2021/12/18(土) [n年前の日記]
#1 [cg_tools] trueSpace 7.61からYafaRayを使うことができた
Windows10 x64 21H2 + TrueSpace 7.61 で、一応 YafaRay を使ってレンダリングする設定ができたような気がするので、インストール手順をメモ。
_YafaRay for trueSpace7.61
結局、YafaRay4tS 最終版(現行版?) 0.9.9 + YafaRay 3.3.0 は動かせなかった。ただ、YafaRay4tS 0.8.0 + YafaRay 2.0.2 を試したら一応動いてくれた。
_YafaRay for trueSpace7.61
結局、YafaRay4tS 最終版(現行版?) 0.9.9 + YafaRay 3.3.0 は動かせなかった。ただ、YafaRay4tS 0.8.0 + YafaRay 2.0.2 を試したら一応動いてくれた。
◎ 必要なファイルを入手。 :
YafaRay4tS 0.8.0 (YafaRay4tSv080.zip) は以下から入手できる。
_YafaRay4tS version 0.8.0 - United3dArtists
また、YafaRay 2.0.2 は、以下から入手できる。
_Releases - DavidBluecame/Blender-Exporter
今回は、YafaRay-E.Experimental.v2.0.2.2016-01-26.build.for.Blender.2.76b.MinGW.Win7.Win8.1.Win10.64bit.zip を入手した。
_YafaRay4tS version 0.8.0 - United3dArtists
また、YafaRay 2.0.2 は、以下から入手できる。
_Releases - DavidBluecame/Blender-Exporter
今回は、YafaRay-E.Experimental.v2.0.2.2016-01-26.build.for.Blender.2.76b.MinGW.Win7.Win8.1.Win10.64bit.zip を入手した。
◎ ファイルを解凍して移動 :
まず、YafaRay 2.0.2 をインストール。zip を解凍すると blender 2.74 用のファイル群が得られるのだけど、おそらく必要なのは bin\ 以下の yafaray-xml.exe その他だと思われる。ただ、一応念のため、今回は C:\Prog\YafaRay_202\ というフォルダを作成して、その中に解凍したファイル群を全部コピーした。
本来は C:\Program Files\ や C:\Program Files (x86)\ 以下にコピーすべきかもしれないけれど、ファイルパスに空白が含まれていると問題が起きそうな気配があるわけで…。また、Windows7/8.1/10 は、Windows XP時代と違って、アプリが C:\Program Files\ 以下にファイル書き込みできないはずなので、そういう点でも問題が起きそうな気もする。そういった理由で、C:\Prog\YafaRay*\ にインストールしてみた次第。
次に、YafaRay4tS 0.8.0 (YafaRay4tSv080.zip) を解凍。trueSpace のインストールフォルダ、C:\trueSpace761\ 以下に、YafaRay4tSv080 というフォルダ名のままコピーした。
本来は C:\Program Files\ や C:\Program Files (x86)\ 以下にコピーすべきかもしれないけれど、ファイルパスに空白が含まれていると問題が起きそうな気配があるわけで…。また、Windows7/8.1/10 は、Windows XP時代と違って、アプリが C:\Program Files\ 以下にファイル書き込みできないはずなので、そういう点でも問題が起きそうな気もする。そういった理由で、C:\Prog\YafaRay*\ にインストールしてみた次第。
次に、YafaRay4tS 0.8.0 (YafaRay4tSv080.zip) を解凍。trueSpace のインストールフォルダ、C:\trueSpace761\ 以下に、YafaRay4tSv080 というフォルダ名のままコピーした。
◎ trueSpace上からインストール。 :
trueSpace 7.61 を起動。YafaRay4tS は Workspaceモードでしか動かないとのことなので、画面左上のタブをクリックして Workspaceモードに切替。
画面右上の、File → Load を選択。
先ほどコピーした YafaRay4tSv080 フォルダ内の、YafaRay4tS_Installer.RsObj を開く。
ウインドウが表示されて、Install, Uninstallボタン等が表示される。
