2016/04/30(土) [n年前の日記]
#1 [anime] 「風立ちぬ」を視聴
随分前にTV放送された版を録画したまま見てなかったのだけど、ようやく視聴。
コレ、いつ放送されたんだっけ…。ググってみたら2015/02/20に放送されたらしい。1年以上見ないままHDDレコーダに入れっぱなしだったのか…。これでようやく消せる…。
とにかく凄い映像だなと。今までの作品群の技術的な集大成になっていた印象。監督の長編引退作として扱うに相応しい作品なのではと思えたり。いや、まだまだ今後も長編を作るのかもしれないけど。短編を作ってたつもりがどんどん長くなって、という展開を期待しているのですが…。
飛行機のSEを人の声で表現したのは、何故なんだろう…。夢のシーンは音声SEで、現実のシーンはリアルなSEで、てなことにしておけばまだ分かりやすかったのだろうけど。もしかすると主人公にとっては、飛行機が動くシーンが全部夢の世界のようなもの、みたいなルールでもあるのだろうか。そういえば、地震のシーンも音声SEだったし…。主人公の主観が入るシーンは音声SE、なのかな。
常時、キャラがプルプルと小さく動いていた点が気になった。別に止めるところは止めておいても良さそうな…。生きてる人間はじっとしてないから常時小さく動いてるほうがリアルなんだ、みたいな考えで動かしてたのだろうか。苦労の割に得られる効果が少ないのではと思ったりもするのだけど、何を狙って入れてたんだろう…。
個人的に、CGの使い方が気になって気になって。黒煙がモクモクしてるところはモーフィングなのだろうか、とか、草原をパースをつけて動かしてる時にちゃんと草が立ってるように見えるけどどうやって処理したんだろう、とか…。自分のような素人には仕組みすら予想できないカットがちらほらあって、そのあたりも興味深かったりして。
公開当時、監督とどなたかの対談映像の中で、「零戦のラインを手描きで再現するのがとにかく難しい」みたいなことを言っていた記憶があって。その時は、「そんなに面倒なら3DCG使えばええやん。正確な形を描いてくれまっせ」と安易に思ったのだけど。本編映像を見てみたら、「これはちょっと3DCGでは難しいかも」と思えたり。線を省略してシルエットだけで見せるとか、わざと形状を歪ませる等、手描きならではのデフォルメを活用してるカットが多かった気がしたり。3DCGでは、正確、かつ、緻密過ぎるんだろうな…。
そういえば、煙草の使い方がなんだか面白かった。喫煙を通じて見知らぬ人と会話できてしまう効能とか。呼吸器系の病気を持つ妻の前で、一応気を使う素振りは見せながらも、結局は自分の欲求を優先して煙草を吸ってしまう男の身勝手さ・救いようの無さとか。こういう使い道もあるんだなあ、などと実に素人っぽい感想を。
群衆がわらわらと動くシーンがなんだか気になったり。今時は3DCGを使って群衆を表現することも多いのだけど、どうもセルルックの3DCGによるモブの動きは何かが不自然で。この作品の群衆シーンをじっくり観察すれば、どうすれば不自然さを感じない映像になるのか、糸口が見えてきそうな気もしたり。
自分の場合、見方が何かずれてる気がするけど。何にせよ、面白かったです。よくまあ、こんなアニメを作ったなあ…。
コレ、いつ放送されたんだっけ…。ググってみたら2015/02/20に放送されたらしい。1年以上見ないままHDDレコーダに入れっぱなしだったのか…。これでようやく消せる…。
とにかく凄い映像だなと。今までの作品群の技術的な集大成になっていた印象。監督の長編引退作として扱うに相応しい作品なのではと思えたり。いや、まだまだ今後も長編を作るのかもしれないけど。短編を作ってたつもりがどんどん長くなって、という展開を期待しているのですが…。
飛行機のSEを人の声で表現したのは、何故なんだろう…。夢のシーンは音声SEで、現実のシーンはリアルなSEで、てなことにしておけばまだ分かりやすかったのだろうけど。もしかすると主人公にとっては、飛行機が動くシーンが全部夢の世界のようなもの、みたいなルールでもあるのだろうか。そういえば、地震のシーンも音声SEだったし…。主人公の主観が入るシーンは音声SE、なのかな。
常時、キャラがプルプルと小さく動いていた点が気になった。別に止めるところは止めておいても良さそうな…。生きてる人間はじっとしてないから常時小さく動いてるほうがリアルなんだ、みたいな考えで動かしてたのだろうか。苦労の割に得られる効果が少ないのではと思ったりもするのだけど、何を狙って入れてたんだろう…。
個人的に、CGの使い方が気になって気になって。黒煙がモクモクしてるところはモーフィングなのだろうか、とか、草原をパースをつけて動かしてる時にちゃんと草が立ってるように見えるけどどうやって処理したんだろう、とか…。自分のような素人には仕組みすら予想できないカットがちらほらあって、そのあたりも興味深かったりして。
公開当時、監督とどなたかの対談映像の中で、「零戦のラインを手描きで再現するのがとにかく難しい」みたいなことを言っていた記憶があって。その時は、「そんなに面倒なら3DCG使えばええやん。正確な形を描いてくれまっせ」と安易に思ったのだけど。本編映像を見てみたら、「これはちょっと3DCGでは難しいかも」と思えたり。線を省略してシルエットだけで見せるとか、わざと形状を歪ませる等、手描きならではのデフォルメを活用してるカットが多かった気がしたり。3DCGでは、正確、かつ、緻密過ぎるんだろうな…。
そういえば、煙草の使い方がなんだか面白かった。喫煙を通じて見知らぬ人と会話できてしまう効能とか。呼吸器系の病気を持つ妻の前で、一応気を使う素振りは見せながらも、結局は自分の欲求を優先して煙草を吸ってしまう男の身勝手さ・救いようの無さとか。こういう使い道もあるんだなあ、などと実に素人っぽい感想を。
群衆がわらわらと動くシーンがなんだか気になったり。今時は3DCGを使って群衆を表現することも多いのだけど、どうもセルルックの3DCGによるモブの動きは何かが不自然で。この作品の群衆シーンをじっくり観察すれば、どうすれば不自然さを感じない映像になるのか、糸口が見えてきそうな気もしたり。
自分の場合、見方が何かずれてる気がするけど。何にせよ、面白かったです。よくまあ、こんなアニメを作ったなあ…。
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以上です。