mieki256's diary



2017/09/11(月) [n年前の日記]

#3 [anime][neta] お祭りについて妄想

バカ妄想をメモ。

数日前に、「美少女アニメキャラの顔にしわを描けるようになったのは押井監督のおかげ」「そんな偉業を成した押井監督のお墓を皆でお参りすべき」てな妄想をメモしたのだけど。考えてみたら御存命中に崇め奉っても全然いいのだよなあ、と気が付いて。

例えば…。毎年毎年、劇場版パト1の公開日になると、押井監督が真っ白な着物を着せられて皆の前に現れて。お参りに来たアニメ業界人が、一人一人、筆と墨で、監督の顔に、しわを一本ずつ描き加えていく。

なんとなく雰囲気的に108本ぐらい描き加えて監督の顔が真っ黒になったあたりで、監督は神輿に乗せられて。業界人が神輿を担いで、IGのスタジオがある街の中をぐるぐると練り歩く。

ただ歩いてるのではちょっと雰囲気が出ないので、ここはやはり川井憲次氏にソレっぽい曲を作ってもらって、攻殻機動隊で流れた民謡っぽい謎合掌を皆でしながらウロウロしつつ、私達は押井監督をこの通り心の底から賞賛していますよ、と示す。

てな感じの祭りを企画する。とか。

しかし当然ながら押井監督は絶対嫌がるはず。「冗談じゃないよ」「バッカじゃないの」と言い出しそう。これは困った。神様が出てこないのでは祭りにならない。皆で監督を取り押さえて無理矢理実行するのもアリかもしれないけど、それはそれで後が怖い。特に作画スタッフがガクブル。次回作で何を要求されるか想像するだに恐ろしい。というか、荒縄でグルグル巻きにされた押井監督が集団に担ぎ上げられて街を練り歩いてるの図は、もはや祭りじゃなくて違う何かとしか思えない。ビジュアル的によろしくない。映像制作に携わる者達の振る舞いとしてはいかがなものか。たとえそこに監督を褒め称えたい気持ちが溢れていたとしてもビジュアルって重要。

誰かが言い出す。「犬でいいんじゃねえか」。押井監督と言えば犬だし、犬と言えば押井監督なのだから、犬を神輿に乗せて練り歩くということは押井監督を神輿に乗せて練り歩いてるのと同義である、と…。その発言に、その場に居た全員が、「なるほど。それは名案」「実に筋が通っている」と大賛同。

かくして、犬を神様 ―― オシイ様に見立てて祭りを開く展開に。

だが、犬の顔にしわを描こうとしても、もちろん犬は暴れるわけで。更に、犬は毛だらけだから、どれがしわで、どれが毛だか分からない。どうにか神輿に乗せてみたら恐怖に震えておしっこジャー。しかも、その様子を傍から見ていた押井監督が「オイ! 俺を虐待するのはやめろ!」と怒り出してしまうしで、計画は頓挫しかける…。

もう面倒臭いからぬいぐるみや木彫りの像でいいよ、という話になって…。ツルツルな表面の犬の木像をアレしてソレをする、なんだか妥協しまくりなお祭りに。

しかしそんな経緯で始まった祭りも、数十年、数百年と続けるとなんとなく箔が付いてくるもので。未来の日本では、これは犬ですと言われたらどうにか犬に見えなくもないようなそんな気分にもなってくる、人だか犬だか判別が難しい不思議な謎生物の像が、近隣住民から「オシイ様」と呼ばれて親しまれつつ、祭りの日になると担ぎ出されて墨で真っ黒にされるという光景が…。

ちょっとSFっぽい気がする。でもないか。

他の事例で妄想。 :

てな感じのバカ妄想をしてしまったけど、コレの宮崎駿監督版や、富野監督版を妄想してみたら、どうなるんだろうと…。

まあ、富野監督はイデオン祭りの前科、もとい、実績があるから、内容次第ではビッグな態度を見せてくれそうなイメージが。ていうかガンダム関係のイベントでも顔を出してくれて、集まった人達が「富野監督キター」って喜んでるから、別にわざわざ今から奇祭を企画せんでも、てな気もする。

が、宮崎駿監督は…嫌がりそうだなあ…。絶対怒るだろう…。

でも女性スタッフが、「最近小さい子供さんでも楽しめる、昔ながらの日本らしい祭りってあまりないんですよね」などとつぶやくと、無言でしばらく考えた後、「…やってみるか」と言い出したりしそうな、そんな勝手なイメージも。「せっかくだからこういう祭りはどうか」「チビ達も喜ぶんじゃないか」とエンジンさえかかれば次々に面白いアイデアが。

かくして、スタジオジブリがあったあの辺に、慈奉里(じぶり)祭りなる、小さな小さなお祭りがひっそり定着するという…。当然その頃にはスタジオジブリは無くなってるのだけど、お祭りの名前として、「ジブリ」という名前がずっとその地域に残り続ける、みたいな。

ちょっとSFっぽい。ような気が。すこしファンタジー。

現存する祭りってスゴイ。 :

てな感じの妄想をしていくと、今現在日本の各地に残ってる奇祭の類って、どういう経緯で始まったんだろう、ここまで継続させるのは大変だったんだろうなあ、消えていったお祭りも結構あるんだろうなあ、などと思いを馳せてしまったりもするわけで。いやー、アレとかソレとか、よくまあ残せたもんだよなあ…。当時の人達はどんだけエネルギッシュだったんだろう。みたいな。

まあ、昔は、ハレとケの比率が違ったからそこまでやれたのかも。今はもう、例えばTVをつけたらハレしか目に飛び込んでこないし。感覚的に違ってくるところもあるだろうな…。

てな感じの妄想をしてしまったのでなんとなくメモ。

以上です。

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