mieki256's diary



2019/02/02() [n年前の日記]

#1 [pc] 最も普及していたレトロPCってどれなんだろう

ふとなんとなく、日本国内で最も普及していたレトロPCって何だろうなあ、てなあたりが気になったわけで。まあ、海外なら、どうせ Apple II だろうけど、日本国内ではどの機種だろうなと。

Wikipedia で、販売台数 or 出荷台数を眺めれば、おおよそ見当がつくのではないかしら。と思って眺めてみたけれど、その手の台数が載ってない機種が多くて…。これだけではちょっと分からんなと。

一応、データを見かけたのは、以下の機種ぐらい。

_PC-8000シリーズ : 25万台
_PC-6001 : 15万台
_FM-7 : 22万台
_MZ-80K + MZ-80C + MZ-80K2 : 10万台
_M5 : 10万台 + α
_ぴゅう太 : 国内4万台 + 海外8万台
_X68000シリーズ : 13万台
_FM TOWNSシリーズ : 50万台
_MSX : 国内200万台、海外200万台、HB-F1XD + FS-A1F で22万台、PC-8801シリーズは100万台未満

「シリーズ全体で何万台」というデータと、「特定機種が何万台」というデータが混在してることに注意。MSXなんて多数のメーカから色んな機種が出てたから、どの機種が何万台売れていたか、そこまではよく分からないなと…。

当時、 _8ビット御三家 の一つとして扱われていた記憶もある MZ or X1 は、販売台数がほとんど不明なあたりが気になったりもして。もしかして他のPCと比べたら、実態はさほど売れてなかったのではないか、濃いユーザが多かったから若干目立ってただけなのでは、という疑念が…。だからデータが残っていないのでは…。

JR-100、JR-300、JR-800、ベーシックマスター、SMC-70、SMC-777、パソピア、あたりは、どのくらい売れていたのだろう…。

こういうソレは、当時印刷された文献を探さないと分からないのだろうな。

海外で一番普及していたのは Apple II ではないらしい。 :

海外では Apple II が一番売れていたのかなと思い込んでいたけれど、そうではないらしい。 Wikipedia の情報によると…。

_Apple II - Wikipedia : 500万台
_コモドール64 - Wikipedia : 1700万台

販売総数は1993年の販売終了までに1250万から1700万台とされ、単一機種としては最も販売台数の多いパーソナルコンピュータであり、今もこの記録は破られていない。

コモドール64 - Wikipedia より


コモドール64が、最も普及したレトロPCだったのか…。だからあちこちで名前を見かけるのね…。

#2 [pc][cg_tools] 若干丸みを帯びた箱を作ってみたものの

_PC-6001のペーパークラフトを作ってみた ものの、角ばってるあたりがどうにも気になっていて、もうちょっと丸みを帯びた形にできないものかと試行錯誤していたのだけど。

papercraft_ss_01.jpg

papercraft_ss_02.jpg

一応、糊付け不要で、かつ、多少は丸みをつけることができたものの…。正直、コレでは、丸みがついていても、ついていなくても、さほど変わらんなと…。努力した甲斐はほとんど無かった…。ということで、これまでの試行錯誤は無駄でした、という扱いにして作業を終えようかなと。

せめて、pdf だけでも置いときます…。何かに使えそうなら、自由に使ってください…。

_box_layout_take6.pdf

それにしても、何故 PC-6001 は丸い印象を受けるのだろう。どのあたりの形状がポイントなのかなあ…。

#3 [tv] 「トクサツガガガ」実写ドラマ版第3話を視聴

NHK総合で放送されている、実写ドラマ「トクサツガガガ」第3話を視聴したのだけど。途中でちょっと気になるシーンがあって、そこから色々考えてしまったので、そのあたりをメモ。思考メモ。

以下、若干ネタバレ。

前提。 :

このドラマでは、日常風景の中に、突如特撮ヒーローが現れるシーンが時々出てくるのだけど。それらのヒーローは、あくまで、「ヒロインの妄想世界に出現しているキャラ」という位置付けで。故に、周囲に居る人物には特撮ヒーローの姿が見えていない、という光景として描かれていて。

例えば、1話においては…。
  • 冒頭、電車内にいきなり出てきたヒーローの姿を、周囲の乗客はガン無視している。
  • カラオケボックスの中でウロウロしているヒーローと怪人の姿を、ヒロインと同席していた職場の同僚達はガン無視している。

「ヒロインには見えている、これらのヒーローや怪人は、第三者から見えていませんよ」「何故ならコレは、妄想の産物ですから…」と視聴者に説明している描写なわけで。

気になったシーン。 :

