2012/08/15(水) [n年前の日記]
#1 [digital] HMZ-T1を見せてもらった
弟が、3D対応ヘッドマウントディスプレイ SONY HMZ-T1 を購入できたそうで。有機ELパネル搭載の凄いヤツ。今回帰省する際に持ってきてくれたので、自分も見せてもらったり。
亀が凄いよ!(意味不明)。
確認に使った映像ソースは、主にPS3の3D対応ゲーム。
一応自分は、立体視環境として、偏光方式の3D対応ディスプレイ MITSUBISHI RDT233WX-3D を使ってるのだけど。以下の問題があるなと常々感じていたり。
しかし、HMZ-T1は、それらの問題が一切見られないわけで。
ということで、3D映像を見れる機器としては、現段階では最高峰の画質を得られる機器ではないかと思えた。これは素晴らしい。
もっとも、以下のデメリットもあるのだけれど。
それはともかく。ワンダと巨像、ICOに関しては、凄い立体感で、ゲームの世界により入っていけそうだなと思えたけれど。GT5に関しては、立体に見えるからコレは凄い、的なソレをほとんど感じなくて首を捻ったり。一応立体には見えるけど、だからと言ってプレイ感覚が劇的に変わる・楽しくなるかというと…そういうわけでもないような。
これは弟の仮説だけど、おそらくカメラの動き・映像が速すぎると、立体感を認知するどころではなくなってしまうのでは、と。
また、BSデジタルで放送されていた海中3D映像も流してみたけれど。サイドバイサイド映像だから横の解像度は半分になっているはずなのに、魚や亀の立体感・表面のテクスチャ、というか模様の質感が素晴らしく。実写の3D映像のほうが、インパクトがあるのだなと。そして、まともな表示デバイスで見ると、同じ3D映像でも印象がガラリと変わるのだな、と。
まあとにかく色々と勉強になりました。HMZ-T1、凄いなあ…。
亀が凄いよ!(意味不明)。
確認に使った映像ソースは、主にPS3の3D対応ゲーム。
- ワンダと巨像
- ICO
- GT5
一応自分は、立体視環境として、偏光方式の3D対応ディスプレイ MITSUBISHI RDT233WX-3D を使ってるのだけど。以下の問題があるなと常々感じていたり。
- 偏光方式なので、縦の解像度が半分になってしまい、精細感が無くなる。1ライン毎に、左目用、右目用に別れてしまうので。
- メガネをかけると画面が暗く見えてしまう。1ラインごとに黒いラインが挿入されてしまうせいなのか、メガネのフィルタが無駄に光を遮ってしまうせいなのか、そのへんわからんけど。
- クロストークが酷い。画面端が二重に見えたり、白地に黒・黒字に白で分離具合が変わる。…メガネのデザインが悪い=フィルタ面が曲面になってるせいなのか、平面ディスプレイ上にフィルタを貼ると目に入る光の角度が変わってしまうのか、そのへんわからんんけど。
しかし、HMZ-T1は、それらの問題が一切見られないわけで。
- 解像度に関して欠落がないので、精細に見える。
- 画面が明るい。
- クロストークがゼロ。おそらく、右目用と左目用に、別々の画面を見せている予感。
ということで、3D映像を見れる機器としては、現段階では最高峰の画質を得られる機器ではないかと思えた。これは素晴らしい。
もっとも、以下のデメリットもあるのだけれど。
- フルHDではないので、フルHDの2D映像を見る場合は、解像度に関して少し劣るはず。(ユーザが気づくかどうかは分からないけど。)
- そこそこ重いので、装着がツラい。
- 装着位置が次第にずれてくる。額に押し付けて装着するので、そのうち汗をかいて、ずるずると動いてしまう。
- ヘッドフォンが交換できない。もっと高価なヘッドフォンで聴くことができない。
- 電源その他を担当する据え置き部分が滅茶苦茶熱くなる。壊れるんじゃないかと不安になるぐらい熱い。
それはともかく。ワンダと巨像、ICOに関しては、凄い立体感で、ゲームの世界により入っていけそうだなと思えたけれど。GT5に関しては、立体に見えるからコレは凄い、的なソレをほとんど感じなくて首を捻ったり。一応立体には見えるけど、だからと言ってプレイ感覚が劇的に変わる・楽しくなるかというと…そういうわけでもないような。
これは弟の仮説だけど、おそらくカメラの動き・映像が速すぎると、立体感を認知するどころではなくなってしまうのでは、と。
- ワンダもICOも、比較的カメラがゆっくりじわじわと動く場面が多く、また、カメラの設置場所に変化があるので立体感を強く感じる風景のレイアウト(?)が時々出現する。
- GT5はレースゲームだから、アクセルを踏むとかなりのスピードで風景が変わっていってしまう。即座に状況変化に対応しないといけないゲームだから、立体云々どころではない。また、絶えず地面の上にカメラが置かれているので、風景のレイアウト(?)に大きな変化もない。
- 立体感を強く感じさせるためには、ゆっくりじわじわとカメラを動かすほうが良いのかもしれない?
- 3D映像は、基本的には観賞用の映像で、ゲームに使う際には種類を選ぶのでは? (奥行情報を得ることでプレイが変わるかもしれないFPSなどでは実用性があるのかも、と。)
また、BSデジタルで放送されていた海中3D映像も流してみたけれど。サイドバイサイド映像だから横の解像度は半分になっているはずなのに、魚や亀の立体感・表面のテクスチャ、というか模様の質感が素晴らしく。実写の3D映像のほうが、インパクトがあるのだなと。そして、まともな表示デバイスで見ると、同じ3D映像でも印象がガラリと変わるのだな、と。
まあとにかく色々と勉強になりました。HMZ-T1、凄いなあ…。
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以上です。