mieki256's diary



2009/06/05(金) [n年前の日記]

#1 [anime] TVで「千と千尋の神隠し」が流れてたのだけど

いつまで赤いんだ、コレ。まさか、ブルーレイになっても赤いのだろうか。ソレ、買った人がブルーになりそうな。

画面に数分見入った後で、画面から目を離して部屋の風景を眺めたら、画面の反対色が部屋全体にかかって見えてしまって。いやーこれはマズイなと。自分の目がかなり弱くなってきてるあたりもマズイだろうけど、そもそも映像がマズイよなと。

考えてみれば、あのポケモンショック映像ですら、15〜20分ほどパカパカ映像を見せ続けた ―― 実質的にはたった数分見せ続けただけで子供達の健康に被害を与えたというのに。千と千尋に至っては、124分もの長時間にわたって延々と色彩がおかしい映像を見せ続けてるわけだから、とんでもなくマズイのではないかと。立派な大人が子供さんに対してすることではないと思います。子供さんから具体的な文句が出てこないのをいいことに、一体何をやってるんだと。>日テレ&ジブリ。大人として恥ずかしい。みたいな。

ポケモンショック以来、TVで放映されるありとあらゆるアニメ映像が、とにかく注意して見てくれと必ず申し開きをした上でフィルタを通して時折もわもわとしたフレームに改変しながら放映してるわけだけど。どうしてこの作品だけが絶対的な理由もないまま例外扱いを受けているのかと。映像も異常だけど社会的な扱いも異常。な気がする。

こんな奇妙な状況をいつまでも肯定してる、そんな社会ではいかんのではなかろうか。ある種、日本という国の後進性というか、消費者・ユーザ側が異常な製品・商品に対して苦情を言えないという前時代性がこういうところにも表れているのではないか、という感すら。また、正常な色彩の映像を流せない/真っ当な色彩に修正できないのは、おそらくは、今となっては単にビジネス上の理由だろうけど。つまりは、所詮アニメなんざ文化と呼称されるに相応しい扱いを未だに受けていない、企業がその時々だけ稼げればそれでいいんじゃ作品そのものなんて知ったこっちゃねえよ、みたいな刹那的商品に過ぎないのだ、ということではないのだろうか。なんて思ってみたりもして。

ということで、レッドはブルー。何いってんのかわからないけど。 *1

未来永劫、日本国内ではあの映像だけが本当の映像とされてしまうのだろうか。マズイなあ。「今度の○○版は前よりもっと劇場に近い色合いになったよ!」と嘘でもいいから宣伝しつつ変更しちゃうとかできないものだろうか。
*1: 「リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?」(原題:HOODWINKED)に出てきたフレーズ。>レッドはブルー。

以上です。

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