2015/09/21(月) [n年前の日記]
#3 [neta] AppleはFlashを殺したのだから同じ理由でWeb広告も殺さないと
只の思考メモ、というより妄想メモです。
なんでも、Apple がiOS9版Safari に広告ブロック機能をつけた、という話を見かけて。実際は標準で有効になるわけではなく、何かアプリを買わないとブロックできないらしいので、別に気にする話じゃなさそうだな、そこまでやる人はそんなに居ないんじゃないの、と自分は思ったのですけど。
ただ、その話を見かけて、Flashのことを思い出してしまったわけで。
Apple が Flash を殺しにかかってきた理由の一つとして…
「Webページ上にFlashがベタベタ貼ってあると、スマホのバッテリー消費が激しくなるから」
てのがあったよなと。もちろん、Flashを提供してるAdobeは、「いやいやちょっと待って。そんなの微々たるもんだよ。言いがかりだよ」と必死に反論してたけど、Appleはそんな反論なんてスルーして。
飛ぶ鳥を落とす勢いで売れていったiPhoneがFlash排除に動いたから、Web上のアレコレを作ってた人達も「iPhoneで動かないのは困る」と皆がFlash排除に流れて。結果「Webページ上のFlash」はAppleの扇動により大虐殺されてしまったわけですけど。 *1
しかし元々、Webページ上のFlashがバッテリーを馬鹿食いしていたのは、CPUパワーを馬鹿食いするアホな作りの糞重いFlash広告が粗製濫造された上に、ページ上にベタベタと貼られてしまったからだよなと。
そして、Flashを使って糞重い広告、糞重いサイトを作ってた人達は、今度は HTML5 + JavaScript でCPUパワーを馬鹿食いする糞重い広告を粗製濫造し始めて。それがまたWebページ上にベタベタと貼られまくられる…。今はそんな状況になってきているわけで。
であれば。Apple が Flashを殺した理由が、本当の本当に、「スマホのバッテリーに厳しいから」なのだとしたら。これは同じ刀で、Web広告もAppleからバッサリ叩き斬られないと、ちょっと話の筋が通らないよなー、と自分は思ってしまったのでした。Flashを殺したんだから、Web広告も殺さないとおかしい。そうはならなかったら、いわゆるダブルスタンダードになっちゃうよと。 *2
それとはまた別に。
Appleが新製品を出す時に重視してる要素として、「今までにない新しいユーザ体験」てのがあるわけで。オシャレなスマホのデザインもそうだろうし、ヒュンヒュン動く画面もそうだろうし、「ナニコレ! 新しい!」と道行く人に思わせることで、Appleは自社製品を大衆にガンガン売り込んできたわけで。
ところが、糞重いWeb広告の類って、そのAppleの方針に一切何の寄与もしていない。それどころか、旧来の広告ベタベタ貼りまくりの見苦しいWebページをドーンとユーザに届けてしまう。
せっかくAppleがオサレアイテムの開発に血道を上げてピッカピカの製品を出してきているのに、その結果にウンコを塗りつけてきやがるのがWeb広告ですよ。そりゃAppleも、できることならこんなウンコ共は綺麗に洗い流してしまいたいとフツーは考えるんじゃないかなー、と。自分達の努力の結晶を糞まみれにされるんだから存在すら許しがたい、と思いそうなものですが。さて、どうなんだろ。
さておき、じゃあ広告を作ってる側・貼ってる側は、どうすればいいのかなと。
簡単な話かもしれんなと。軽くて、目障りにならず、しかしちゃんと集客効果が見込める ―― 要は、よく出来たグッドな広告を作りましょう、Appleのユーザ体験とやらに負けないぐらいオサレなサイトを作ってやろうと心掛ければいいだけじゃないのかと。広告とは何なのか、どうあるべきなのか、原点に立ち戻って考えてみればいいだけの話、かもしれんよなと。
が、しかし、「広告ブロックしてたらコンテンツを非表示にするJavaScriptを書いてやったぜ!」とか言い出しちゃうのが今のWebの人達で。なんだかなーと思ったりしました。Appleが重要視して、そのことで実績を上げてる「ユーザ体験」とやらの視点で見たらソレってどうなんだろ。そりゃAppleも、広告ブロック機能つけないとあかんかもしれん、って思うわなと。 *3
