2023/01/18(水) [n年前の日記]
#3 [zatta] 裁判所が原発再稼働に否定的な判決をまた出したっぽいのでもやもやしてる
思考メモ。
ちょっと気になるニュースを見かけた。
_福島第一原発事故の刑事裁判 東電元会長ら旧経営陣3人、二審も無罪 「津波の可能性は予測できない」:東京新聞 TOKYO Web
_【詳細】東電旧経営陣3人に無罪判決 東京高裁 判決のポイント | NHK | 東電刑事裁判
福島第一原発事故において、東電の旧経営陣が二審でも無罪判決になった、というニュースらしい。
これは前にも書いたような記憶もあるようなないような気もするのだけど。こういう判決を出されてしまうと、日本としては困る…。
日本国内で原発を再稼働するにあたって、以下のような建前があるよなと。
「日本の現代科学技術をもってすれば、天災が起こる可能性について、100%的中とまでは行かないまでも、ある程度のところまでは充分に予測ができる」
「予測ができるのだから、その予測に基づいて安全対策をすることも可能」
「しっかり安全対策をすれば、重大事故には繋がらないはず」
「今後はより厳しい安全対策をしていくので、原発を再稼働させても問題無い」
こういう建前を前提として、日本は今後、原発をガンガン再稼働させようとしているわけだけど。
ところが、裁判所が…。
「天災? そんなもん予測できるかボケ」
「天災が起きたら原発の重大事故は避けられない。そんなの当たり前だろ」
「よって旧経営陣は無罪」
こんなことを言い出してしまった。
このバカタレ共が…。そこは本音でそう思ってしまったとしても、言っちゃダメだろう…。政府がやろうとしていることの建前が崩れちまうだろうが…。それとも、原発再稼働絶対反対マンが裁判官として雁首揃えて並んでるのだろうか。それならまあ分かるけど…。
「原発の安全対策はしっかりやりました。重大事故は起きないはずです。大丈夫です。だから再稼働させますね」
「ちょっと待ってください。裁判所は天災なんて予測できないし、天災が起きたら重大事故は避けられないと明言してますけど? 全然大丈夫じゃないですよね?」
こういう反対意見が出てきた時に、説得する側はどう答えればいいんだよ。裁判官共、責任取れよ…。面倒臭い状況にしやがって…。
こんなの、事実がどうであったかに関係なく、有罪判決一択じゃないのかと。「あの原発事故は天災じゃなくて人災だった」「やるべきことをサボってたから起きたんだ」「でも今後はサボらないように対策したからあそこまでの事故は起きないはずだ」「だから再稼働は問題無い」…そういうロジック組まないと話がおかしくなる。「天災だから仕方ない」は今後の原発政策を考えたら言っちゃダメだろ…。「天災だろうとなんだろうと本来なら重大事故は防げます」「事故が起きたらそれは人災です。ソイツの努力が足りなかっただけです」って嘯き続けないと…。
これは何度も書いてることだけど…。自分は常々、上流なのであろう方々に対して、「ぶっちゃけ本音はどうでもいいからせめて建前だけでもそれっぽくしてくれよ」と願っているのですが。その建前すら…。何をやってるんだコイツラ…。
それにしても、こんな判決が出てしまうと、東電も、東電以外の電力会社の経営陣も、ニンマリしちゃうじゃないか。ガンガンコストカットして安全対策をそっちのけにしても罪に問われない流れが確定しつつある…。そんな状況でまともに安全対策するわけないじゃん。対策しないんだから防げたはずの事故も防げなくなるじゃん。でも事故が起きたって経営陣は無罪。お咎め一切無し。そんな馬鹿な話があるか。「ちゃんと仕事してる振りをしておかないと有罪になっちゃうからそれらしく見えるようにそこそこそれっぽく振舞っておこう」と思わせる程度の判決を出してくれないと困る…。
いやまあ、裁判所って、現実とは無関係に妙な判断をされちゃう世界のようだから、怒ってみても仕方ないことなんだろうけど。
_「ハチは魚である」と裁判所が認める 米|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
それとも単に戦い方がマズかっただけなんだろうか…。「あの時点でそれを要求するのはさすがに無茶だろう」「そんな要求されちゃったら無罪にするしかないわ」と思える要求をしてるのでは…。
