2009/12/28(月) [n年前の日記]
#1 [pc] Logicool M705のレビューみたいなものをメモ
- setPoint 4.80J をインストールしてみたけれど、今のところ不具合らしいものは出ていない気がする。キーボードの右側に置いているM705と、キーボードの左側に置いているMarble Mouseで、ボタン割り当てを別々に設定できるらしいのは助かった。左手側は、左右ボタンを逆にしないとやってられないので。
- フリーホイール?とやらは使いやすい感じ。物理的に慣性がつくのか、ソフトウェア側で処理しているのかは判らないけど。ガーッと回すとグイーンとスクロールしていくのは快適。
- フリーホイールのするーんスクロールと、一般的なカチカチスクロールを切り替えられるのは、想像してた以上に便利。「するーんスクロールではちょっとなあ」という場面でカチッと簡単に切り替えられることが、こんなにも快適だったとは…。これに慣れてしまうと、ぬるぬる or するするスクロールのみしか実現できていないMSマウスには、もう戻れない。戻りたくない。
- チルトホイールにも機能を割り当てられるのはヨサゲ。MS IntelliPoint では、そういうボタン割り当てができないわけで。
- ホイールクリックは、やっぱり最悪だった。想像していたよりも、浅く押しただけで反応してくれるのはラッキーだったけど。それでも押すために結構な力が必要な印象。いや、ホイールが回転してしまうことを防ぐために、変な感じに力が入ってしまうというのが正解かもしれず。なので、側面の、親指側についている拡張ボタンと、チルトホイールのスイッチに、中ボタン(中央ボタン)を割り当てて、どうにかしのげないかと実験中。
- MS Wireless Mobile Mouse 6000は単3電池1本だったけど。M705は単3電池2本。ちと重い。
setPointを使ったら、Marble Mouse の左右ボタンを逆にすることができたので、MultiMouseConfig の常駐を外すことができた。ただ、setPointでは、Marble Mouseの右小ボタンに中央ボタンを割り当てることができないし、ソフトウェア別にボタン割り当てを変更することができないので、X-Mouse Button Control の常駐まで外すことはできず。 *1 …M705側は、ソフトウェア別にボタンの割り当てを変更できるのだけど、何故に Marble Mouse 側はそういう機能が実装されていないのだろう。なんだかな。
*1: 左小ボタンには中央ボタンを割り当てることができるのだけど…。>setPoint。何故両方で中央ボタンを割り当てられるようにしておかなかったのだろうか。
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#2 [pc] 中ボタンは上から押さなきゃダメ
拡張ボタンやチルトホイールスイッチに、中ボタンを割り当てて試していたのだけど。どうも誤操作しまくりというか、押しても反応しない場面が多くて困ってしまったり。どうやら、押そうとするときに、マウスが横に動いてしまって、Wheel Ball の設定 ―― 中ボタンを押しながらポインタを移動するとホイールスクロールになる ―― というモードになってしまう模様。
考えてみれば、マウスの左右ボタンはよくできている。上から下に、垂直に押し下げるように配置されているあたりが、実に絶妙。左右ボタンと呼ばれるモノなのだから、左側面、右側面につけてしまっても良さそうなものなのに、そのような配置にはしていない。そこが上手い。
マウスは、前後左右の移動をポインティング操作に使い、上下の指の移動をボタンのクリックに使っている。自分達は、無意識のうちに、「前後左右」と「上下」という、2つの動かし方を使い分けて、クリックやドラッグ操作など、「座標指定」と「ボタンのON/OFF」という2種類の情報の伝達を、同時に行うことができている。
しかし、マウス側面についた拡張ボタンや、チルトホイールスイッチは、左右ボタンほど考えられていない。
つまり、拡張ボタンも、チルトホイールも、ポインタが動いていようが動いていまいが関係なく、トリガもしくはプレス情報さえ伝達できれば目的は叶う、といった種類の機能しか割り当てることができない。…そういう種類の特殊なボタン・スイッチなのだなと、今回気づかされた。
であるから、拡張ボタンその他に中ボタンを割り当てても、実は問題は解決しない。
前述の Wheel Ball 云々は、あくまでホイールを持たない Marble Mouse のために入れているだけなので、一時的に無効にすれば、まあなんとか解決できなくもないのだけど。blenderやGIMP等のCG関連アプリを使っている場合、中ボタンドラッグは、ポインティング操作との併用で、表示位置の移動や、視点の移動回転に使われる。…ポインティング操作も要求される場面で、ボタンを押すという操作により、マウスが意図せず動いてしまってはマズイ。だから、問題は解決しない。
