mieki256's diary



2016/03/12() [n年前の日記]

#4 [anime][neta] 人類冬眠計画

夢の中でなんだか気になるキーワードを目にしたのでメモ。「人類冬ごもり計画」「人類越冬計画」「人類冬眠計画」とかなんとか。

目が覚めてから、もやもやと妄想。たぶん、こういう設定なんだろうと…。

近未来、人類が地球を汚染し過ぎて、地球上では人類が生きていけない状態になってしまった。しかし、コンピュータのシミュレーションで、何千年〜何十万年すれば環境が変わって、人類が生きていける状態に戻りそうだと分かる。

それまで人類はどうしたらいいのか。ここはコールドスリープ・冷凍睡眠をして、その時が来るまで待つことにしよう。これが「人類冬眠計画」の始まりである。

だが、地球上の全人口をコールドスリープさせる予算も時間もない。また、せっかく復活した環境に対して、再度やらかしてしまう連中まで眠らせてしまったら元の木阿弥。ここはやはり、未来を託すに値する、高度な意識を持った人々を選出せねばなるまい。「選ばれた民」だけを眠らせる必要があるのだ。

「選ばれなかった民」は…。もし、「選ばれなかった民」が、「選ばれた民」の眠りを妨害してしまったら、もはや人類の未来は無い。計画の障害となりそうな要因は、事前に排除せねばならぬ。つまり…。

彼等の死は無駄ではないのだ。人類が生き残るために必要な礎なのである。さあ、どんどん障害を消去しよう。人類の未来のためだ。

悪の組織、誕生。

と、ここまで書いて気づいたけど。これって ナウシカ(原作版)じゃないのか。パクリかよ。

つまり、あの作品のはるか昔を妄想すれば、そこにはおそらく「悪の組織」が存在しているはずだよなと。そして、「悪の組織」が存在していたということは、その計画に反抗する「正義のヒーロー」だって存在していた可能性が高いよなと。

要するに、「やめろ、ショッカー! 貴様等の悪行、許すわけにはいかん!」「ええい。おのれ、仮面ライダー! またしても我々の計画を邪魔しおって!」的な光景が、 ナウシカの大昔には存在していた可能性があるわけですよ。

逆に言うと、悪の組織が大勝利を収め、それから何千年〜何十万年経った未来において、正義のヒーローに守ってもらえるはずだったけど結局守ってもらえなかった人々は、こんな生活を送ってました、てなあたりを描いていたという点で、アレは結構変わった漫画作品だったと言えるのかもしれないよなと。フツーは「ヒーロー」と「悪の組織」がすったもんだするあたりを描きそうなものなのに、そこはスルーしちゃって、そこから遠い未来のすったもんだを描いてたわけで。

と言っても、悪の組織が勝利した世界を描いてる作品は、ちょこちょこあったりしますけど。仮面ライダー555劇場版とか。オリジナル版キャシャーンとか。レイズナーとか。記憶が定かじゃないけど、ザブングルもソレじゃないかしら。

ザブングルって、今になって考えてみると、 ナウシカの設定と似てますな…。いや、どちらも、宇宙戦艦ヤマト小説版のその後を描いてる感じの設定、と捉えることもできなくもないのかな。

それはさておき。メジャー作品の、はるか過去、もしくは遠い未来を妄想していくと、またちょっと変わった設定に辿り着けたりもするのかな、などと思えてきたりもして。 ナウシカに繋がる予定の仮面ライダーとか、ちょっと面白そうじゃないですか。でもないか。

国会中継も面白そう。 :

おそらくそういった計画になると、国が主導してやりそうな気もするわけで。となると、国会中継でそういうやり取りが見られるかもしれない。

野党議員 「選出されなかった有権者に対して、これはあまりに非人道的な対策ではないのですか! こんなことが許されていいのですか! そこのところどうお考えなのか総理の考えをお聞かせ願いたい。総理、お答えください」
議長 「ナイカクソーリダイジーン」
総理 「今の質問の中で非人道的という発言がありましたが、それは全くの誤解であります。そもそも我が国の憲法においては基本的人権の尊重を謳っておりまして(以下略)」
国会のヤジ 「詭弁だ!」「テキトーなこと言ってんじゃない!」