ところが、第3話では、そのルールが破られる。ヒーローの姿を、たまたま通りかかった警官が目撃して、更には、ヒーローの頭をペシッと叩いてツッコミまで入れてしまう。

個人的には、そのシーンを見た瞬間、「あっ。それはやっちゃいけない」と思ってしまったわけで…。制作側のメタなお遊びということは分かるのだけど、そこまでやっちゃうとルールが変わる ―― 「作品世界の法則が乱れる」のだよなあ、と。

発生する矛盾と作品崩壊の危険性。 :

今後、ドラマの中で描かれている「リアル」を「番組内現実」と呼称するとして。

「番組内現実」で生きている、ヒロイン以外の登場人物達が、ヒロインの「妄想内存在」であるはずのヒーローを、第3話の警官のように視認できるのだとしたら…。

その場合、1話の各シーンは矛盾したシーンになってしまう。本来であれば…。
  • 電車内の乗客は、突如出現したヒーローの姿に驚き、スマホを取り出してカメラで撮ってネットにアップするだろうし。
  • カラオケボックス内の同僚達は、ヒーローと怪人の登場に驚き、これどんなイベントなの、誰が仕掛けたのよ、いやあ凝ってるなあ、と騒ぐだろう。
でも、そんな描写はしてなかった。1話の描写はおかしい、矛盾してる、という話になる…。

また、番組内現実の登場人物が、妄想内存在に対して、ツッコミという肉体的接触を行うことが可能だとすれば、逆もまた然り。妄想内存在でしかなかったはずのヒーローが、番組内現実に対して物理的に何かを行うことだって可能ですよと、視聴者に説明するシーンになってしまう。第三者がヒーローを叩けるのだから、ヒーローが第三者を殴ることもできるだろうと、誰でも無意識に思ってしまうよなと。

例えばの話、ヒロインの同僚のチャラ男が登場した際、ヒロインが「ウザい! 消えろ!」と思ったら、ヒロインの妄想内ヒーローが出現して、赤青黄の三位一体必殺技を繰り出してチャラ男を消し炭にする…。ヒーローにツッコミを入れるシーンがアリならば、ヒロインにとって邪魔な存在をヒーローが消去して回る展開だってアリになってしまう。

しかし、そんな展開が出てきたら、何のためにヒロインが番組内現実と ―― ヒロインが言うところの「リアル」と戦っているのか分からなくなる。作品のテーマが根底から崩れてしまうわけで。

何故そんなシーンを挿入したのか。 :

しかし、何故、作品を台無しにしかねない、そのような危険なシーンをスタッフは挿入してしまったのか…。

もしかすると、3話の後半、ヒロインと少年が妄想世界を共有するシーンを見せるための下準備だったのかな、と思えてきたりもして。

本来、ヒロインの妄想世界も、少年の妄想世界も、他者が覗き見ることはできない。しかしそれでは後半のクライマックスが描けない。ここは基本ルールを逸脱せねばならないが、いきなりそのシーンだけで逸脱を始めたら違和感が残ってしまう。

であれば事前に、「このドラマにおいて妄想世界は他者と共有することが可能」というルールも提示しておく必要があるのではないか。みたいなことを、脚本家さん、もしくは監督さんが考えたのかなあ、と。

てなことを一瞬思ったりもしたのだけれど。よく考えてみたら後半のシーンは、妄想世界を共有してないのかもしれないよなーと思えてきたりもして。

アレはあくまで、ヒロインだけが見ていた妄想世界なのではないか…。少年は少年で、もっと違う妄想世界を見ていたのではあるまいか。例えばの話、少年側の妄想世界では、イケメン若手俳優が演じる、成長した少年の姿がそこにあったりしたのではないか…。

となると、件のシーンの描き方も変えられる。少年が台詞を喋る時、イケメン若手俳優がそこに映っていて。ヒロインが台詞を喋る時、子役の少年がそこに映っていて。てな見せ方もできたかもしれない。大筋では双方似たような妄想をしているけれど、それぞれ細部は異なる妄想世界を見ているのだ、何故なら二人は、お互い共感できるところはあるけれど、やはり別々の人間なのだから、という伝え方も可能だったように思えてきたり。 *1

しかしそうなると、警官がヒーローにツッコミを入れるシーンは、やはり意味不明になる。せめて、このシーンはお遊びですよ、深く考えないでね、と分かりやすくする記号が必要だったのではないか…。例えばそのシーンだけ通常は出てこないフレームが追加される、等々、何かしらやり方はあるよなと。

などと考えていくと、あの警官のシーンを挿入したのは、脚本家さん、もしくは演出家さんの考えが浅いんじゃないかな、と思えてくるわけで…。それとも、自分が読めていない、もっと深い考えがあって、挿入されたシーンなのだろうか…。