Installボタンをクリック。これで YafaRay4tS がインストールされた…らしい。Workspaceモードのウインドウ内の下のほうに、YafaRay用のツールバーが表示される。
画面右上の、File → Load を選択。
先ほどコピーした YafaRay4tSv080 フォルダ内の、YafaRay4tS_Installer.RsObj を開く。
ウインドウが表示されて、Install, Uninstallボタン等が表示される。
Installボタンをクリック。これで YafaRay4tS がインストールされた…らしい。Workspaceモードのウインドウ内の下のほうに、YafaRay用のツールバーが表示される。
◎ 設定作業。 :
インストールができると、画面右側の Panel の中に、YafaRay (yafaray-xml.exe) の場所等を設定できる画面(?)が表示される。あるいは、YafaRay用ツールバーの、YafaRay のアイコンを右クリックしても、同じ設定画面(?)が表示される。
設定項目は以下。
一通り設定したら、Save Settings ボタンをクリックして、設定を保存する。
ただ、これだけでは設定は終わらないようで…。
YafaRay 2.0.2 (yafaray-xml.exe) がレンダリングをする際、どうやらレジストリを読みにいって、フォルダパスを取得してから処理をするらしい。レジストリが設定されてない状態で実行するとエラーが出る。つまり今回、レジストリの設定もしておかないといけない。
おそらく YafaRay 2.0.2 の頃にはそういう仕様だったのだろう…。3.x.x の利用時は、そういった設定作業をした記憶が無いので、今現在は違う仕様なのかもしれない。
ということで、レジストリの設定をする。設定画面の上のほうの、「Setup YafaRay in Registry」というボタンをクリック。フォルダが開いて、中に yafaray.reg というファイルが入っている。これがレジストリ設定のためのファイル。
右クリックして「編集」を選べば、メモ帳で開かれて中身が確認できる。今回は以下のような記述がされていた。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\YafaRay Team\YafaRay という場所に、InstallDir と BlenderExporterPath という項目を追加する記述なのだろう。
yafaray.reg を右クリックして「結合」を選択。これでレジストリに設定が書き込まれる。もし不安なら、regdit.exe を起動して該当項目が追加されているか確認すればいい。
設定項目は以下。
- YafaRay Install Path : yafaray-xml.exe の場所を指定する。ボタンを押せばファイル選択ダイアログが開く。
- Blender Plugin Path: 本来は Blender Plugin の場所を指定するのかもしれないけれど…。とりあえず C:\Temp\ がデフォルトで入ってる。今回は、D:\Temp\ にしてみた。
- 64Bit YafaRay : 64bit版の YafaRay を使うならチェックを入れるのだろう。たぶん。今回は 64bit版を使うのでチェックを入れた。
- Use Custom temporary directory : 作業用ディレクトリを指定。デフォルトは C:\Temp\ だが、今回は D:\Temp\ にした。
- Use Custom XML export file : レンダリングするたびに YafaRay に読ませる xml を指定。デフォルトは C:\Temp\CustomTemp.xml だが、今回は D:\Temp\CustomTemp.xml にした。
- Leave console open after render : レンダリング計算後もコンソール(DOS窓)を表示し続けるかどうか。YafaRay の計算時にエラーメッセージが出ている場合もありそうなので、チェックを入れておいた。
- Use External Viewer : 外部ビューアを使う時はチェックを入れるのだろう…。たぶん。下のほうで、C:\trueSpace761\YafaRay4tSv080\TGA_Viewer.exe を指定しておいた。
一通り設定したら、Save Settings ボタンをクリックして、設定を保存する。
ただ、これだけでは設定は終わらないようで…。
YafaRay 2.0.2 (yafaray-xml.exe) がレンダリングをする際、どうやらレジストリを読みにいって、フォルダパスを取得してから処理をするらしい。レジストリが設定されてない状態で実行するとエラーが出る。つまり今回、レジストリの設定もしておかないといけない。
おそらく YafaRay 2.0.2 の頃にはそういう仕様だったのだろう…。3.x.x の利用時は、そういった設定作業をした記憶が無いので、今現在は違う仕様なのかもしれない。
