2011/12/27(火) [n年前の日記]
#1 [pc][neta] Macの理念?
考えがまとまってないというか、単なる自分の思い込みのような気がしてるのだけど。一応もやもやと考えたことをメモしておくのです。
Macが誕生した時に、理念と言うか、基本となる思想のようなものがあったような気がしてる。
それは、「全ての情報をデジタルデータ化してコンピュータで扱えるようになれば、世の中もっと便利で楽しくなるよ。凄い未来がやってくるよ」という夢想。ある種の宗教と言ってもいい。
別にこれはAppleやジョブズだけが夢見ていたわけではなくて、当時コンピュータに触れていた人なら誰しも考えたこと。有識者なら、そんな理念を掲げた当時の先駆者たちの名前をいくらでも書き連ねることができるはず。だけど、それを実現すべく本気で先陣を切ってみせたのは ―― 各家庭にそういう未来を持ち込んでやろうとガチで努力を始めたのは、Mac・Apple・ジョブズじゃないかなと自分は思っていて。だからこそ、Macは、Appleは、ジョブズは、凄かったんだよと。
この理念は、昨今流行ってるApple製品でも一貫してる。
iPodは、音楽を手の中に、を掲げたアイテムだけど(違ったっけ?)。デジタルデータ化すればそれが可能になるよねと。もちろん既にCD・MDが存在してたから、音楽データのデジタル化はiPodが最初にやったわけじゃない。でも、CDに閉じ込めているだけでは、デジタル化の真の恩恵が得られない。CDショップに行かなくても、Mac上でクリックしていけば音楽が手の中にするする入っていくというスタイルを、iPodに付随させてジョブズが広めようとしたけれど、そっちのほうが真の恩恵だとジョブズは考えていたんじゃないか。音楽にとって大事なのは、光る円盤(=CD)かい? 違う。円盤の中に入っている音楽データそのものに価値があるんだ。それを世界に知らしめるためのアイテムがiPodだった。…もちろん、iPodが最初にやったわけじゃないけれど。
iPhoneやiPadも同様。映画や書籍を、手の中や、膝の上に。デジタルデータ化すればそれが可能になるよねと。大事なのは、ビデオテープやDVDやブルーレイや…「印刷された書籍」なのかい? 違う。中に入ってる、映像データ、文章データそのものに価値があるんだ。
Macが誕生したばかりの頃、まだスペックが随分低いMac上で、漫画を描いてみた漫画家さんが ―― 寺沢武一先生や、すがやみつる先生が居た。これは勝手な想像だけど、漫画をデジタルデータとして扱うことで、凄い未来がやってきそうだと直観的に理解したからそういうことをしたのだと思う。漫画家という想像力豊かな人種であるからこそ、当時言語化できていたかどうかは別にしても、未来のビジョンを容易に想像できたのではないか。だから描いてみたのではないかと。
そういった人達は、おそらく「本物」だと思う。ヨチヨチ歩きを始めたばかりの、海の物とも山の物ともつかないMacという道具が、どんな未来を実現するために生まれてきた道具なのか、ピンと来てしまった人達。ジョブズと、ビジョンを共有できた人達なのだろうと。
という話を踏まえたうえで。
一部の作家さんが、書籍の自炊だか電子書籍化だかに反対しているそうではないですか。それって、Macの理念と対立する気がしたわけです。
まさか、MacやWindowsを使って作業してる人が混ざってたりしないだろうなと。まあ、おそらくは、手書きで原稿書いている人が大半なんだろうと思うけど。理念には反対するけど、利便性だけはちゃっかり受け取ってたら、ちょっとズルい。
コンピュータが御家庭の中にこれだけ普及して、ジョブズが亡くなってしまった現在ですら、彼が夢見た未来が充分に理解されていない、もしかすると一部のMac信者の中ですら理解されてないのかもしれない、と思えてきたりもして、なんだか考え込んでしまったのでした。
