mieki256's diary



2016/03/16(水) [n年前の日記]

#2 [neta] 無言の二人

夢の中でなんだか気になるやり取りを見たのでメモ。夢日記。

学生時代のサークル(漫研)の同窓会。女性先輩が「○○(女性)と○○(男性主人公)って、あの頃実は付き合ってたとかないよね」と質問。問われた二人は全力で否定。

どうしてそんなことを思ったのかと尋ねてみると、当時二人の書いてた文章内の記号の書き方がそっくりで、なんだかこの二人は怪しいと思った、という話で。それは…。当時二人が、とある漫画家さんのファンだったので、その漫画家さんの真似をしてその記号を書いてただけというオチで。

そもそも当時、付き合う以前の状態で…。サークル部室内で二人だけになっても、お互い一言も喋らず(「おはようございます」「お先に失礼します」ぐらいは言ってたかな…?)、原稿用紙やアイデアノートに向かって、ひたすらカリカリとペン先を動かし続ける、そんな光景で。

「ずっと無音でソレやってたの?」
「作業用のBGMは流れてましたよ。部室にカセットデッキがあったじゃないですか」
「ああ、ゴミ捨て場から拾ってきたやつ」
「違う! アレは○○先輩の寄贈品」
「アレって寄贈品だったの? スゲー汚いからてっきり」
「持ってきたときは壊れてたけど、○○先輩がバラシて直してくれたんですよね」
「直したって言っても、ローラー回すゴム取り替えただけだよ。でも1回じゃ直らなくて何回か取り替えたと思った」
「時々回転数おかしくなってたのはそのせいかあ」

先輩達が、授業の時間が来るまで部室で暇つぶししてて。カセットテープかけたまま授業に行っちゃうんですよね。部室に残った二人の間に流れているのは、BGMだけ…。

「いいねえ。ムードあるじゃない」
「でも流れてたのアニソンですよ」
「ダメじゃん!」
「しかもMAD流れてたよね」
「最悪だあ!」
「ムードもへったくれもねえ…」

「しかし全然喋ってないって逆に凄いね」
「あの頃、二人とも、サークルの中で一番漫画道を邁進してたよなあ」
「でも、いくらなんでも世間話ぐらいはしてたでしょ」

世間話ねえ…。どうだったかな…。会話らしい会話をした記憶が…。

「あ。ホラ、アレ」

? …ああ! ハイハイハイ。アレかー! たしかアレは


てなところで目が覚めた。


続きが気になる。一体どんなエピソードがあるんだ。二人だけで通じ合ってないで、おじさんにもちょっと話を聞かせなさい。

ちなみに、自分も学生時代に漫研所属だったのですけど、女性のサークルメンバーなんて居ませんでした。工業大学だったので。99%男子校状態だったので。

そんな悲しみに満ち溢れたオチは横に置いといて。「たしかアレは」の続きが気になる。どうせたわいのない話だろうけど、ずっと無言のままペン先を動かしてた二人の間に、何があったのだろう…。

以上です。

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