2016/03/10(木) [n年前の日記]
#3 [anime][neta] 周りから言われたぐらいで好きだった作品を好きじゃなくなったりするものだろうか
たまたま、一部で話題になってたらしい数ページの漫画を目にしたのですが。
_もし好きな作品を批判されたら? 「私が大好きなアニメを見れなくなった理由」がネットで大反響 - ねとらぼ
読んだ後、首を傾げてしまって。周りがボロクソに叩いたことで好きだった作品が好きじゃなくなる、なんてことはあるのかなと。
だって、そんなこと言ったら…。
などと思ったのだけど、そういや似たようなことが自分の身にもあったような気がしてきたり。たしかアレは…。
_もし好きな作品を批判されたら? 「私が大好きなアニメを見れなくなった理由」がネットで大反響 - ねとらぼ
読んだ後、首を傾げてしまって。周りがボロクソに叩いたことで好きだった作品が好きじゃなくなる、なんてことはあるのかなと。
だって、そんなこと言ったら…。
- 邦画界からあんだけボロクソに叩かれまくった「CASSHERN」を、未だにお気に入り映画としてカウントしちゃってる自分は一体どうしたら…。
- 興行収入が全然アレなことになった「ガンヘッド」が未だに好きな自分は一体どうしたら…。
- 平成ライダーファンからボロクソに言われた「仮面ライダー剣」の最終回の設定が大好きな自分は一体どうしたら…。
などと思ったのだけど、そういや似たようなことが自分の身にもあったような気がしてきたり。たしかアレは…。
◎ 自分語り。 :
小学一年の冬。登下校時に耳が寒いだろうと、親が、耳当て付きの帽子を買ってくれたのですよ。零戦のパイロットが被ってそうな、あるいは山に入るマタギの人が被ってそうな、質実剛健っぽいデザインの帽子で。
こりゃ暖かいと喜んで登校したのだけど。下校時にイベント発生。上級生の集団から、「アイツ、変な帽子被ってる!」「カッコワリー!」と囃し立てられちゃって。
自分は子供だったから、悔しいやら悲しいやらよくわからない感情が押し寄せてきて、その場に帽子を叩き捨てて、泣きながら家に帰ったのです。
親にしてみれば「アレ? なんだ?」ですよ。子供が泣いてて、しかも朝には被ってたはずの帽子を被ってない。
親から詰め寄られて、理由を話して、親と一緒に小学校まで歩いていって、帽子を回収しに行ったのですが。帽子はもう、泥まみれ。その、ボロボロになった帽子を拾う親の姿を目にして、なんだかとっても申し訳ない気持ちになって、そこでまた泣き始めて。
てなわけで、つまりはソレに近いことが起きた、みたいな話なんだろうなと。
ただ、自分の場合、ソレって小学一年の時の話ですからねえ…。子供さんなら、そういう反応も分かるけど…。
ちなみに。それから数年後、ヘッドフォンっぽい形をした耳当てが小学生の間で流行しまして。
猫も杓子もソレを使ってる光景を目にして、子供心に「テメエラ、ふざけんな!」って気分でした。あの時、俺の耳当て付き帽子を馬鹿にしてた連中が、なんでニコニコして耳当てしてやがるんだと。馬鹿にしたからには、「耳当てなんかダッセー」とか言って意地でもつけない姿勢を見せろよ! 的な怒りを覚えてましたですよ。
世間様なんて、そんなもんですよ…。アイツら、理不尽で、一貫性が無いんですよ…。どうせ空気で流されてる連中ばかりですよ…。今、ボロクソに叩いてる作品だって、もしかすると数年〜数十年後には、したり顔で「アレはなかなかいいよ」とか言い出したりするんですよ。
宮崎アニメだってそうじゃないですか。昔、宮崎駿監督がどれだけ酷い扱いを受けたことか。企画出しても「馬糞くさい」とまで言われて次から次へと没になってたわけで。それが今では、どうですか。何なんですか、この手のひら返し。…でもまあ、一生酷い扱いを受けて終わるより、生きてるうちに評価されただけマシだよなとは思いますけど。しかし、「だったら最初から評価しとけよ!」などと世間様に対してイラッとしたりもするわけで。 *1
てなわけで、周りがボロクソに叩いても、馬耳東風であるべき、なのだろうなと。「この面白さが分かんないなんて可哀想なヤツ」ぐらいのことを思っとけばいいんじゃないか、などと件の漫画を目にして思ったりもしたのでした。
こりゃ暖かいと喜んで登校したのだけど。下校時にイベント発生。上級生の集団から、「アイツ、変な帽子被ってる!」「カッコワリー!」と囃し立てられちゃって。
自分は子供だったから、悔しいやら悲しいやらよくわからない感情が押し寄せてきて、その場に帽子を叩き捨てて、泣きながら家に帰ったのです。
親にしてみれば「アレ? なんだ?」ですよ。子供が泣いてて、しかも朝には被ってたはずの帽子を被ってない。
親から詰め寄られて、理由を話して、親と一緒に小学校まで歩いていって、帽子を回収しに行ったのですが。帽子はもう、泥まみれ。その、ボロボロになった帽子を拾う親の姿を目にして、なんだかとっても申し訳ない気持ちになって、そこでまた泣き始めて。
てなわけで、つまりはソレに近いことが起きた、みたいな話なんだろうなと。
ただ、自分の場合、ソレって小学一年の時の話ですからねえ…。子供さんなら、そういう反応も分かるけど…。
ちなみに。それから数年後、ヘッドフォンっぽい形をした耳当てが小学生の間で流行しまして。
猫も杓子もソレを使ってる光景を目にして、子供心に「テメエラ、ふざけんな!」って気分でした。あの時、俺の耳当て付き帽子を馬鹿にしてた連中が、なんでニコニコして耳当てしてやがるんだと。馬鹿にしたからには、「耳当てなんかダッセー」とか言って意地でもつけない姿勢を見せろよ! 的な怒りを覚えてましたですよ。
世間様なんて、そんなもんですよ…。アイツら、理不尽で、一貫性が無いんですよ…。どうせ空気で流されてる連中ばかりですよ…。今、ボロクソに叩いてる作品だって、もしかすると数年〜数十年後には、したり顔で「アレはなかなかいいよ」とか言い出したりするんですよ。
宮崎アニメだってそうじゃないですか。昔、宮崎駿監督がどれだけ酷い扱いを受けたことか。企画出しても「馬糞くさい」とまで言われて次から次へと没になってたわけで。それが今では、どうですか。何なんですか、この手のひら返し。…でもまあ、一生酷い扱いを受けて終わるより、生きてるうちに評価されただけマシだよなとは思いますけど。しかし、「だったら最初から評価しとけよ!」などと世間様に対してイラッとしたりもするわけで。 *1
てなわけで、周りがボロクソに叩いても、馬耳東風であるべき、なのだろうなと。「この面白さが分かんないなんて可哀想なヤツ」ぐらいのことを思っとけばいいんじゃないか、などと件の漫画を目にして思ったりもしたのでした。
*1: 業界内やアニメファンの間では、最初から評価が高かったらしいですけど。
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以上です。