2019/05/25(土) [n年前の日記]
#1 [pc] NVIDIA 3D Visionがとうとう消滅した模様
WIndows10 x64 1809 + NVIDIA GeForce GTX 1060 上で、430.64-desktop-win10-64bit-international-dch-whql.exe をインストールしたところ、3D Vision の設定項目が出てこないことに気づいたり。そういえばインストール時、インストールされる項目が、以前と比べて少なかったような…。
もっとも、3D Vision は、2019/03 の時点で「終了するわ」と発表されてたので、とうとうその時が来たのですね、という感じではあるのだけれど。
_NVIDIA,3D立体視システム「3D Vision」のサポート終了を告知。Kepler世代のノートPC向けGPUサポートも打ち切りへ - 4Gamer.net
3D立体視ができるかもしれんという理由で NVIDIA製GPU + 立体視対応ディスプレイを購入した自分としては、なんだか裏切られた気分。
それはともかく、425.31-desktop-win10-64bit-international-dch-whql.exe までなら 3D Vision も同梱されているっぽいので、425.31 をインストールし直した。
と言っても…。ここ数年、3D Vision はドライバ更新直後の動作確認時しか有効にしてなかった気もする。有効にすると、通常アプリの表示で不具合が出たりするので、基本的には無効にして使うようになってしまったし。たしか Unity で作られたアプリは立体視できなかった記憶もあるので、その手のアプリは TriDef 3D を使っちゃうし。そう考えると、無くても別に、というところも正直あるなと。
でもまあ、今まで利用できた機能が使えなくなるのは、気分的にもやもやする。自分で「使わない」ことを選択するのと、他者から「使えない状態」を強制されるのは、気分的に違うので。
もっとも、3D Vision は、2019/03 の時点で「終了するわ」と発表されてたので、とうとうその時が来たのですね、という感じではあるのだけれど。
_NVIDIA,3D立体視システム「3D Vision」のサポート終了を告知。Kepler世代のノートPC向けGPUサポートも打ち切りへ - 4Gamer.net
3D立体視ができるかもしれんという理由で NVIDIA製GPU + 立体視対応ディスプレイを購入した自分としては、なんだか裏切られた気分。
それはともかく、425.31-desktop-win10-64bit-international-dch-whql.exe までなら 3D Vision も同梱されているっぽいので、425.31 をインストールし直した。
と言っても…。ここ数年、3D Vision はドライバ更新直後の動作確認時しか有効にしてなかった気もする。有効にすると、通常アプリの表示で不具合が出たりするので、基本的には無効にして使うようになってしまったし。たしか Unity で作られたアプリは立体視できなかった記憶もあるので、その手のアプリは TriDef 3D を使っちゃうし。そう考えると、無くても別に、というところも正直あるなと。
でもまあ、今まで利用できた機能が使えなくなるのは、気分的にもやもやする。自分で「使わない」ことを選択するのと、他者から「使えない状態」を強制されるのは、気分的に違うので。
◎ 雑感。 :
3D Vision に対して、個人的には…。まずは「立体視」という市場を確立することを最優先にせず、最初から「NVIDIA製GPUを経由して立体視をしたいならライセンス料を払え」と言い出しちゃったのが失敗だったのではないかと思っていたり。
今後使えるのか使えないのかも分からない段階からそういうことをしていたから、ディスプレイメーカも、「ライセンス料なんか払ってられるかよ」とNVIDIAと契約しなかったりもして。
その結果、立体視可能なスペックを持ってるディスプレイをせっかく買っても、PC利用時は立体視ができなかったし。せいぜい、TV放送されていた、左右に画面を並べた解像度の低い映像しか立体視できなくて、「立体視と言ってもこんなもんか」「ショボいですね」とユーザに思わせちゃったりして。
こんな状態で市場が確立・存続できるわけがないよなと。
つまり、NVIDIAは、金の卵を産むガチョウを早々に潰して肉にして売っていた、そんな印象があるわけで。まずはある程度市場そのものを育てないと…。まあ、TVだの、ディスプレイだのが既にあったから、全然違う市場を作るのではなく、既存の商品ジャンルの延長線上で楽に商売ができるかも、と考えていたところもあるのだろうかと邪推したりもするのですが。
今後使えるのか使えないのかも分からない段階からそういうことをしていたから、ディスプレイメーカも、「ライセンス料なんか払ってられるかよ」とNVIDIAと契約しなかったりもして。
その結果、立体視可能なスペックを持ってるディスプレイをせっかく買っても、PC利用時は立体視ができなかったし。せいぜい、TV放送されていた、左右に画面を並べた解像度の低い映像しか立体視できなくて、「立体視と言ってもこんなもんか」「ショボいですね」とユーザに思わせちゃったりして。
こんな状態で市場が確立・存続できるわけがないよなと。
