2007/01/24(水) [n年前の日記]
#7 [zatta] _”日本は戦争をしない”。実に明瞭な宣伝である。
インド人のポスドクと雑談をしていて、日本の改憲の話になった。憲法9条の武力を放棄、平和を希求ってのが今の総理大臣は気に食わないらしくてね、というのが私の簡単な説明だったのだが、そのインド人は第二次世界大戦を最後に日本は戦争をしない、って決めたっておもってたけどそれが変わるわけか、とこれまた簡単な感想を述べていた。なるほど。たしかに。
日本が戦争をしないと決めている、という事実はおそらく日本人が思っているよりも世界的には結構有名な話である。タクシーでイラン人やパキスタン人の運転手と日本車の話をしていても(おそるべきことに車を持たぬ目下の生活だと週に5回はタクシーを使う)、戦争しないでいい車作って、日本は実にいい国だ、といわれたりする。外国人の日本の外交政策に関する印象はこの程度であるのだが、この単純さは実に明快でだからだれの頭にでも残るのだろう。”日本は戦争をしない”。実に明瞭な宣伝である。すくなくとも”美しい国”とは次元の違うレベルの訴求力だ。kom’s log より
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以上です。