2021/06/03(木) [n年前の日記]
#3 [zatta] 「イット革命」という発言は本当にあったのだろうか
覚書。
ネット上のとある場所で、ふとした拍子に、「森元総理が総理大臣を務めていた時期、『IT革命』を『イット革命』と読んでしまった」という話を見かけた。
たしかにそういう話があったなー、と思ったのだけど。そこでなんとなく気になった。どういうシチュエーションで、そんな発言が出てきたのだろう。
気になってググってみたところ、どうも信憑性が怪しい感じがしてきた…。色んな人が、色んな記事で、そのエピソードを書いてはいるのだけど…。
_21世紀以前のITを訪ねて:IT Oasis(1/2 ページ) - ITmedia エンタープライズ
_当時の森首相が「IT革命」を「イット革命」と言って世界に恥をさらした... - Yahoo!知恵袋
_俺たちの森喜朗、期待に応えて自ら東京オリンピックを台無しにする | 文春オンライン
_引退する森元首相発言録 イット革命、大阪は痰ツボ、神の国|NEWSポストセブン
皆、シチュエーションがブレブレ。関係者の間で話をしている時にちょろっと出てきた発言なのか、大衆の前で堂々と発言したのか、そこからしてブレブレ。
どうやら、「週刊誌が報じた」という書き方が多いようにも見えたのだけど、じゃあ、その週刊誌ってどの週刊誌よ? と更にググってみたら、コレが全然情報が出てこなくて…。皆、「週刊誌が報じた」としか書いてない。
フツー、こういうのって、週刊○○のxxxx年xx月号に書かれていた、ぐらいの情報がどこかでチラリと出てくるものだよなと…。誰かしら真面目な人が、その程度のメモは残しているものだろう…。なのに、出てこない。コレは怪しい。実はその週刊誌って存在していないんじゃないの? だって、誰も、どの週刊誌にその話が書いてあったか知らないわけで。
そんな感じで、個人的には、どうもこの話は怪しいんじゃないかなあ、という気分に。
これは全く何の根拠もない勝手な妄想だけど、どこかで誰かが、「あの森総理のことだからIT革命をイット革命って読んじゃいそうだよね」と冗談で言い出して、それを聞いた別の人が「ありえる! あの人言いそう!」とめっちゃウケて、また別の誰かに冗談として伝えているうちに、聞いた人達の脳内で本当にそういう場面があったのだと偽記憶が作られ始めて…。そして、そのジョークを耳にしたマスコミが、まことしやかに、本当にあった話っぽく伝えてしまった、という可能性はないだろうか。「そんな馬鹿な」と言われそうだけど、そういう事例って稀にあったりするわけで…。
_「10万人の宮崎勤」はあったのか?(dragoner) - 個人 - Yahoo!ニュース
_「10万人の宮崎勤」という発言がコミケ取材現場であったと考えにくい点について等 - Togetter
日本人に限らないけど、どうも人間という集団は、時々、何かの拍子に、皆で同じ幻覚を見てしまう。「イット革命」もソレだったらどうしよう…。みたいな。
もっとも、ここ最近のGoogle検索は、検索精度がどんどん悪くなってきているので、そのせいでソースに辿り着けないだけかもしれないし…。単に自分の検索能力が低いだけかもしれんし…。あるいは印刷物をチェックできる環境に居る人が調べてみたら、たちまちソースが見つかる程度の話かもしれないしで。
なので、ソースさえ見つかってしまえば「やっぱりあの人、イット革命って言ってたわ」であっさり終わってしまう話じゃないのかなと想像したりもするのだけど。
でもまあ、現状、自分の中では、「イット革命」発言も集団幻覚(?)の可能性有り、みたいな扱いにしておこうかなと…。いくらGoogleがダメダメでも、ソースに辿り着くための断片的な情報が欠片も出てこないのは、やっぱり怪しい…。
とはいえ、この件、仮に幻覚だったとしても仕方ないような気もする…。あの御方は当時も今も超一流の失言クリエイターなので…。そんな場面が現実に存在しなかったとしても、誰でもその様子がまざまざと脳裏に浮かんじゃうのだから、これはもう仕方ない…。
まあ、只の覚書です。ネットで調べものするのって当たり前だけど限界ありますよね。ググっただけでなんでも分かっちゃうなら誰も苦労しないですよね。てな感じの話の一つ、ってことで。
ネット上のとある場所で、ふとした拍子に、「森元総理が総理大臣を務めていた時期、『IT革命』を『イット革命』と読んでしまった」という話を見かけた。
たしかにそういう話があったなー、と思ったのだけど。そこでなんとなく気になった。どういうシチュエーションで、そんな発言が出てきたのだろう。
気になってググってみたところ、どうも信憑性が怪しい感じがしてきた…。色んな人が、色んな記事で、そのエピソードを書いてはいるのだけど…。
_21世紀以前のITを訪ねて:IT Oasis(1/2 ページ) - ITmedia エンタープライズ
2000年、当時の森首相が首相執務室を訪れたある省庁の幹部に「君、このイット革命って何だ?」と聞いたという話が週刊誌で報じられた。支持率が低迷していた内閣の首相の素っ頓狂な発言は、ITも知らないのかとマスコミの餌食にされた。
_当時の森首相が「IT革命」を「イット革命」と言って世界に恥をさらした... - Yahoo!知恵袋
当時の森首相が「IT革命」を「イット革命」と言って世界に恥をさらしたのは2000年の沖縄サミットでしたか?
