2006/10/20(金) [n年前の日記]
#2 [zatta] 自分が使ってた「ヤンキー効果」というネーミングはどうも正しくないみたい
検索してみたら全然引っ掛からなかった。
や、こういう話なんだけど。
どこかのサイトで、そういう現象について、グラフまで持ち出して解説してるページを見かけた記憶があって。それを読んで以来、そういう現象が世の中にはあるらしいと認識していたのですが。気になって検索してみても、肝心のそのページが見つからない。うーむ。どこで見かけたのだったか。本来、何と呼ぶべき現象なのであろうか。一般的には何と呼ばれているのだろう。
グラフにするとこんな感じ。だったと思う。
A男はいつもいい人。対するB男は、基本的には酷いヤツなんだけど、ときたま気まぐれでちょっといい人っぽく振舞う。
面積を見れば一目瞭然で、トータルでは圧倒的にA男のほうが「お得」「掴むと美味しい」男なのだけど。しかし現実には、B男のほうがモテる。
や、こういう話なんだけど。
- いつでもいい人・優しい男。
- いつもDQN・不良・暴力すら振るうが、たまにいい人になる男。
どこかのサイトで、そういう現象について、グラフまで持ち出して解説してるページを見かけた記憶があって。それを読んで以来、そういう現象が世の中にはあるらしいと認識していたのですが。気になって検索してみても、肝心のそのページが見つからない。うーむ。どこで見かけたのだったか。本来、何と呼ぶべき現象なのであろうか。一般的には何と呼ばれているのだろう。
グラフにするとこんな感じ。だったと思う。
面積を見れば一目瞭然で、トータルでは圧倒的にA男のほうが「お得」「掴むと美味しい」男なのだけど。しかし現実には、B男のほうがモテる。
◎ なぜこうなるのか。 :
人間に限らず動物の感覚器官は、絶対値で状態を捉えることができず、相対的にしか捉えられない ―― 差分・変化しか見えない。だから、こうなってしまう。
「相対的にしか捉えられない」という話は本当なのか。たぶん本当だと思う。
例えば。このページを閲覧するにあたって利用している、目の前のPC。大体は、常時、ファンの音が鳴ってると思うのだけど。利用者はいつのまにか、ファン音が鳴ってることを忘れてしまったりする。
例えば。病院に行って注射を打ってもらうとき。最初はチクリとするけれど。その後は、針を刺した瞬間ほど、痛みは継続しない。
これがもし、人間の体が絶対値で信号を捉えるような体になってたら。ファン音がいつも気にかかったり、針を刺してる痛みが延々と続いてしまって、最後には気が狂ってしまう。でも、そうはならない。人間の体は上手いことできてるもんで、変化は捉えるけど、変化がなければ、それを上手にスルーするようになってる。
で。それは物事を見るとき・現状に対して印象を持つ際も、似たような動きを見せる。人間は万事につけ、変化を捉えることしかできない。
A男はいつもいいひとだから、変化が少ない。A男に接してる人間にとっては、A男はいいひとであることが「当たり前」「デフォルト」になってしまう。「当たり前」「デフォルト」なので、A男にはたいして価値を感じない。どうでもいい存在として扱われる。まかり間違ってちょっとでも悪い面を見せると、「こんな人とは思わなかった」「お前、酷いヤツだったんだな」とすら言われる。
B男はいつも酷いヤツだけど、ちょっといいことをすれば、周囲はそこに劇的変化を見出す。状況が劇的に向上したように思えてしまうから、評価もグーンと上がる。つまり、価値のある男だと思われる。「お前、結構いいヤツだな」「本当のお前はいい人なんだな」などと言われる。
でも、トータルで見ると、A男のほうが「お得」で、B男は「ろくでもないヤツ」なのでありますが。…印象と事実が正反対になってしまうのが、この現象、というか効果なわけで。
…という解説を読んだような記憶があるのでありますが。一体どこで見かけたのだったか。うーむ。思い出せぬ。