延々と国会の質疑応答だけでSF的シチュエーションが粛々と進んでいく漫画、とかどうかなと…。ダメか。台詞考えるのが大変そう。

こういう展開もあるよなと。 :

ちなみに、人類冬眠計画がすんなり進んでしまったとしても、別の展開もあり得るよなと。

「選ばれた民」が眠りに入ったその後、悪の組織の魔の手から命からがら逃げることができた「選ばれなかった民」は、細々と生き永らえていたのだけど。そのうち、コスモクリーナーDを発明しちゃう。地球、キレイキレイ。そして人類は、ますます文明を発展させて…。

「そういやさあ。ココに眠ってる人達居るけど、コレどうすべ? 起こしてやったほうがいいかな?」
「なんだか可哀想だから、そのまま寝かせといてやろうよ。別に寝たままでも俺達困らないし」
「それもそうか」

何十万年経って、目を覚ます「選ばれた民」。おそらく地球は、一面緑の惑星に戻ってるはずだ。そこで我々は人類文明を再構築していくのだ。我々が新世界のリーダーである。我々の働きに人類存亡の命運がかかっているのだ…。意気揚々と外に出てみる「選ばれた民」。しかし、そこには…。

てな感じの漫画を、藤子F先生やゆうきまさみ先生が描いてたような気がします。人類が移住できる惑星を探しに、コールドスリープで長い旅を続ける宇宙飛行士。家族、恋人、友人達と別れて、たった一人で遠い未来へと旅立たねばならない。しかし自分が、人類の未来を作るのだ…。などと思っていたのに、惑星に辿り着いてみると…。その時の宇宙飛行士の気持ちを想像すると、もうね…。

ついさっき、「コレ、 ナウシカじゃん」って気づいた時、その宇宙飛行士の気持ちが、ちょっと分かったような気分に…。何でもそうだけど、えてして必ず先行者が居るもので。 *1

先行者。 :

そういえば…。漫画家さんが「いいアイデア思いついた!」と喜んでからしばらくして、「アレ? コレって手塚作品のアレじゃん」「なんてこった。手塚先生が既に開拓していたじゃねえか」と気が付いてガックリ、なんて話をどこかで聞いた記憶があるのですけど。時空を超えてあなたは一体何度 ―― 我々の前に立ちはだかってくるというのだ!! 手塚先生!!! (ドン)、みたいな。まあ、手塚先生のことだから「君の漫画、僕にも描けますよ」「というか昔ソレ描きましたよ?」とか雲の上から笑顔で言ってきそうだけど。チクショウ。漫画の神様には敵わねえなあ。

開拓者になれそうと思ってたら、実は先行者が居た、なんてのはよくあることですが。そこから話が作れないかなと…。

図書館の本をひたすら読みまくるのが趣味の少女が、ある日、不思議なことに気が付く。本の貸し出しカードで、必ず見かける名前がある。コイツ、何者だ…。何故こうまで、自分の趣味と一致した本を、コイツも借りてやがるのだ…。ってソレ、 「耳すま」じゃねえか。またパクリか。

アレは少年が色々画策してそういう状況を作ってたけど。ナチュラルに、主人公にとっての先行者になってる人物が存在していたとしたら、ソイツは何者なんだろう、主人公とどういう関係が、てな話にもなるのかなと…。 「耳すま」とは全然似てないオカルト設定・ホラー作品が作れそうな気がしないでもないです。

手塚先生のソレも、少し捻ると…。実は手塚先生がタイムトラベラーで、未来の漫画からネタをバンバン拝借していたという設定は、ってソレ、ドラえもんであったな…。タイムマシンで未来の漫画を…。すると最初にネタを考え出したのは一体誰なんだという謎が…。

うむ。コールドスリープネタから随分遠いところに来てしまった。

*1: あらゆる妄想は、えてして無意識に元ネタをなぞってるだけ、だったりするんだよなあ…。

以上です。

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