まあ、只の思考メモです。どうせそのへん、なるようにしかならんし…。TVだって、昔は色々なやり方で局を成立させようとしてたけど、生き残ったのは今のやり方なわけで。例えばTV東京だって、昔は教育専門局だったのに、今は…。結局、どの業界も自然淘汰と言うか、なるようにしかならんのだろう、などと思っていたり。
なんでも、Apple がiOS9版Safari に広告ブロック機能をつけた、という話を見かけて。実際は標準で有効になるわけではなく、何かアプリを買わないとブロックできないらしいので、別に気にする話じゃなさそうだな、そこまでやる人はそんなに居ないんじゃないの、と自分は思ったのですけど。
ただ、その話を見かけて、Flashのことを思い出してしまったわけで。
Apple が Flash を殺しにかかってきた理由の一つとして…
「Webページ上にFlashがベタベタ貼ってあると、スマホのバッテリー消費が激しくなるから」
てのがあったよなと。もちろん、Flashを提供してるAdobeは、「いやいやちょっと待って。そんなの微々たるもんだよ。言いがかりだよ」と必死に反論してたけど、Appleはそんな反論なんてスルーして。
飛ぶ鳥を落とす勢いで売れていったiPhoneがFlash排除に動いたから、Web上のアレコレを作ってた人達も「iPhoneで動かないのは困る」と皆がFlash排除に流れて。結果「Webページ上のFlash」はAppleの扇動により大虐殺されてしまったわけですけど。 *1
しかし元々、Webページ上のFlashがバッテリーを馬鹿食いしていたのは、CPUパワーを馬鹿食いするアホな作りの糞重いFlash広告が粗製濫造された上に、ページ上にベタベタと貼られてしまったからだよなと。
そして、Flashを使って糞重い広告、糞重いサイトを作ってた人達は、今度は HTML5 + JavaScript でCPUパワーを馬鹿食いする糞重い広告を粗製濫造し始めて。それがまたWebページ上にベタベタと貼られまくられる…。今はそんな状況になってきているわけで。
であれば。Apple が Flashを殺した理由が、本当の本当に、「スマホのバッテリーに厳しいから」なのだとしたら。これは同じ刀で、Web広告もAppleからバッサリ叩き斬られないと、ちょっと話の筋が通らないよなー、と自分は思ってしまったのでした。Flashを殺したんだから、Web広告も殺さないとおかしい。そうはならなかったら、いわゆるダブルスタンダードになっちゃうよと。 *2
それとはまた別に。
Appleが新製品を出す時に重視してる要素として、「今までにない新しいユーザ体験」てのがあるわけで。オシャレなスマホのデザインもそうだろうし、ヒュンヒュン動く画面もそうだろうし、「ナニコレ! 新しい!」と道行く人に思わせることで、Appleは自社製品を大衆にガンガン売り込んできたわけで。
ところが、糞重いWeb広告の類って、そのAppleの方針に一切何の寄与もしていない。それどころか、旧来の広告ベタベタ貼りまくりの見苦しいWebページをドーンとユーザに届けてしまう。
せっかくAppleがオサレアイテムの開発に血道を上げてピッカピカの製品を出してきているのに、その結果にウンコを塗りつけてきやがるのがWeb広告ですよ。そりゃAppleも、できることならこんなウンコ共は綺麗に洗い流してしまいたいとフツーは考えるんじゃないかなー、と。自分達の努力の結晶を糞まみれにされるんだから存在すら許しがたい、と思いそうなものですが。さて、どうなんだろ。
さておき、じゃあ広告を作ってる側・貼ってる側は、どうすればいいのかなと。
簡単な話かもしれんなと。軽くて、目障りにならず、しかしちゃんと集客効果が見込める ―― 要は、よく出来たグッドな広告を作りましょう、Appleのユーザ体験とやらに負けないぐらいオサレなサイトを作ってやろうと心掛ければいいだけじゃないのかと。広告とは何なのか、どうあるべきなのか、原点に立ち戻って考えてみればいいだけの話、かもしれんよなと。