「相対的にしか捉えられない」という話は本当なのか。たぶん本当だと思う。
例えば。このページを閲覧するにあたって利用している、目の前のPC。大体は、常時、ファンの音が鳴ってると思うのだけど。利用者はいつのまにか、ファン音が鳴ってることを忘れてしまったりする。
例えば。病院に行って注射を打ってもらうとき。最初はチクリとするけれど。その後は、針を刺した瞬間ほど、痛みは継続しない。
これがもし、人間の体が絶対値で信号を捉えるような体になってたら。ファン音がいつも気にかかったり、針を刺してる痛みが延々と続いてしまって、最後には気が狂ってしまう。でも、そうはならない。人間の体は上手いことできてるもんで、変化は捉えるけど、変化がなければ、それを上手にスルーするようになってる。
で。それは物事を見るとき・現状に対して印象を持つ際も、似たような動きを見せる。人間は万事につけ、変化を捉えることしかできない。
A男はいつもいいひとだから、変化が少ない。A男に接してる人間にとっては、A男はいいひとであることが「当たり前」「デフォルト」になってしまう。「当たり前」「デフォルト」なので、A男にはたいして価値を感じない。どうでもいい存在として扱われる。まかり間違ってちょっとでも悪い面を見せると、「こんな人とは思わなかった」「お前、酷いヤツだったんだな」とすら言われる。
B男はいつも酷いヤツだけど、ちょっといいことをすれば、周囲はそこに劇的変化を見出す。状況が劇的に向上したように思えてしまうから、評価もグーンと上がる。つまり、価値のある男だと思われる。「お前、結構いいヤツだな」「本当のお前はいい人なんだな」などと言われる。
でも、トータルで見ると、A男のほうが「お得」で、B男は「ろくでもないヤツ」なのでありますが。…印象と事実が正反対になってしまうのが、この現象、というか効果なわけで。
…という解説を読んだような記憶があるのでありますが。一体どこで見かけたのだったか。うーむ。思い出せぬ。
◎ なんでこんなことを思い出したかというと :
「NANA」アニメ版を見ていたら、ハチ公なる女性キャラが、ロンゲの人と、短髪の人の間でゆらゆらしてて。「そこは短髪を選んだほうが、絶対旨味があるんだがなぁ」と思って見ていたからなのでした。原作者はキャラの配置(?)が上手いわ。などと感心。
この記事へのツッコミ
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以上です。
恋愛は「非日常的なサプライズ」を相手に期待するから、ヤンキーがモテルのは自然な流れかと。
似たような言葉で、男性側から見てヤンキー女(恋愛向き)よりエプロン女(結婚向き)を尊ぶ慣用句で、
『美人は3日で飽きるけど、ブスは3日で慣れる』ってのもあります。
いわゆるいい人(A男)は生きてて当たり前、いい生活してて当たり前なわけですが、
たまにいい人(B男)は生きるのが大変なわけです。
つまりハンデを持っている。
なのにちゃんと生きていると言うことは、
A男より世間の荒波を生き抜く力が強い
→生活力がある、生きる力がある
→天性の素質がある、遺伝子的にいい物を持っている
という解釈らしいです。
つまり、孔雀のオスに代表されるように
無駄なものを持っているくせにちゃんと生きている
っていうことがメス(女)をひきつける要素なんだそうです。
サラリーマンじゃなくてNANAのようにバンドマンに惹かれる、と言うのは
ハイリスクの中でちゃんと生きている生命力
と言うものに女は惹かれる、と言う解釈なんだそうです。
> ヤンキーがモテルのは自然な流れ
ですな。変化がなければ得した気にならないのだから、
変化の少ないほうを選ばないのは当たり前…。
ただ、あえて変化の激しいほうを選んでることぐらいは
意識しないなとアレだよなとも思うのでした。
> と言うものに女は惹かれる
なるほど、面白い視点・捉え方でありますな。
たしかにそういうところがある…のかな。なんだかありそう。