つまり、NVIDIAは、金の卵を産むガチョウを早々に潰して肉にして売っていた、そんな印象があるわけで。まずはある程度市場そのものを育てないと…。まあ、TVだの、ディスプレイだのが既にあったから、全然違う市場を作るのではなく、既存の商品ジャンルの延長線上で楽に商売ができるかも、と考えていたところもあるのだろうかと邪推したりもするのですが。
◎ そもそも立体視がアレ。 :
もっとも、仕組みからして立体視が普及せずに終わるのは必然、と言われそうでもあるなと。
更に、TV放送された立体視映像は、左右の画面を横方向に並べているから、偏光フィルタ方式では結果的に1/4の解像度になっちゃうのが厳しかった。フルHDの表示デバイスを使っていてもSD画質+αになるのだから、そりゃ「こんなもんか」と思われちゃうよな…。
それに、HMDの類 ―― 左右の映像が、チラつきもなく、光量も落ちず、解像度も保証された別々の映像として提示される表示デバイス ―― で立体視を体験してしまうと、アクティブシャッター方式も偏光フィルタ方式も見れたもんじゃない、と感じてしまうあたりも…。
そもそもメガネの類をかけないとTVやPC画面を見れないという時点で、一般ユーザにとっては面倒臭いわな…。まあ、その面倒臭さすら我慢できるレベルの何かしらを提示できなかったのがアレだけど。
今後はVRの機材に期待するしか…。と言ってもググってみたら、これまた厳しい。独立型を謳いながらも初期設定にスマホが必須・PCの利用不可と妙な制限を無意味につけてみたり。そもそも既存の立体視環境より数倍のコストがかかるし。また普及せずに終わりそうな気配。
ところで。偏光フィルタ方式のデメリットは解像度が落ちてしまうこと、だったけど。当時から、「4Kディスプレイなら解像度の問題は解決する」「しかし4K対応液晶は高いので商品化は現実的ではない」と言われてたわけで。しかし、今現在は、どうなのか。4Kは今でも非現実的なのか。そうではないよなと。
せっかく偏光フィルタ形式のデメリットを解決できそうな状態になってきたのに、どこのメーカも立体視から手を引いてしまったのは、どうなんだろうなと。いよいよあの方式の本領発揮、ここから挽回、と言えそうな時期に、業界の空気にまんまと支配されて、機会損失(?)になっていたりしないか。あの当時、「もっと解像度の高い液晶を低コストで入手できれば」とボヤいてたことを、皆、もう忘れたのだろうか。それとも、そんな議論すらしてなくて、「他社が出してるからウチも」的に、単なる空気で安易な製品企画を立ててたメーカが大半なのだろうか。
というか、昔は無理だったけど今ならイケそうな仕組みって他にもありそうな気も。
- アクティブシャッター方式は、解像度はともかく光量が落ちるし、ディスプレイ側もメガネ側もコストがかかるし。
- 偏光フィルタ方式は、コストは安く済むけれど、縦解像度が半分になるし、やっぱり光量は落ちるし。メガネのデザインが悪くて、左右画面の分離がちゃんとできなくて、おかしな映像に見えたりもするし。
更に、TV放送された立体視映像は、左右の画面を横方向に並べているから、偏光フィルタ方式では結果的に1/4の解像度になっちゃうのが厳しかった。フルHDの表示デバイスを使っていてもSD画質+αになるのだから、そりゃ「こんなもんか」と思われちゃうよな…。
それに、HMDの類 ―― 左右の映像が、チラつきもなく、光量も落ちず、解像度も保証された別々の映像として提示される表示デバイス ―― で立体視を体験してしまうと、アクティブシャッター方式も偏光フィルタ方式も見れたもんじゃない、と感じてしまうあたりも…。
そもそもメガネの類をかけないとTVやPC画面を見れないという時点で、一般ユーザにとっては面倒臭いわな…。まあ、その面倒臭さすら我慢できるレベルの何かしらを提示できなかったのがアレだけど。
今後はVRの機材に期待するしか…。と言ってもググってみたら、これまた厳しい。独立型を謳いながらも初期設定にスマホが必須・PCの利用不可と妙な制限を無意味につけてみたり。そもそも既存の立体視環境より数倍のコストがかかるし。また普及せずに終わりそうな気配。
ところで。偏光フィルタ方式のデメリットは解像度が落ちてしまうこと、だったけど。当時から、「4Kディスプレイなら解像度の問題は解決する」「しかし4K対応液晶は高いので商品化は現実的ではない」と言われてたわけで。しかし、今現在は、どうなのか。4Kは今でも非現実的なのか。そうではないよなと。
せっかく偏光フィルタ形式のデメリットを解決できそうな状態になってきたのに、どこのメーカも立体視から手を引いてしまったのは、どうなんだろうなと。いよいよあの方式の本領発揮、ここから挽回、と言えそうな時期に、業界の空気にまんまと支配されて、機会損失(?)になっていたりしないか。あの当時、「もっと解像度の高い液晶を低コストで入手できれば」とボヤいてたことを、皆、もう忘れたのだろうか。それとも、そんな議論すらしてなくて、「他社が出してるからウチも」的に、単なる空気で安易な製品企画を立ててたメーカが大半なのだろうか。
というか、昔は無理だったけど今ならイケそうな仕組みって他にもありそうな気も。
[ ツッコむ ]
#2 [anime] 「ブラッククローバー」84話を視聴
凄い作画だった…。あまりに凄過ぎて、もはや何をやってるのか分からないレベル。稀にとんでもない映像が出てくる作品だなと…。素晴らしい。
[ ツッコむ ]
以上、1 日分です。