そこまでの話ではないのかも。 :

などとモヤモヤ考えてしまったけれど。もしかすると、単に原作漫画にちょこっと載ってたやり取りだった可能性もあるよなと…。

漫画の場合、登場人物がコマの枠外の原作者と喧嘩を始める、なんてノリもアリだったりするし。そして、原作漫画でここまでやってるのだから映像版でもアリだろう、と判断してもおかしくないし。その程度の話なのかもしれない…。

漫画の場合、小ネタを小さいコマで描いたり、コマの隅っこにちょこっと描いたりして、「これは小ネタですよ」「メインストーリーに絡むほどのネタじゃないですよ」と伝えることができるのが美味しいよなと。映像作品はフレームサイズが変わらないので、小ネタもマジネタも等価に受け止められてしまう。

漫画の見開きページのような拡大方向は無理だとしても、フレームを小さくするぐらいなら、映像作品でもできるのではないか、と思ったりもするのだけど…。まあ、そういう見せ方をしているアニメを稀に見かけたりもするけれど。担当したコンテマンが、漫画の強みについて自分なりに考えたことがあるから、そういうコンテを描けるのだろうな…。これがフツーのコンテマンだと、どんなネタも、同じフレームサイズで見せちゃう…。子供の頃から浴びるように漫画作品を読んでいるはずなのだから、少し考えを巡らせば、漫画独自の表現に気づいてアレンジできそうな予感もあるのだけど…。

ルール無用にするためのルールも必要。 :

個人的には、メタ描写は避けるべきとは欠片も思ってないし、妄想世界を第三者が目撃できるルールでも、目撃できないルールでも、どちらでもいいよな、どちらが正解というわけでもないだろう、とも思っていて。このあたり、単に、「この作品世界ではこういう法則が働きます」てなあたりを決めといたほうがいいよね、ぐらいの話でしかなく…。

例えば、「ガルパン(ガールズ&パンツァー)」の世界では、戦車に砲弾が当たっても、乗ってる少女達は絶対に命を落とさない。どう見てもおかしい描写だけど、「この作品はそういうルールですよ」と言われたら、視聴者も、「そういうルールなのね」と受け止めて楽しめるわけで。ところが、死なないはずの少女達が、回によって、突然脚本上の都合で命を落としたりすると、視聴者は「???」になってしまう…。まあ、そういう展開は出てこないから、ガルパンは最初から最後までちゃんと楽しめるわけですが。

各作品には、どんなルールを設定してもOKで。だけど、設定したルールは守らないと、作品が台無しになっちゃう。その場のノリで思い付きをガンガン入れちゃう、そんな自由な作りをしたいなら、それが可能なルールも最初から決めておかないといかんのだろうな、という話でしかないのですが。

「コミカルな作品だから、ギャグ作品だから、何をやってもいいよね」と捉えていたとしたら、それは浅いよなと。何をやってもOKにするためのルールを設定しておく必要があるよなあ、そこをサボっちゃダメだろうなあ、みたいな。

ルールを決めない、というルールを設定した作品としては、「深夜天才バカボン」あたりを思い出すなと。なんでもありだから、その分、展開も滅茶苦茶に。毒を食らわば皿まで、ならぬ、メタをやるなら…何だろうな。とにかく、メタをやる時は、そのぐらいの覚悟で挑んでほしい、てなところもちょっとあるなと。

まあ、回やネタごとにルールは変わります、というルールを設定することも可能ですが。「おそ松さん」あたりはそんな感じだったけど、皆フツーに楽しんでたし。

てなことを思ったりしたのでメモ。

実写作品の枠に囚われない意欲的な表現が時折出現するドラマでもあるが故に、こういうアレコレを考える機会を与えてくれたりもするわけで。そういう意味でも、件のドラマ、なかなか面白いな、これは興味深い作品だなと、感心しながら視聴しております。NHK、やりますなあ…と。

妄想世界の共有。 :

考えてみたら、「妄想世界の共有」というネタは、使い道がありそうだなと。「アキバレンジャー」はソレを基本設定にしていたし、「千年女優」もソレを見せ方の柱にしていたし。

一つの作品を成立させるための基本設定として活用できる、それだけのポテンシャルを、「妄想世界の共有」というネタは持っているのだ…と捉えることができそうな、そんな気もしてきたり。

*1: 本編中、ヒロインの妄想世界内で、ヒロインが抑圧されていた少女時代に戻ってる描写もあったのだから、少年が自身の成長した姿を妄想するのもアリだろう、とも思えるし。あるいは、視聴者から、「アレ? これもしかしてトッキュウジャーのオマージュ?」的ツッコミを貰えた可能性も…? いや、ちょっと無理があるか…。

以上、1 日分です。

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