2016/02/12(金) [n年前の日記]
#3 [movie][neta] 今時の若い人は昔の映画の特撮シーンを全部「CG」と呼んでいるのではないかという疑惑
コレってもしかすると前にも書いた気がするけど…。「フィラデルフィア・エクスペリメント」は昔の映画だから、おそらくCGなんか使ってないと思うのだけど、「CGがショボい」と言われちゃうのはなんでだろうなと。
そこでふと、なんとなく。もしかして今時の若い人って、昔の映画の特撮シーンを全部「CG」と呼んで済ませちゃってるのではないか、という疑惑がムクムクと。
だとしたら、ソレはさすがにちょっとヤバい気がする。「黒電話」を「スマホ」と呼んだり、「ファミコン」を「プレステ」と呼んだり、「ガンダム」を「EVA」と呼んだりするレベルのヤバさが広まっている気がする。もうちょっと丁寧に呼び分けてくれないと困る。
しかし、どうして「CG」なんだろう…。もしかして、一般人は、「CG」が「Computer Graphics」の略語ということすら知らないまま、「CG」「CG」と言ってるのかな。
例えば、幼児が戦隊シリーズや平成ライダーを見ている時、たまたま隣で見ていたお父さんが「最近のヒーローモノはCGが凄いな」とか言っちゃうわけですよ。ソレを聞いてた幼児は、「そうか、こういう映像は『シージー』って言うんだ」と思い込んで、ずっとそういう意味で「CG」という単語を使い続けそう、ではあるよなと。
「CG」で作られてない特撮カットをどう呼べばいいのか、ハッキリしてないあたりも面倒だなと。「特撮」と呼べばいいのかと思いきや、広義の「特撮」は「CG」も含んじゃってたりするわけで。となると、「CG」を使ってない特撮は、一体何と呼べばいいのだろう。SFX、VFX等の呼称もあるけど、一般に普及してるとは言い難いし。そこがハッキリしてないから、「面倒くせえ。全部『CG』でいいじゃん」と思ってる若い人も居そうだよな…。
でもまあ、「どうやって作られたかさっぱり分からない映像」に遭遇した際、「コレってどうやって作ったのかなあ?」などと想像することなく、「これはどうせCG」「CGは魔法だからなんでもできる」と決め付ければ思考停止ができて、それはつまり「疑問」を持たずに済むから何一つモヤモヤすることも無いわけで。
「ウルトラマンのOP映像のグネグネってどうやったら作れるんだろう?」と考え始めたら眠れなくなっちゃうけど、「どうせCGだから」「アレは魔法だから」で片づけてしまえば気持ちよくグッスリと眠れるわけですよ。そうやって、世間一般の人達は、不思議映像の数々と折り合いをつけてるのかもしれない。などと思えてきたりもして。
でも、別の呼称を使ってほしいなあ…。「そろばん」を「Excel」って呼んでるようなもんだし…。
なんでもかんでも「特撮」って呼んで済ませたらダメなのかな。でも、すると今度は、狭義の「特撮」に拘ってる人から、「これはCGだ。特撮じゃねえ」と叩かれちゃうのかな。それもそれで面倒だな…。
そこでふと、なんとなく。もしかして今時の若い人って、昔の映画の特撮シーンを全部「CG」と呼んで済ませちゃってるのではないか、という疑惑がムクムクと。
だとしたら、ソレはさすがにちょっとヤバい気がする。「黒電話」を「スマホ」と呼んだり、「ファミコン」を「プレステ」と呼んだり、「ガンダム」を「EVA」と呼んだりするレベルのヤバさが広まっている気がする。もうちょっと丁寧に呼び分けてくれないと困る。
しかし、どうして「CG」なんだろう…。もしかして、一般人は、「CG」が「Computer Graphics」の略語ということすら知らないまま、「CG」「CG」と言ってるのかな。
例えば、幼児が戦隊シリーズや平成ライダーを見ている時、たまたま隣で見ていたお父さんが「最近のヒーローモノはCGが凄いな」とか言っちゃうわけですよ。ソレを聞いてた幼児は、「そうか、こういう映像は『シージー』って言うんだ」と思い込んで、ずっとそういう意味で「CG」という単語を使い続けそう、ではあるよなと。
「CG」で作られてない特撮カットをどう呼べばいいのか、ハッキリしてないあたりも面倒だなと。「特撮」と呼べばいいのかと思いきや、広義の「特撮」は「CG」も含んじゃってたりするわけで。となると、「CG」を使ってない特撮は、一体何と呼べばいいのだろう。SFX、VFX等の呼称もあるけど、一般に普及してるとは言い難いし。そこがハッキリしてないから、「面倒くせえ。全部『CG』でいいじゃん」と思ってる若い人も居そうだよな…。
でもまあ、「どうやって作られたかさっぱり分からない映像」に遭遇した際、「コレってどうやって作ったのかなあ?」などと想像することなく、「これはどうせCG」「CGは魔法だからなんでもできる」と決め付ければ思考停止ができて、それはつまり「疑問」を持たずに済むから何一つモヤモヤすることも無いわけで。
「ウルトラマンのOP映像のグネグネってどうやったら作れるんだろう?」と考え始めたら眠れなくなっちゃうけど、「どうせCGだから」「アレは魔法だから」で片づけてしまえば気持ちよくグッスリと眠れるわけですよ。そうやって、世間一般の人達は、不思議映像の数々と折り合いをつけてるのかもしれない。などと思えてきたりもして。
でも、別の呼称を使ってほしいなあ…。「そろばん」を「Excel」って呼んでるようなもんだし…。
なんでもかんでも「特撮」って呼んで済ませたらダメなのかな。でも、すると今度は、狭義の「特撮」に拘ってる人から、「これはCGだ。特撮じゃねえ」と叩かれちゃうのかな。それもそれで面倒だな…。
◎ 「CG」で思い出したけど。 :
学生時代の話だけど。本屋に立ち寄ったら、壁に、「雑誌CG、本日発売」と貼り紙があって。「なんと! CG関連の雑誌なんて存在するのか! これは絶対入手しなければ!」と店員さんに尋ねてみたら、出てきたのは「CAR GRAPHIC」で、ガックリと肩を落としたことが。「だよなあ。CGの雑誌なんて、あるわけねえよなあ」と、その時は思ったんですけど。当時はそのくらい、CGなんてものは、マイナーなもので。
今は CGWORLD のようなCG関連雑誌もちゃんと存在してるのだから、いい時代になりました。と言っても、田舎の本屋じゃどうせ売ってないけどな。
てな感じで、CGが全然巷に無かった頃から、CGに興味津々だった人間からしてみると、なんでもかんでも世間一般の人が「CG」と呼んでしまうとややこしくなるからやめてくれんかなあ、という気分だったりもするのです。
これからは「オプチカル合成」も世間一般に配慮して、あえて「CG」って呼ばなきゃいかんのだろうか。それもそれで、モヤモヤする…。
今は CGWORLD のようなCG関連雑誌もちゃんと存在してるのだから、いい時代になりました。と言っても、田舎の本屋じゃどうせ売ってないけどな。
てな感じで、CGが全然巷に無かった頃から、CGに興味津々だった人間からしてみると、なんでもかんでも世間一般の人が「CG」と呼んでしまうとややこしくなるからやめてくれんかなあ、という気分だったりもするのです。
これからは「オプチカル合成」も世間一般に配慮して、あえて「CG」って呼ばなきゃいかんのだろうか。それもそれで、モヤモヤする…。
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以上です。