2017/10/02(月) [n年前の日記]
#1 [pc] DCプラグを探していたり
ここ数日、Rock64というワンボードPCが気になっていて。5V/3Aの電源を必要とするらしいけど、電源コネクタがちょっと特殊で。Raspberry Piのように microUSBで給電するのではなく、内径1.35mm/外径3.5mmのDCプラグが刺さるコネクタ経由で給電するらしい。
そんなDCプラグ、あるのかね…。ということで、仮に Rock64を入手した場合、どうやって給電すればいいのか、てなあたりで悩んでしまって、色々ググっている状態。
案としてはいくつか思いつくけど…。
そんなDCプラグ、あるのかね…。ということで、仮に Rock64を入手した場合、どうやって給電すればいいのか、てなあたりで悩んでしまって、色々ググっている状態。
案としてはいくつか思いつくけど…。
◎ A案。ACアダプタを探す。 :
内径1.35/外径3.5mmのDCプラグを使った5V/3AのACアダプタをなんとか探し出して、どうにかして入手する。
一応、そういう製品は存在するらしい。Amazonでも見かけた。が、Amazonで見かけた製品は、内径1.35/外径3.5mmと称して販売されてるけど、購入した人のレビューによると実際は内径1.2mmで刺さらねえ(ので自分で加工が必要)、てな話も。これはちょっと博打だな…。
一応、そういう製品は存在するらしい。Amazonでも見かけた。が、Amazonで見かけた製品は、内径1.35/外径3.5mmと称して販売されてるけど、購入した人のレビューによると実際は内径1.2mmで刺さらねえ(ので自分で加工が必要)、てな話も。これはちょっと博打だな…。
◎ B案。変換コネクタを探す。 :
内径2.1/外径5.5mmのよくあるタイプのDCプラグを使った5V/3AのACアダプタを入手しつつ、かつ、内径1.35/外径3.5mmに変換するコネクタも入手してどうにかする。
内径2.1/外径5.5mmで5V/3AのACアダプタならなら、 _秋月電子 で色々売ってる。後は変換コネクタだけど…。一応、楽天で売られてるのは見かけた。まあ、本当に刺さるのか、やっぱり博打だけど。
もし、問題があるとすれば、変換コネクタを経由することで抵抗値が増えて、そこで発熱したり、電流が減少する可能性があるかもなと。Raspberry Pi3 が発売された頃も、ケーブルによっては抵抗値が大きくて十分な電流が流せず、不安定な動作になりやすい、という話があったわけで。
内径2.1/外径5.5mmで5V/3AのACアダプタならなら、 _秋月電子 で色々売ってる。後は変換コネクタだけど…。一応、楽天で売られてるのは見かけた。まあ、本当に刺さるのか、やっぱり博打だけど。
もし、問題があるとすれば、変換コネクタを経由することで抵抗値が増えて、そこで発熱したり、電流が減少する可能性があるかもなと。Raspberry Pi3 が発売された頃も、ケーブルによっては抵抗値が大きくて十分な電流が流せず、不安定な動作になりやすい、という話があったわけで。
◎ C案。USB変換ケーブルを探す。 :
USBタイプAオスから内径1.35/外径3.5mmのDCプラグに変換するケーブルを探して入手して、USB出力のACアダプタに差してどうにかする。
Rock64を購入するような人なら、おそらくRaspberry Pi3 も持っているだろう。ということは、5V/3AをUSBで出力するACアダプタを持っていてもおかしくない。ACアダプタはソレを流用する。後は、変換ケーブルを入手すればいい。一応、Amazon や _aitendo で、そういう変換ケーブルは見かけた。
問題は、ケーブルの線の太さ。一般的なUSBケーブルは、AWG28相当の太さの線を使ってるらしいので、3Aもの電流を流せない。
_AWG 導線のサイズと許容電流について - バッテリースペース
上記ページの一覧によると、 AWG28 は1.7Aまで。もちろん、USB2.0の規格では、流せる電流は最大500mA(0.5A)ということになってるので、USB2.0の規格に従った使い方をするのであれば、AWG28で何ら問題は無い。しかし Rock64の給電時は最大3A流れるので、3.5Aまで流せるAWG24、7Aまで流せるAWG22等を使ったケーブルじゃないと…。
でもまあ、一応、AWG24 を使ってると称してる変換ケーブルも、Amazonや楽天で見かけたことは見かけた。
ソレとは別に。手持ちの、Raspberry Pi用のUSB出力ACアダプタを眺めてみたら、5V/2A と 5V/2.5A だった。3AのACアダプタ、持ってないや…。つまり、自分の場合、変換ケーブルだけではなく、ACアダプタも探して買わないといけないことに。
Rock64を購入するような人なら、おそらくRaspberry Pi3 も持っているだろう。ということは、5V/3AをUSBで出力するACアダプタを持っていてもおかしくない。ACアダプタはソレを流用する。後は、変換ケーブルを入手すればいい。一応、Amazon や _aitendo で、そういう変換ケーブルは見かけた。
問題は、ケーブルの線の太さ。一般的なUSBケーブルは、AWG28相当の太さの線を使ってるらしいので、3Aもの電流を流せない。
_AWG 導線のサイズと許容電流について - バッテリースペース
上記ページの一覧によると、 AWG28 は1.7Aまで。もちろん、USB2.0の規格では、流せる電流は最大500mA(0.5A)ということになってるので、USB2.0の規格に従った使い方をするのであれば、AWG28で何ら問題は無い。しかし Rock64の給電時は最大3A流れるので、3.5Aまで流せるAWG24、7Aまで流せるAWG22等を使ったケーブルじゃないと…。
でもまあ、一応、AWG24 を使ってると称してる変換ケーブルも、Amazonや楽天で見かけたことは見かけた。
ソレとは別に。手持ちの、Raspberry Pi用のUSB出力ACアダプタを眺めてみたら、5V/2A と 5V/2.5A だった。3AのACアダプタ、持ってないや…。つまり、自分の場合、変換ケーブルだけではなく、ACアダプタも探して買わないといけないことに。