ということで、レジストリの設定をする。設定画面の上のほうの、「Setup YafaRay in Registry」というボタンをクリック。フォルダが開いて、中に yafaray.reg というファイルが入っている。これがレジストリ設定のためのファイル。
右クリックして「編集」を選べば、メモ帳で開かれて中身が確認できる。今回は以下のような記述がされていた。
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\YafaRay Team] [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\YafaRay Team\YafaRay] "InstallDir"="C:\\Prog\\YafaRay_202\\bin" "BlenderExporterPath"="D:\\Temp\\"
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\YafaRay Team\YafaRay という場所に、InstallDir と BlenderExporterPath という項目を追加する記述なのだろう。
yafaray.reg を右クリックして「結合」を選択。これでレジストリに設定が書き込まれる。もし不安なら、regdit.exe を起動して該当項目が追加されているか確認すればいい。
◎ レンダリング。 :
実際にレンダリングをしてみる。trueSpace 7.61 の Workspaceモード上で、何か適当なオブジェクトをウインドウ内に置いて、かつ、YafaRay用ツールバーからライトの類を選択して追加する。
YafaRayのアイコンを左ボタンでクリック。画面右側の Panel に、レンダリング時の各種設定が表示される。
ちょっと注意点。一番下の Output Render File が、デフォルトでは C:\Temp\yaf_test.tga になっているのだけど…。自分の場合、作業フォルダを C:\Temp\ から D:\Temp\ にしてしまったので、この出力レンダーファイルも D:\Temp\yaf_test.tga に変更しておく必要があった。一致させておかないと、出力ファイルが見当たらない、といったエラーが出てしまった。
一番下の Render ボタンをクリックすると、DOS窓が開いて、yafaray-xml.exe がレンダリング計算をしてくれる。計算が終わると、YafaRay の設定時に指定した TGA_Viewer.exe が起動して、出力結果を表示してくれる。
ということで、YafaRay4tS 0.8.0 という、少し前のバージョンではあるけれど、一応、trueSpace 7.61 上で YafaRay 2.0.2 を使ってレンダリングすることができた。
YafaRayのアイコンを左ボタンでクリック。画面右側の Panel に、レンダリング時の各種設定が表示される。
ちょっと注意点。一番下の Output Render File が、デフォルトでは C:\Temp\yaf_test.tga になっているのだけど…。自分の場合、作業フォルダを C:\Temp\ から D:\Temp\ にしてしまったので、この出力レンダーファイルも D:\Temp\yaf_test.tga に変更しておく必要があった。一致させておかないと、出力ファイルが見当たらない、といったエラーが出てしまった。
一番下の Render ボタンをクリックすると、DOS窓が開いて、yafaray-xml.exe がレンダリング計算をしてくれる。計算が終わると、YafaRay の設定時に指定した TGA_Viewer.exe が起動して、出力結果を表示してくれる。
ということで、YafaRay4tS 0.8.0 という、少し前のバージョンではあるけれど、一応、trueSpace 7.61 上で YafaRay 2.0.2 を使ってレンダリングすることができた。
◎ ライブラリを追加。 :
尚、trueSpace の画面右下の Library browser というアイコンをクリックするとライブラリ一覧が表示されて、その中で YafaRay 関連のライブラリが選べる模様。ダブルクリックすると、画面右側の Library に、YafaRay関連のライブラリがそれぞれ追加される。
◎ 余談。 :
一応これで、trueSpace から YafaRay を使えるようになったけれど…。
まあ、どうしても YafaRay を使いたいなら、blender 2.79b + YafaRay を利用したほうがいいよな…。たぶん。
- Workspaceモードでプリミティブを追加する方法が分からない。
- YafaRay用のマテリアル設定の仕方が分からない。
まあ、どうしても YafaRay を使いたいなら、blender 2.79b + YafaRay を利用したほうがいいよな…。たぶん。
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以上です。