mieki256's diary



2016/01/06(水) [n年前の日記]

#1 [movie] 「ウルトラヴァイオレット」を視聴

地上波で深夜に放送されてたので、一応録画して見てみたり。2006年頃の映画らしい。

アメコミヒーロー原作映画、っぽく思わせたオリジナル作品、だったらしい。OPでアメコミの絵が次々に出てきたから、てっきりアメコミ原作があるのかなと思い込んだけど。ググってみたら雰囲気を出すために新規にアメコミ絵を描いて映してたそうで。架空のアメコミ原作があると思いねえ、ってことなのかなと。たしかに、内容はどう見てもアメコミヒーローモノ。

未来世界を舞台にした映画なので、全編CG使いまくり。ただ、内容の割に予算が少なかったせいなのか、見た目がチープなCGが多々あるし、合成もかなり雑。これはもしかすると、海外版CASSHERNかもしれないなと思えてきた。CGがCGに見えても別にいいじゃん、そんなことよりシチュエーションだぜアクションだぜ、予算や作り込みより勢いを感じてくれ、俺はこういう映像をカッケーと思うんじゃ、こういうのバンバン見せたいのや、みたいな。個人的に、そういうノリは嫌いじゃないです。予算が無いならアイデアで勝負じゃ、俺の脳内イメージでお前達をビックリさせてやる、って姿勢は好きなので。

四次元ポケットと重力制御の設定はグーだなと。現実にはありえないアクションをアリにするための設定と思えたり。妙なところからニョキッと武器を出したり、ビルの壁面を疾走してしまうバイクの画はグッド。重力制御絡みのアクションシーンを見ていて、天地が時々逆になる某ゲームや、ヘリコプターのローターの上を全力で走る某ゲームや、床ごと宙に浮いて敵を撃っていく某ゲームを思い出したり。画面を見ていて「ありえねえ」とツッコんじゃう、あのノリだよなと。…もっとも、謎の空間から何故か武器が出てきたり、重力を無視してアクションするあたりは、平成ライダーや戦隊シリーズで散々見てるわけで、そのあたりに、少しはらしく思える設定をつけてみたということかもしれない、とも。

Wikipediaを眺めると、製作費と興行収入がトントンだったようで。赤字にはならなかったけど、黒字というほどでもないのか…。ここまで無茶な映像を見せていても、なかなか厳しいのだなあ…。

本編のチープなCG映像を見ていて、なんとなく思ったけど。手間がかかる割にはチープに見えてしまう日本の特撮(ミニチュア・着ぐるみ・操演)を気に入ってる世代が一定数居るように、チープなCGを気に入ってしまった世代がそろそろ出現してたりするのかなと思ったりもして。まあ、ドット絵とか、キャラグラとか、そのあたりも一応そこに入ってしまうのだろうけど…。昔のPSゲームのムービーみたいなクオリティでも「このチープさがいいんだよ」とニンマリしてしまう世代や層が、もしかしたら既に出てきていたり、てのは考え過ぎだろうか。と言うのも、この映画を見ていて、あえて狙ってチープにしたのか、頑張ってみたけどチープになっちゃったのか、ちょっと判断がつかないなと…。

以上です。

過去ログ表示

Prev - 2016/01 - Next
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

カテゴリで表示

検索機能は Namazu for hns で提供されています。(詳細指定/ヘルプ


注意: 現在使用の日記自動生成システムは Version 2.19.6 です。
公開されている日記自動生成システムは Version 2.19.5 です。

Powered by hns-2.19.6, HyperNikkiSystem Project