◎ D案。GPIOから給電。 :
Rock64のGPIOの+5VとGNDに線を繋いでそこから給電する。
例えば、 _秋月電子で紹介されてる給電方法 では、Raspberry Pi用のユニバーサル基板を利用して、Rock64のGPIOの+5VとGNDに給電してどうにかしているように見える。
その方法でも給電できるのであれば…。ブレッドボードに差せる、 _電源用microUSBコネクタDIP化キット を入手して…。ACアダプタ → ブレッドボード上のmicroUSBコネクタ → コード → _QIコネクタ → GPIO、でも給電できるのではあるまいか。
問題は、やはりコードの太さ。AWG24 か AWG22が必要だろうなと。幸い、QIコネクタの端子は、前述のページによると最大3Aとなっているので、そこはクリアできそう。それに、Raspberry PiのGPIOを使って遊んでる人なら、QIコネクタ相当もブレッドボードも持ってるだろう。流用できるものが多いから、おそらくコスト的には一番安く済みそう。
例えば、 _秋月電子で紹介されてる給電方法 では、Raspberry Pi用のユニバーサル基板を利用して、Rock64のGPIOの+5VとGNDに給電してどうにかしているように見える。
その方法でも給電できるのであれば…。ブレッドボードに差せる、 _電源用microUSBコネクタDIP化キット を入手して…。ACアダプタ → ブレッドボード上のmicroUSBコネクタ → コード → _QIコネクタ → GPIO、でも給電できるのではあるまいか。
問題は、やはりコードの太さ。AWG24 か AWG22が必要だろうなと。幸い、QIコネクタの端子は、前述のページによると最大3Aとなっているので、そこはクリアできそう。それに、Raspberry PiのGPIOを使って遊んでる人なら、QIコネクタ相当もブレッドボードも持ってるだろう。流用できるものが多いから、おそらくコスト的には一番安く済みそう。
◎ E案。好きなコネクタをはんだ付け。 :
Rock64のDCジャックを外して、好きなコネクタをつける。
_ROCK64 is a Rockchip RK3328 Development Board with Up to 4GB RAM, 4K HDR, Gigabit Ethernet, and USB 3.0 を眺めると、DCジャックは3本の金属端子ではんだ付けされてるように見える。コレを外すなり、別の端子をつけるなりすればいいんじゃないかな…。電子工作的には、部品を外したりはんだ付けしたり、ってのが真っ先に思いつく策、だろうし…。ボールは友達、じゃなくて、はんだごては友達。
_ROCK64 is a Rockchip RK3328 Development Board with Up to 4GB RAM, 4K HDR, Gigabit Ethernet, and USB 3.0 を眺めると、DCジャックは3本の金属端子ではんだ付けされてるように見える。コレを外すなり、別の端子をつけるなりすればいいんじゃないかな…。電子工作的には、部品を外したりはんだ付けしたり、ってのが真っ先に思いつく策、だろうし…。ボールは友達、じゃなくて、はんだごては友達。
◎ F案。Raspberry Pi3をもう一台買う。 :
そもそも Raspberry Pi3だったらこんなにグダグダと悩むずに済むわけで。
- どうせどっちも似たような大きさだし。
- ソフトウェア面は Raspberry Pi3 のほうが安心だし。
- Raspberry Pi3ならWiFiだってついてるし。
- Rock64が激安ならともかく、現状では値段も似たようなもんだし。
◎ F案。Tinker Boardを買う。 :
どうして Raspberry Pi3 ではなく Rock64 が欲しくなるかと言えば、Raspberry Pi3よりも、ちょっぴり性能が良さそうに見えるから、だろうと。
だったら…。とにかく性能が高くて、小さいワンボードPCが欲しいなら、ASUS が出してる Tinker Board を選んだほうがいいのではないか。
_Raspberry Pi3と同サイズで性能2倍のASUS製「Tinker Board」が国内発売 - PC Watch
いやまあ、Rock64 は USB3.0コネクタを積んでるけど、Tinker Board はUSB2.0止まり、という違いもあるけれど。
だったら…。とにかく性能が高くて、小さいワンボードPCが欲しいなら、ASUS が出してる Tinker Board を選んだほうがいいのではないか。
_Raspberry Pi3と同サイズで性能2倍のASUS製「Tinker Board」が国内発売 - PC Watch
- 他のワンボードPCと違って、ちゃんと公式OSが今のところ更新されてるらしいし。
- ケースだって売ってるし。Rock64はケース売ってないから自分で作るしかないよ?
- 電源コネクタは、micoroUSBだし、Tinker Board用のACアダプタも売ってるし。
- 何より、このあたりの製品群の中では一番高速だろう…。
いやまあ、Rock64 は USB3.0コネクタを積んでるけど、Tinker Board はUSB2.0止まり、という違いもあるけれど。
◎ 5V/2Aでも十分かもしれない。 :
_ROCK64 Main Page - PINE64
には、5V/3Aが必要と書いてはあるものの、「USB3.0を使わないなら2Aでも動くよ」と書いてある。ように見える。
3A流せないとダメなのかと思い込んでたけど、そういうわけでもないみたいだな…。
Input Power: +5V @3A with 3.5mm/1.35mm Type H Barrel type DC connector (@2A still work if no heavy loading on USB 3.0 port)
3A流せないとダメなのかと思い込んでたけど、そういうわけでもないみたいだな…。
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以上です。