mieki256's diary



2000/12/21(木) [n年前の日記]

#1 アンジェリーク

妹が、アンジェリークOVAの紹介本を読みながらケラケラ笑ってた。
そんなに面白いのか…? >アンジェリーク

考えてみると…
アンジェ以外に、最初から女性のみをターゲットに絞って開発販売していながら、これほどのヒットを飛ばした商品は見当たらないわけで。
その売れた要因を考察してみるのも、結構面白いかも。

妹曰く、未だに関連商品もそれなりに売れ続けているらしい。
以前誰かから、女性に極めて人気の高かったアニメ作品…ガンダムW等の関連商品があまり売れなかった、という話を聞いたことがあって。
すると、なぜアンジェモノだけは売れ続けているのか疑問が残る。

勝手な推測だけど…
ゲームはアニメに比べ、ユーザの得る情報量が絶対的に少ない、という現状があるのかも。
情報量の少なさをユーザが補完するため、関連商品を買い捲る、みたいな。
アニメの場合、本編の情報量の豊富さから、既にユーザ自身で補完できる領域は残されておらず、結果、同人誌などのユーザ自ら産み出す情報で補完をするぐらいしか手がないのではなかろうか。

ただ、この点、男性向けと女性向けにより結果が違う気もする。
その違いは、どういった理由から生まれてくるのだろう。

別の話だけど、アンジェには30代の「おじさま」も登場するらしい。
この点、男性向けの恋愛シミュゲーとは大きく違う気もする。
男性向け商品の中に「おばさま」が登場することは極めて稀。
男性と女性の異性に対する年齢的な許容範囲の違いを、図らずも明らかにしている感がしないでもない。

光栄はアンジェ以外に、「遥か〜(題名不明)」なる同種の別商品も出してるそうで。
白泉社の漫画雑誌「LaLa」とのタイアップもあってか、それもそこそこ売れているらしい。
女性向け恋愛シミュゲーの他のタイトルが、あまり結果を出せてない現状を思うと…
その筋の女性ゲーマーにとって「光栄」という「ブランドイメージ」は確立してしまった、と言えるのかもしれない。

となると、他社がこれからこの分野で追い上げるのはなかなか不利かも。
女性の「ブランド」に対しての思い入れはかなり強そうだし。
当初「紛い物」扱いされ、正当な評価をされない事態は避けられない気がする。
逆に考えると、今からでも比較的早い段階でブランドイメージを確立さえできれば、それなりにおいしい商売ができるのかもしれない。

なんて、現状を知らずに悶々と考えてみたり (;´ー`)y-~~~
しかしアンジェネタ一つでよく引っ張るなぁ…

っていうか、「どこいつ」とか「DDR」みたいに、性別関係なくウケる商品作ったほうがもっと美味しいのか(爆)

以上です。

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