が、しかし、「広告ブロックしてたらコンテンツを非表示にするJavaScriptを書いてやったぜ!」とか言い出しちゃうのが今のWebの人達で。なんだかなーと思ったりしました。Appleが重要視して、そのことで実績を上げてる「ユーザ体験」とやらの視点で見たらソレってどうなんだろ。そりゃAppleも、広告ブロック機能つけないとあかんかもしれん、って思うわなと。 *3
まあ、只の思考メモです。どうせそのへん、なるようにしかならんし…。TVだって、昔は色々なやり方で局を成立させようとしてたけど、生き残ったのは今のやり方なわけで。例えばTV東京だって、昔は教育専門局だったのに、今は…。結局、どの業界も自然淘汰と言うか、なるようにしかならんのだろう、などと思っていたり。
◎ 余談。 :
またちょっと別の話だけど。
一時期、はてブのコメント欄で、何かというと「Flashは死ね」とコメントしてる人達を見かけていたのですけど。もしもその人達が「閲覧者側」だとすれば、今回も同じノリで「Web広告は死ね」とコメントしてないとおかしいよな、と思ったのですけど、何故かそういうコメントって見かけないんですよね…。どういう種類の人が「Flashは死ね」と言いまくってたんだろう。彼等は、どんなポジションの人なんだろう。そのあたり、なんだか謎だなと。彼等は一体何者だったのか…。
一時期、はてブのコメント欄で、何かというと「Flashは死ね」とコメントしてる人達を見かけていたのですけど。もしもその人達が「閲覧者側」だとすれば、今回も同じノリで「Web広告は死ね」とコメントしてないとおかしいよな、と思ったのですけど、何故かそういうコメントって見かけないんですよね…。どういう種類の人が「Flashは死ね」と言いまくってたんだろう。彼等は、どんなポジションの人なんだろう。そのあたり、なんだか謎だなと。彼等は一体何者だったのか…。
◎ 2015/09/24追記。 :
ネットを眺めてたら「Apple様が御提供してる広告配信サービス iAdを使えってことだよ」「Google潰しだよ」という話を見かけて膝を打ちました。Appleの動きに納得。商売上手(?)だなあ。
*1: 「アニメ制作ツールとしてのFlash」は存続してるので…。あくまで「Webページ上のFlash」は死んだという話で。Flashと言っても色々あるからややこしいですね。
*2: ただ、自分は、Apple/ジョブズが言ってた「スマホのバッテリーが」は言いがかりだろうなと思っていて。Appleにとって、AdobeのFlashを殺さねばならない真の理由が他にあったのではと邪推してますので、Flashは殺したけどWeb広告は殺さない展開になったとしても、「ああ、やっぱり。バッテリーどうこうは嘘だったんだね…。Apple、汚ねえなあ」と思うだけなのですけど。
*3: ただ、その、「広告ブロックしてたらコンテンツを非表示に」を公開してるブログ自身は、そのJavaScriptを導入してないのですよね…。要するに、そのスクリプトを安易に使うブロガーが増えれば、それはユーザにページそのものを見せない=広告云々どころではない自爆行為なわけで、つまりは頭の悪いライバルがどんどんWeb上から勝手に消えてくれるから、その人にとってはウハウハヒャッホー、なのだよなと。上手いこと考えるもんだなと感心しました。
*2: ただ、自分は、Apple/ジョブズが言ってた「スマホのバッテリーが」は言いがかりだろうなと思っていて。Appleにとって、AdobeのFlashを殺さねばならない真の理由が他にあったのではと邪推してますので、Flashは殺したけどWeb広告は殺さない展開になったとしても、「ああ、やっぱり。バッテリーどうこうは嘘だったんだね…。Apple、汚ねえなあ」と思うだけなのですけど。
*3: ただ、その、「広告ブロックしてたらコンテンツを非表示に」を公開してるブログ自身は、そのJavaScriptを導入してないのですよね…。要するに、そのスクリプトを安易に使うブロガーが増えれば、それはユーザにページそのものを見せない=広告云々どころではない自爆行為なわけで、つまりは頭の悪いライバルがどんどんWeb上から勝手に消えてくれるから、その人にとってはウハウハヒャッホー、なのだよなと。上手いこと考えるもんだなと感心しました。
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以上です。