行ったけれど。Ubuntu Linux 20.04 LTS上でもビルドできるのかどうかが気になってきたので、試しに実験。
環境は、Ubuntu Linux 20.04 LTS 64bit。デスクトップ環境は、Xubuntu-desktop (xfce4)。Windows10 x64 21H2 + 仮想PC VMware Workstation 16 Player 16.2.4 build-20089737 上で動かしてる。
_nesbox/TIC-80: TIC-80 is a fantasy computer for making, playing and sharing tiny games.
上記ページの README.md で、Ubuntu Linux 18.04 LTS 上でビルドする手順が紹介されているので、参考にして作業していく。
環境は、Ubuntu Linux 20.04 LTS 64bit。デスクトップ環境は、Xubuntu-desktop (xfce4)。Windows10 x64 21H2 + 仮想PC VMware Workstation 16 Player 16.2.4 build-20089737 上で動かしてる。
_nesbox/TIC-80: TIC-80 is a fantasy computer for making, playing and sharing tiny games.
上記ページの README.md で、Ubuntu Linux 18.04 LTS 上でビルドする手順が紹介されているので、参考にして作業していく。
◎ 必要なパッケージをインストール。 :
まず、ビルドに必要なパッケージをインストール。
現状では、それぞれ以下のバージョンがインストールされた。
sudo apt install g++ git cmake ruby-full libglvnd-dev libglu1-mesa-dev freeglut3-dev libasound2-dev
現状では、それぞれ以下のバージョンがインストールされた。
$ g++ --version g++ (Ubuntu 9.4.0-1ubuntu1~20.04.1) 9.4.0 $ git version git version 2.25.1 $ cmake --version cmake version 3.16.3 $ ruby --version ruby 2.7.0p0 (2019-12-25 revision 647ee6f091) [x86_64-linux-gnu]
◎ TIC-80のソースを入手。 :
TIC-80のソースその他を git clone で入手。以下の例では、-b v1.0.2164 を指定して、Ver. 1.0.2164 をダウンロードしている。
git clone --recursive https://github.com/nesbox/TIC-80 -b v1.0.2164 cd TIC-80/build
◎ ビルド。 :
cmake で Makefile 等を作成。
make でビルド。
TIC-80/build/ 以下に、bin というディレクトリが作られて、その中に目的のファイル、tic80 という実行ファイルが作成された。
以下を打つと、システムにインストールされる。
以下の場所にファイルがコピーされた。
cmake .. -DBUILD_PRO=On-DBUILD_PRO=On を付加して、Pro版をビルドするように指定。「..」は一つ上のディレクトリを指定する記述なので、勝手に省略しないように…。
make でビルド。
make -j4「-j4」は並列で処理する数、らしい。CPUコア数 x 2 を指定するとイイ感じという話を見かけたけれど…。
TIC-80/build/ 以下に、bin というディレクトリが作られて、その中に目的のファイル、tic80 という実行ファイルが作成された。
以下を打つと、システムにインストールされる。
sudo make install
以下の場所にファイルがコピーされた。
/usr/local/bin/tic80 /usr/local/share/applications/tic80.desktop /usr/local/share/applications/tic80.xml /usr/local/share/icons/tic80.png
◎ 動作確認。 :
一般的な環境なら /usr/local/bin/ にパスが通ってるだろうから、端末上で tic80 と打ち込めば実行されるはず。
ウインドウが表示された。ウインドウタイトルには「TIC-80 tiny computer 1.0.2164 Pro (b09c50c)」と表示されている。Pro版として動いてるっぽい。
TIC-80のコンソール上で folder と打つと、TIC-80 のシステムディレクトリ(ユーザディレクトリ?)の場所が表示されて、かつ、その場所を開いた状態でファイラーが起動する。デフォルトでは以下がシステムディレクトリとして扱われているらしい。
save test.lua と打ってみて、test.lua が保存されることを確認。もし、Pro版ではなくて無料版が動いてたら、test.lua.tic というファイル名で保存されてしまうはず。
そんなわけで、Ubuntu Linux 20.04 LTS上でも TIC-80 1.0.2164 は簡単にビルドできることが分かった。
tic80
ウインドウが表示された。ウインドウタイトルには「TIC-80 tiny computer 1.0.2164 Pro (b09c50c)」と表示されている。Pro版として動いてるっぽい。
TIC-80のコンソール上で folder と打つと、TIC-80 のシステムディレクトリ(ユーザディレクトリ?)の場所が表示されて、かつ、その場所を開いた状態でファイラーが起動する。デフォルトでは以下がシステムディレクトリとして扱われているらしい。
/home/(USERNAME)/.local/share/com.nesbox.tic/TIC-80/
save test.lua と打ってみて、test.lua が保存されることを確認。もし、Pro版ではなくて無料版が動いてたら、test.lua.tic というファイル名で保存されてしまうはず。
そんなわけで、Ubuntu Linux 20.04 LTS上でも TIC-80 1.0.2164 は簡単にビルドできることが分かった。
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