まあ、生活力云々には家制度も絡んでるから
当人がどうかはまた別だったりしそうな感もありますが。
(周囲のアレコレを見てると、
良好な関係を築けないのは、玉の輿パターンが何故か多い…。
生活には困らんのだろうけど、
旦那が大体アレだったりするのは何故なのだ…。
と思ったけどそれは相手を見て選んでるわけじゃないから別の話ですな。)
女から見た最高の相手(男)は
「金持ち(=生活力がある=自分にたくさん投資をしてくれる)でハンサム(=優れた遺伝子)」
なわけですが、
こんな奴はめったにいないので
「金持ち」か「ハンサム」かを選ぶことになります。
こんな中でいいとこ取りをしたいとなると
「ハンサム男と一発やって」「金持ちと結婚(=ハンサムとの間の子を育ててもらう)」
っていうのが2番目の理想なんですな。
前者は人間社会特有のチェックポイントで、
後者は動物の世界でもありうるチェックポイントですな…。
女性にとって異性を選ぶというのは、
人間の視点と、動物の視点の、その間のどのへんを狙うか、
というのがありそうな感じがしてきました。
これもまたバランス、なのかしら。
それを考えると、男はかなり単純なのかもしれない…。
まあ、それも、社会的なものが大きく影響してるんだろうけど…。
専業主夫がけっこう認められる社会なら、
男も、女性と同様の選択眼を持つに至る、のかな? よくわかりませんが。
> 後者は動物の世界でもありうるチェックポイントですな…。
そんなことないですよ。
人間と動物を分けようとするから矛盾が出るんです。
人間も動物。
前者も後者も人間も動物もチェックするポイントですよ。
動物の世界で言うところの
「金持ち」というのは
「えさを持ってきてくれる能力」だったり
「外的から身を守ってくれる能力」だったり
「ほかのオスより強いところ」であり、
究極的には
「メスに対していかにローリスクハイリターンの投資をしてくれるか」
というところに尽きます。
そして「ハンサム」というのは、
鹿の角が大きかったり、象の牙が大きかったり、
孔雀の羽がきれいだったり、鳥の尾羽が長かったりするところで、
究極的には「メスに対していかに優れた遺伝子を提供できるか」
というところに尽きます。
> 男はかなり単純
男は単純ですね。
基本的に子育てに対するリスクを限りなくゼロに持っていけるくせに
量は稼げるわけですから、
ヤれるだけやって、子育ては他人任せなのが一番です。
逆に他人の子育てのコストを負わされるだけのオスは最低です。
なので、一部ですがオスは子連れメスの子供を殺すわけです。
人間でもたまにありますね。
あと、最近は離婚した×イチ子連れ女に新しい彼ができると
結婚の邪魔になるからと虐待したり…
あ、なるほど…。そういう見方もできますな。
と思ったんですが、
自分のイメージしてた「金持ち」はそれではないことに気づきましたです。
自分のソレは、例えば名家に生まれたとか、親が社長とか…
つまりは「個体が持ってるスペック」でそれを得たというわけではなく、
自分の先代が残した資産がある、故に「金持ち」、みたいな感じで。
そういった「先代の資産を受け継ぐ」ことで
「個体の評価が大きく違ってくる」という話は、
おそらく人間社会特有のものじゃないのかと。
いや待てよ。
それらは、動物でいえば、「ナワバリ」などに相当するのかしら。
親の代が残した「ナワバリ」を受け継いだ子供、とか?
と思ったけど動物の世界では、親から子にナワバリを引き継いだりはせず、
むしろ独立するように積極的に仕向けて、
個体のスペックによって新たなナワバリを確保することを
要求されるような気もするなぁ…。
それによって種の更なる拡大を目指すというか。
…まあ、人間の各種行動や状況を、
動物の行動や習性と照らし合わせることで読み解いていく…
「人間のコレは、動物で言えばどれだろう」と考えてみるのは、
理解できるところが増えそう、と自分も思うであります。
モノの見方としてそれはアリ、しかも効果的、ですな。