とメモしてみたけど、そもそも自分も分かってない可能性が。まあ、そういうことを思ったというメモですオチはないですスミマセン。
Macが誕生した時に、理念と言うか、基本となる思想のようなものがあったような気がしてる。
それは、「全ての情報をデジタルデータ化してコンピュータで扱えるようになれば、世の中もっと便利で楽しくなるよ。凄い未来がやってくるよ」という夢想。ある種の宗教と言ってもいい。
別にこれはAppleやジョブズだけが夢見ていたわけではなくて、当時コンピュータに触れていた人なら誰しも考えたこと。有識者なら、そんな理念を掲げた当時の先駆者たちの名前をいくらでも書き連ねることができるはず。だけど、それを実現すべく本気で先陣を切ってみせたのは ―― 各家庭にそういう未来を持ち込んでやろうとガチで努力を始めたのは、Mac・Apple・ジョブズじゃないかなと自分は思っていて。だからこそ、Macは、Appleは、ジョブズは、凄かったんだよと。
この理念は、昨今流行ってるApple製品でも一貫してる。
iPodは、音楽を手の中に、を掲げたアイテムだけど(違ったっけ?)。デジタルデータ化すればそれが可能になるよねと。もちろん既にCD・MDが存在してたから、音楽データのデジタル化はiPodが最初にやったわけじゃない。でも、CDに閉じ込めているだけでは、デジタル化の真の恩恵が得られない。CDショップに行かなくても、Mac上でクリックしていけば音楽が手の中にするする入っていくというスタイルを、iPodに付随させてジョブズが広めようとしたけれど、そっちのほうが真の恩恵だとジョブズは考えていたんじゃないか。音楽にとって大事なのは、光る円盤(=CD)かい? 違う。円盤の中に入っている音楽データそのものに価値があるんだ。それを世界に知らしめるためのアイテムがiPodだった。…もちろん、iPodが最初にやったわけじゃないけれど。
iPhoneやiPadも同様。映画や書籍を、手の中や、膝の上に。デジタルデータ化すればそれが可能になるよねと。大事なのは、ビデオテープやDVDやブルーレイや…「印刷された書籍」なのかい? 違う。中に入ってる、映像データ、文章データそのものに価値があるんだ。
Macが誕生したばかりの頃、まだスペックが随分低いMac上で、漫画を描いてみた漫画家さんが ―― 寺沢武一先生や、すがやみつる先生が居た。これは勝手な想像だけど、漫画をデジタルデータとして扱うことで、凄い未来がやってきそうだと直観的に理解したからそういうことをしたのだと思う。漫画家という想像力豊かな人種であるからこそ、当時言語化できていたかどうかは別にしても、未来のビジョンを容易に想像できたのではないか。だから描いてみたのではないかと。
そういった人達は、おそらく「本物」だと思う。ヨチヨチ歩きを始めたばかりの、海の物とも山の物ともつかないMacという道具が、どんな未来を実現するために生まれてきた道具なのか、ピンと来てしまった人達。ジョブズと、ビジョンを共有できた人達なのだろうと。
という話を踏まえたうえで。
一部の作家さんが、書籍の自炊だか電子書籍化だかに反対しているそうではないですか。それって、Macの理念と対立する気がしたわけです。
まさか、MacやWindowsを使って作業してる人が混ざってたりしないだろうなと。まあ、おそらくは、手書きで原稿書いている人が大半なんだろうと思うけど。理念には反対するけど、利便性だけはちゃっかり受け取ってたら、ちょっとズルい。
コンピュータが御家庭の中にこれだけ普及して、ジョブズが亡くなってしまった現在ですら、彼が夢見た未来が充分に理解されていない、もしかすると一部のMac信者の中ですら理解されてないのかもしれない、と思えてきたりもして、なんだか考え込んでしまったのでした。
とメモしてみたけど、そもそも自分も分かってない可能性が。まあ、そういうことを思ったというメモですオチはないですスミマセン。
[ ツッコむ ]
以上です。