mieki256's diary



2015/09/09(水) [n年前の日記]

#3 [comic] 「ダンジョン飯」1〜2巻を読んだ

妹が以下略。どんな漫画なのか一応説明すると…えーと…うーん…うむむ…。コレってどう説明するのが適切なのだろうか。タイトル通り、ダンジョンで飯を食う漫画? なのかな。いや、ダンジョンで、魔物を倒して、食べる漫画、だよな…。まあ、話題になってる漫画だから、あえて今更説明する必要はないのかもしれないけど。

とにかく考証がスゴイなと。ダンジョン、魔物の生態、そして、料理。コレとソレとアレがどうしてここまで綺麗にくっついて、見事な説得力を持ってしまうのか、さっぱりわからないのだけど、そこが面白い。その発想は一体どこから出てくるのか、読んでいて、不思議で不思議で…。ダンジョン内をうろついてる魔物の一つ一つに、現実に存在する植物・昆虫・生物の仕組みを淡々と応用して、更に料理法まで探し出して煮詰めていく作業…。この作家さんは一体何者なんだろう。やってることはSF考証とかそういうのと変わらないと思うのだけど。でも、それが、ダンジョンで、飯…。実はブレーンが何人も居るんじゃないのかと邪推するぐらいに見事な仕上がりで。

そういえば、一時期、宮崎ゴロー監督が、この漫画のアニメ化企画を進めていたらしいけど。もしかするとゴロー監督との相性ピッタリな原作漫画かもしれないよなと、読んでるうちに思えてきたり。山の上の砦に坂が無いのは不自然だ、てなところにこだわる監督さんだから、そういうこだわりの方向性が、真っ直ぐに面白さへと繋がっていく可能性はあるかもなと。几帳面に、真面目に考えていけばいくほど、そして、淡々とソレを見せ続けるほど、「いやいやいや。ちょっと待て」「えっ? そこなの? そこにこだわるの?」と見ていてツッコミたくなる内容になってくれそうな…。まあ、ゴロー監督じゃなくて、高畑勲監督がやっても面白そうだけど。「ここ一週間、キノコについて調べてみたんですけどね…。縦と横で切れ方が違うというのは、アレは間違ってますね」とかスタッフに言い出しそうで…。あ、いかん。こりゃ完成しないな…。 *1

何にせよ、とんでもない漫画だなと思いました。世の中にはスゴイ漫画があるんだなあ…。
*1: 「これはアレですね。実際に食べてみないとわかりませんね。よし。○○○○を食べに行きましょう」って高畑監督が言い出して、女性スタッフが「ヤダーッ!」と叫んだりとか…。

以上です。

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