思考メモです。オチは無いです。
ちょっと気になるニュースを見かけた。
_福島第一原発事故の刑事裁判 東電元会長ら旧経営陣3人、二審も無罪 「津波の可能性は予測できない」:東京新聞 TOKYO Web
_【詳細】東電旧経営陣3人に無罪判決 東京高裁 判決のポイント | NHK | 東電刑事裁判
福島第一原発事故において、東電の旧経営陣が二審でも無罪判決になった、というニュースらしい。
これは前にも書いたような記憶もあるようなないような気もするのだけど。こういう判決を出されてしまうと、日本としては困る…。
日本国内で原発を再稼働するにあたって、以下のような建前があるよなと。
「日本の現代科学技術をもってすれば、天災が起こる可能性について、100%的中とまでは行かないまでも、ある程度のところまでは充分に予測ができる」
「予測ができるのだから、その予測に基づいて安全対策をすることも可能」
「しっかり安全対策をすれば、重大事故には繋がらないはず」
「今後はより厳しい安全対策をしていくので、原発を再稼働させても問題無い」
こういう建前を前提として、日本は今後、原発をガンガン再稼働させようとしているわけだけど。
ところが、裁判所が…。
「天災? そんなもん予測できるかボケ」
「天災が起きたら原発の重大事故は避けられない。そんなの当たり前だろ」
「よって旧経営陣は無罪」
こんなことを言い出してしまった。
このバカタレ共が…。そこは本音でそう思ってしまったとしても、言っちゃダメだろう…。政府がやろうとしていることの建前が崩れちまうだろうが…。それとも、原発再稼働絶対反対マンが裁判官として雁首揃えて並んでるのだろうか。それならまあ分かるけど…。
「原発の安全対策はしっかりやりました。重大事故は起きないはずです。大丈夫です。だから再稼働させますね」
「ちょっと待ってください。裁判所は天災なんて予測できないし、天災が起きたら重大事故は避けられないと明言してますけど? 全然大丈夫じゃないですよね?」
こういう反対意見が出てきた時に、説得する側はどう答えればいいんだよ。裁判官共、責任取れよ…。面倒臭い状況にしやがって…。
こんなの、事実がどうであったかに関係なく、有罪判決一択じゃないのかと。「あの原発事故は天災じゃなくて人災だった」「やるべきことをサボってたから起きたんだ」「でも今後はサボらないように対策したからあそこまでの事故は起きないはずだ」「だから再稼働は問題無い」…そういうロジック組まないと話がおかしくなる。「天災だから仕方ない」は今後の原発政策を考えたら言っちゃダメだろ…。「天災だろうとなんだろうと本来なら重大事故は防げます」「事故が起きたらそれは人災です。ソイツの努力が足りなかっただけです」って嘯き続けないと…。
これは何度も書いてることだけど…。自分は常々、上流なのであろう方々に対して、「ぶっちゃけ本音はどうでもいいからせめて建前だけでもそれっぽくしてくれよ」と願っているのですが。その建前すら…。何をやってるんだコイツラ…。
それにしても、こんな判決が出てしまうと、東電も、東電以外の電力会社の経営陣も、ニンマリしちゃうじゃないか。ガンガンコストカットして安全対策をそっちのけにしても罪に問われない流れが確定しつつある…。そんな状況でまともに安全対策するわけないじゃん。対策しないんだから防げたはずの事故も防げなくなるじゃん。でも事故が起きたって経営陣は無罪。お咎め一切無し。そんな馬鹿な話があるか。「ちゃんと仕事してる振りをしておかないと有罪になっちゃうからそれらしく見えるようにそこそこそれっぽく振舞っておこう」と思わせる程度の判決を出してくれないと困る…。
いやまあ、裁判所って、現実とは無関係に妙な判断をされちゃう世界のようだから、怒ってみても仕方ないことなんだろうけど。
_「ハチは魚である」と裁判所が認める 米|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
それとも単に戦い方がマズかっただけなんだろうか…。「あの時点でそれを要求するのはさすがに無茶だろう」「そんな要求されちゃったら無罪にするしかないわ」と思える要求をしてるのでは…。
思考メモです。オチは無いです。
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以上です。