mieki256's diary



2021/05/13(木) [n年前の日記]

#1 [pc][debian] D945GSEJT機をメンテナンス

Mini-ITX M/B Intel D945GSEJT で組んであるPCのメンテナンス作業をしているところ。

_インテル デスクトップ・ボード D945GSEJT 製品仕様
_Intel D945GSEJTの概要(2009年6月6日号)

コイン型電池ホルダーを取り付け。 :

M/B のコイン型電池(CR2032)が切れていて交換しようとしたけれど、件のM/Bにはコイン型電池ホルダーが無く。ノートPC等と同様に、コイン型電池にケーブルが溶接してあって、コネクタ経由でM/Bに給電するタイプで。

そこで、共立エレショップから通販で購入した CR2032-1CL を、M/Bに元々ついていたコネクタ・ケーブルにはんだ付けして、そこに CR2032 を入れて給電することにした。

_コイン電池ホルダ スイッチ&リード線タイプ / CR2032-1CL

cr2032_holder.jpg

はんだ付けした部分は、熱収縮チューブで囲っておいた。念のために書いておくけど、はんだ付けする前に、ケーブルに熱収縮チューブを通しておくこと。また、熱収縮チューブは、半田ごてで炙るような感じでも、そこそこ収縮してくれる。歪な形にはなるけれど。

熱収縮チューブだけで大丈夫かなと不安になったので、その上から自己融着テープも巻き付けた。ニトムズ M 5010。厚さ0.5mm x 幅19mm x 長さ2m、と書いてある。裏のパッケージには、「絶縁目的なら3回巻いて、その上からニトムズビニールテープ No.21 も巻け」と書いてあるけど、ビニールテープはべたべたしそうなので巻かなかった。たぶんコレ、車のバッテリーみたいな電気が流れる場所の話じゃないのかなと…。

D945GSEJT に接続してみたところ、最初の電源投入時は「Battery Failure」「CMOS Checksum Error」等のメッセージが出たけれど、それ以後の電源投入時は、その手のメッセージが出てこなくなった。設定した時刻も覚えているようだし、電池交換はできたんじゃないかなと…。

これで、今後また電池が切れても安心。何度でも交換してやるぜ。と言っても、通常、この手の電池のこういう使い方なら、3〜5年ほど持つらしいのだけど…。

BIOS設定画面への入り方を忘れた。 :

BIOS設定画面への入り方を忘れた。手持ちの M/B の大半は、電源投入直後にキーボードのDELキーを押せば入れるのだけど、この M/B は違う仕様らしい。

マニュアルpdfを発掘して眺めてみたら、D945GSEJT はF2キーで設定画面に入れる模様。また、F10キーが Boot Menu になっているらしい。

本来、起動時のBIOS表示画面で、どのキーが何になっているか表示してくれるはずだけど。今回の作業に使ってる三菱製液晶ディスプレイは、表示状態が切り替わる際の追従速度が遅くて、BIOS表示画面が一瞬しか表示されないので、メッセージが読めない…。

スペック等をメモ。 :

一応現状のスペック等をメモ。

  • CPU : Intel Atom N270 (1.6GHz, TDP 2.5W, 1コア, 2スレッド, 64bit非対応)
  • Memory : 2GB (SO-DIMM DDR2 533 MHz, MAX 2GB, シングルチャネル, 1枚)
  • Chipset : 945GSE Express (Graphic : 82945GSE (GMCH), I/O : 82801GBM (ICH7-M))
  • Audio : Realtek ALC662
  • Video : GMA950 (VGA, DVI-D)
  • SATA : 3.0 Gb/s (Support IDE and AHCI), 2 Port
  • LAN : Realtek 8111DL (10/100/1000 Mbits/sec)
  • USB : 2.0, 背面 x 3, 内部 x 2
  • PCI : PCI x 1, PCI Express Mini Card×1
  • Power : 12V ACアダプター、もしくは、12V-4PIN端子で給電。ACアダプタの推奨電源容量 60W (12V/5A), ACアダプタ端子サイズ 内径2.5mm、外形5.5mm
  • HDD : Hitachi HDS721050CLA362 (500GB, SATA 300, 7200rpm, Cache 16MB, IDLE:3.6W, Deskstar 7K1000.Cシリーズ)

Debian Linux 10 (buster) をインストール。 :

Debian Linux 10 (buster) i386版をインストールしてみた。

Intel Atom N270 は 64bitに非対応のCPUなので、64bitのみをサポートすることになった Ubuntu Linux や Red Hat系は今後インストールできないわけで。32bit版もサポートしてくれている Debian しか選択肢が無いだろうなと…。

non-freeなドライバ(?)等も入っているらしい、firmware-10.9.0-i386-DVD-1.iso を入手。

_Index of /cdimage/unofficial/non-free/cd-including-firmware/current/i386/iso-dvd

NICが正常に使えるM/Bなら、netinst.iso を入手してインストールしたほうがいいかもしれない。

_Index of /cdimage/unofficial/non-free/cd-including-firmware/current/i386/iso-cd

Intel D945GSEJT は NIC を誤認識(?)して間違ったドライバが入ってしまうので、今回はDVDのisoを入手して作業した。が、結局そっちも間違ったドライバが入ったので、DVD の iso ではなくて netinst版でも良かったのかもしれない…。

Windows10 x64 20H2上で、Rufus 3.14 Portable を使って、8GBのUSBメモリに iso を書き込み。

_Rufus - 起動可能なUSBドライブを簡単に作成できます

USBメモリから起動してインストール作業を進めた。

パーティションは、/ に 64GB、swap に 2GB、残りを /home に。

今回は、SSHサーバ、Webサーバ、標準システムユーティリティをインストールした。デスクトップ環境はインストールしなかった。非力なCPU・M/Bなので、GUIでの操作は諦めた感じの構成にしたいなと。

以下、参考ページ。

_Debian10 buster のインストール方法
_【Windows10】ISOファイルをUSBメモリに書き込む方法

以上です。

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