mieki256's diary



2023/02/27(月) [n年前の日記]

#2 [linux] swapパーティションを設定

ふとなんとなく、Gateway M-2408j + Linux Mint 21.1上で、swap のサイズを増やしたいなと思い立ってしまって。

GParted live を使って swapパーティションのサイズを 1.7GBから4GBに増やしてから、linux swap としてフォーマットをかけたところ、Linux Mint 21.1 が起動する際に swapパーティションを見つけられず、起動が随分と待たされる状態になってしまった。やっちまった。

以下を参考にして修復作業。

_Linux | SWAP領域の確認と作成 - わくわくBank
_/etc/fstabのデバイス名が変化し起動失敗した時の対処法【UUIDで解決!】|株式会社ネットアシスト

以下でswapの状態を確認できる。実行してみたら何も出てこなかったので、swapが有効になってない状態なのだろう…。
sudo swapon -s

swap領域を作成。今回 swapとして使いたいパーティションは /dev/sda6。
$ sudo mkswap /dev/sda6
mkswap: /dev/sda6: 警告: 古い swap 署名を消去しています。
スワップ空間バージョン 1 を設定します。サイズ = 4.1 GiB (4399820800 バイト)
ラベルはありません, UUID=1e053734-5db9-46ee-b790-93fd19d29eca

swapとして指定。
$ sudo swapon /dev/sda6

$ sudo swapon -s
Filename                                Type            Size            Used            Priority
/dev/sda6                               partition       4296700         0               -2
swapが有効になった。

ところで、mkswap を使った時に出てきたUUIDとはなんぞや。

_UUIDとは|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典
_UUID - Wikipedia
_UUID

ユニークなIDをHDDのパーティションにつけることで今後の管理を楽にしよう、ということなのかな。たぶん。

blkid というコマンドを使って、UUID を確認できる。
$ sudo blkid
/dev/sda2: LABEL="Partition_1" BLOCK_SIZE="512" UUID="3CF00E26F00DE74C" TYPE="ntfs" PARTUUID="2bab359d-02"
/dev/sda5: UUID="55c2b3ae-1716-4184-b19c-05a1f97c36fc" BLOCK_SIZE="4096" TYPE="ext4" PARTUUID="2bab359d-05"
/dev/sda1: LABEL="Recovery" BLOCK_SIZE="512" UUID="4252930E529305B7" TYPE="ntfs" PARTUUID="2bab359d-01"
/dev/sda6: UUID="1e053734-5db9-46ee-b790-93fd19d29eca" TYPE="swap" PARTUUID="2bab359d-06"

今回は以下のような構成だから…。Linux swap の UUID は、"1e053734-5db9-46ee-b790-93fd19d29eca" ということらしい。
/etc/fstab を修正してswapを永続化してみる。おそらく、/etc/fstab 内で今まで指定してたUUIDと、今現在のUUIDが違ってしまったので、swapパーティションを見つけられない状態になったのだろう…。
sudo vi /etc/fstab
# swap was on /dev/sda6 during installation
UUID=1e053734-5db9-46ee-b790-93fd19d29eca none            swap    sw              0       0

ただ、巷の解説記事を眺めた感じでは…。昨今は linux swap のパーティションを作らずに、swapファイルを作ってどうにかする場合が多そうに見えた。わざわざswap用のパーティションを作るのは時代遅れなのだろうか?

まだ時間がかかる。 :

Linux Mint 21.1 起動時に、swapパーティションを見つけてくれるようになったけど、まだ何かをチェックするところで時間がかかる。"scanning for btrfs file systems" と表示されたところで、十数秒待たされてしまう。

_[SOLVED] Very Slow boot time on Mint-19.3
_ubuntu - How to get rid of the “scanning for btrfs file systems” at start-up? - Unix & Linux Stack Exchange
_resume - Swap: From partition to file, now get "no matching swap device is available" - Ask Ubuntu
_Ubuntu18.04でハイバネート(休止状態)ができない

上記のやり取りで、「btrfs はそもそも使ってない環境が多いだろうからアンインストールしてみたらどうか」という話があったので試してみる。

sudo apt purge btrfs-tools btrfs-progs
sudo update-initramfs -ukall
ちなみに、上記を実行したら、Linux Mint に標準でインストールされているバックアップツール、timeshift もアンインストールされた。

$ sudo update-initramfs -ukall
update-initramfs: Generating /boot/initrd.img-5.15.0-60-generic
W: initramfs-tools configuration sets RESUME=UUID=8f8f3f59-dd26-4779-b96a-2d6d75a3d620
W: but no matching swap device is available.
I: The initramfs will attempt to resume from /dev/sda6
I: (UUID=1e053734-5db9-46ee-b790-93fd19d29eca)
I: Set the RESUME variable to override this.
...

update-initramfs とやらを実行した際に、警告が表示されていることに気づいた。ひょっとして、RESUMEとやらの指定で、古いswapパーティションのUUIDが記述されたままなのでは…? そこも修正しないといかんのではないか。

sudo vi /etc/initramfs-tools/conf.d/resume
RESUME=UUID=1e053734-5db9-46ee-b790-93fd19d29eca

変更してから、再度 sudo update-initramfs -ukall を実行。警告が出てこない状態になった。この状態で再起動をかけたら、起動時に待たされる症状は無くなった。

おそらく、btrfs云々は関係なくて、initramfs云々で存在しないUUIDが指定されてたのが問題だった気がしてきた。

以上です。

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