_俺たちの森喜朗、期待に応えて自ら東京オリンピックを台無しにする | 文春オンライン
森喜朗さんの総理在任の間、国家戦略として策定する「e-Japan構想」についての説明のため官邸に来た総務省の幹部に「君、このイット革命って何だ?」と聞いたという話から
_引退する森元首相発言録 イット革命、大阪は痰ツボ、神の国|NEWSポストセブン
世界中で爆発的にインターネットの普及が進んでいた2000年、森政権下でも国を挙げてIT産業を盛り上げようとしていた。その頃、ズバッとひと言。
「イット革命」
仮にも一国の首相である。意図しての“読み間違い”に違いない。いや、そう信じたい。そのお陰でこの言葉は光通信以上の速さで全国に伝わり、ITに対する国民の認識を広げてくれた。
皆、シチュエーションがブレブレ。関係者の間で話をしている時にちょろっと出てきた発言なのか、大衆の前で堂々と発言したのか、そこからしてブレブレ。
どうやら、「週刊誌が報じた」という書き方が多いようにも見えたのだけど、じゃあ、その週刊誌ってどの週刊誌よ? と更にググってみたら、コレが全然情報が出てこなくて…。皆、「週刊誌が報じた」としか書いてない。
フツー、こういうのって、週刊○○のxxxx年xx月号に書かれていた、ぐらいの情報がどこかでチラリと出てくるものだよなと…。誰かしら真面目な人が、その程度のメモは残しているものだろう…。なのに、出てこない。コレは怪しい。実はその週刊誌って存在していないんじゃないの? だって、誰も、どの週刊誌にその話が書いてあったか知らないわけで。
そんな感じで、個人的には、どうもこの話は怪しいんじゃないかなあ、という気分に。
これは全く何の根拠もない勝手な妄想だけど、どこかで誰かが、「あの森総理のことだからIT革命をイット革命って読んじゃいそうだよね」と冗談で言い出して、それを聞いた別の人が「ありえる! あの人言いそう!」とめっちゃウケて、また別の誰かに冗談として伝えているうちに、聞いた人達の脳内で本当にそういう場面があったのだと偽記憶が作られ始めて…。そして、そのジョークを耳にしたマスコミが、まことしやかに、本当にあった話っぽく伝えてしまった、という可能性はないだろうか。「そんな馬鹿な」と言われそうだけど、そういう事例って稀にあったりするわけで…。
_「10万人の宮崎勤」はあったのか?(dragoner) - 個人 - Yahoo!ニュース
_「10万人の宮崎勤」という発言がコミケ取材現場であったと考えにくい点について等 - Togetter
日本人に限らないけど、どうも人間という集団は、時々、何かの拍子に、皆で同じ幻覚を見てしまう。「イット革命」もソレだったらどうしよう…。みたいな。
もっとも、ここ最近のGoogle検索は、検索精度がどんどん悪くなってきているので、そのせいでソースに辿り着けないだけかもしれないし…。単に自分の検索能力が低いだけかもしれんし…。あるいは印刷物をチェックできる環境に居る人が調べてみたら、たちまちソースが見つかる程度の話かもしれないしで。
なので、ソースさえ見つかってしまえば「やっぱりあの人、イット革命って言ってたわ」であっさり終わってしまう話じゃないのかなと想像したりもするのだけど。
でもまあ、現状、自分の中では、「イット革命」発言も集団幻覚(?)の可能性有り、みたいな扱いにしておこうかなと…。いくらGoogleがダメダメでも、ソースに辿り着くための断片的な情報が欠片も出てこないのは、やっぱり怪しい…。
とはいえ、この件、仮に幻覚だったとしても仕方ないような気もする…。あの御方は当時も今も超一流の失言クリエイターなので…。そんな場面が現実に存在しなかったとしても、誰でもその様子がまざまざと脳裏に浮かんじゃうのだから、これはもう仕方ない…。
まあ、只の覚書です。ネットで調べものするのって当たり前だけど限界ありますよね。ググっただけでなんでも分かっちゃうなら誰も苦労しないですよね。てな感じの話の一つ、ってことで。
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以上です。