どうして世の中のメーカは、拡張ボタンを側面につけてしまったのだろう…。たしかに、2ボタンマウスでは、親指と薬指と小指はそんなに使ってないし、3ボタンマウスでも、親指と小指は使ってない。だから、まだ使ってない指に仕事をさせようと考えて、側面に持ってきたのだろうけど…。側面に持ってきても構わないのは、ポインティング操作まで要求されない機能のみ。全ての機能が側面のボタンに割り当てられるわけではない。であれば、マウス上面に小さいボタンをいくつか置いて、人差し指や中指にもう少し働いてもらったほうが、問題が解決できる場面が多くなるのではないか。
まあ、そもそも、ホイールにクリック機能までつけるのがおかしいんだけど。回転する物体を押し込むことでクリックする、なんて操作が、日常生活の中でどれほど存在するというのか。マウスのホイール以外にはちょっと思いつかない。サーカスのピエロが玉乗りしつつジャンプもしてるようなものではないか。つまりはそれだけ異常な仕様・仕組み ―― 人間という生物のことをこれっぽっちも考えず、機構やデザインだけを優先させて発想した、頭でっかちな最悪の仕様、とすら言える。
ホイールと中ボタンは分離すべき。そして中ボタンはマウス上面に置いて、上から下へ押せるようにしておくべき。だと思うのだけどなあ。
考えてみれば、マウスの左右ボタンはよくできている。上から下に、垂直に押し下げるように配置されているあたりが、実に絶妙。左右ボタンと呼ばれるモノなのだから、左側面、右側面につけてしまっても良さそうなものなのに、そのような配置にはしていない。そこが上手い。
マウスは、前後左右の移動をポインティング操作に使い、上下の指の移動をボタンのクリックに使っている。自分達は、無意識のうちに、「前後左右」と「上下」という、2つの動かし方を使い分けて、クリックやドラッグ操作など、「座標指定」と「ボタンのON/OFF」という2種類の情報の伝達を、同時に行うことができている。
しかし、マウス側面についた拡張ボタンや、チルトホイールスイッチは、左右ボタンほど考えられていない。
- 親指で拡張ボタンを押そうとすると、マウスの横側から力が入り、ポインタは動いていしまう。
- 人差し指、もしくは中指でチルトホイールを倒そうとすると、マウス上面で横方向に力が入り、ポインタは動いてしまう。
つまり、拡張ボタンも、チルトホイールも、ポインタが動いていようが動いていまいが関係なく、トリガもしくはプレス情報さえ伝達できれば目的は叶う、といった種類の機能しか割り当てることができない。…そういう種類の特殊なボタン・スイッチなのだなと、今回気づかされた。
であるから、拡張ボタンその他に中ボタンを割り当てても、実は問題は解決しない。
前述の Wheel Ball 云々は、あくまでホイールを持たない Marble Mouse のために入れているだけなので、一時的に無効にすれば、まあなんとか解決できなくもないのだけど。blenderやGIMP等のCG関連アプリを使っている場合、中ボタンドラッグは、ポインティング操作との併用で、表示位置の移動や、視点の移動回転に使われる。…ポインティング操作も要求される場面で、ボタンを押すという操作により、マウスが意図せず動いてしまってはマズイ。だから、問題は解決しない。
どうして世の中のメーカは、拡張ボタンを側面につけてしまったのだろう…。たしかに、2ボタンマウスでは、親指と薬指と小指はそんなに使ってないし、3ボタンマウスでも、親指と小指は使ってない。だから、まだ使ってない指に仕事をさせようと考えて、側面に持ってきたのだろうけど…。側面に持ってきても構わないのは、ポインティング操作まで要求されない機能のみ。全ての機能が側面のボタンに割り当てられるわけではない。であれば、マウス上面に小さいボタンをいくつか置いて、人差し指や中指にもう少し働いてもらったほうが、問題が解決できる場面が多くなるのではないか。
まあ、そもそも、ホイールにクリック機能までつけるのがおかしいんだけど。回転する物体を押し込むことでクリックする、なんて操作が、日常生活の中でどれほど存在するというのか。マウスのホイール以外にはちょっと思いつかない。サーカスのピエロが玉乗りしつつジャンプもしてるようなものではないか。つまりはそれだけ異常な仕様・仕組み ―― 人間という生物のことをこれっぽっちも考えず、機構やデザインだけを優先させて発想した、頭でっかちな最悪の仕様、とすら言える。
ホイールと中ボタンは分離すべき。そして中ボタンはマウス上面に置いて、上から下へ押せるようにしておくべき。だと思うのだけどなあ。
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以上、1 日分です。