mieki256's diary



2019/05/12() [n年前の日記]

#1 [ubuntu][love2d][pyxel] IdeaPad S10-2 の Ubuntu 16.04 を 18.04 にアップグレードした

手元のネットブック機、Lenovo IdeaPad S10-2 にインストールしてあった、Ubuntu (Lubuntu) 16.04 LTS を、18.04 LTS にアップグレードした。

ちなみに、IdeaPad S10-2 は、大昔の Intel Atom (N270) が載ってる機種なので、64bit には未対応。Ubuntu は、32bit版しかインストールできない。そして、Ubuntu 17.10 から、32bit版のインストーラ自体が配布されなくなっているという状況。はたしてアップグレードできるのか…。

_第522回 Ubuntu 18.04 LTSの32ビットサポート事情とネットブック:Ubuntu Weekly Recipe|gihyo.jp … 技術評論社

アップグレードの手順は以下。
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get dist-upgrade
sudo reboot
sudo do-release-upgrade

一応、アップグレードはできたように見える。

ssh利用時のログインメッセージ。 :

他のPCからsshでログインした際、Ubuntu 14.04 LTS が云々、というメッセージが表示されて首を捻った。何か古い設定ファイルが残ってそうだな…。

Ubuntu 18.04 LTS x64 をクリーンインストールした他の環境と比較してみたところ、今回アップグレードした環境には /etc/motd というファイルが存在していて、そのファイルの中に Ubuntu 14.04 LTS 云々を表示する内容が書いてあった。

クリーンインストールした環境には該当ファイルが無かったので、試しに sudo rm /etc/motd でファイルを削除してみたところ、ログインメッセージが正常(?)な内容になってくれた。

他にも、/etc/update-motd.d/ 以下に、/run/motd.dynamic を生成するための設定ファイルが複数あるので、余分なファイルは削除しておいた。

動作確認しようとしたものの。 :

せっかくアップグレードしたのだから、何かを動かして動作確認しようと思ったものの。
  • love2d は、インストールして実行してもウインドウすら出てこない。
  • Python3 + pyxel は、glfw がインポートエラーを出してコケる。
まあ、どちらも 64bit環境、もしくは今時のハードウェアスペックを想定しているのだろうなと…。

love2d のインストール。 :

一応それぞれのインストール方法をメモ。

love2d は、公式サイトの、「Ubuntu PPA」というリンクをクリックすればインストール方法が書いてある。

_LoVE - Free 2D Game Engine
_love-stable : Bart van Strien

sudo add-apt-repository ppa:bartbes/love-stable
sudo apt-get update
sudo apt install love

これでインストール自体はできた。動かないけど。

Python3 + pyxel のインストール。 :

Python3 + pyxel も、公式サイトの記述通りに作業すれば、インストール自体はできる。

_pyxel/README.ja.md at master - kitao/pyxel

sudo apt install python3 python3-pip libglfw3 libportaudio2

sudo pip3 install pyxel
  or
sudo pip3 install --no-cache-dir --ignore-installed pyxel

しかし、サンプルがインストールできない。
mkdir hoge
cd hoge
install_pyxel_examples
$ install_pyxel_examples
Traceback (most recent call last):
  File "/usr/local/bin/install_pyxel_examples", line 7, in <module>
    from pyxel.examples import install
  File "/usr/local/lib/python3.6/dist-packages/pyxel/__init__.py", line 4, in <module>
    from . import constants  # type: ignore
  File "/usr/local/lib/python3.6/dist-packages/pyxel/constants.py", line 1, in <module>
    import glfw
  File "/usr/local/lib/python3.6/dist-packages/glfw/__init__.py", line 34, in <module>
    raise ImportError("Failed to load GLFW3 shared library.")
ImportError: Failed to load GLFW3 shared library.

python3 を起動して import glfw と打っただけでもエラーが出るので、pyglfw (glfw?) 自体に問題があるようだなと。

少し調べてみたけれど、どうやら pyglfw は Linux 64bit版のみを想定して作ってる気配も…。libglfw.so は、それぞれ以下に置いてあるのだけど。
  • Ubuntu 64bit : /usr/lib/x86_64-linux-gnu/libglfw.so
  • Ubuntu 32bit : /usr/lib/i386-linux-gnu/libglfw.so

pyglfw の library.py 内、search_paths = [ ... ] の部分でライブラリを検索するパスが列挙されているものの、64bit版のパスしか書いてない。

_pyGLFW/library.py at master - FlorianRhiem/pyGLFW

試しに、library.py を編集。
sudo vi /usr/local/lib/python3.6/dist-packages/glfw/library.py
'/usr/lib/i386-linux-gnu/', を追加してみたところ、少なくとも import glfw でエラーは出なくなった。

しかし、pyxel のサンプルを動かそうとすると、これまた違うエラーが出て何も表示されない。

そもそも pyglfw が動くのかどうか、そこからして怪しいよな…。Intel Atom N270 + Intel 945GSE Express という、古くて非力なスペックだし…。

一応、簡易ベンチマークその他は動いているけど、あくまで簡易だろうし…。
  • OpenGLの簡易ベンチマーク、globs は、一部を除いて動いた。
  • ギアを表示する例のアレ、glxgears は動いた。
  • OpenGL のサポート状況を一覧表示する glxinfo も、それらしい表示。

以上、1 日分です。

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