mieki256's diary



2020/10/06(火) [n年前の日記]

#1 [zatta] 部屋の蛍光灯器具を分解してガッカリ

夜中に、自室・PCデスクの真上で使っていた蛍光灯がいきなり消えてしまった。20W型直管蛍光灯 x 2本を使う、コンセントから電源を取るタイプ。細い鎖で天井からぶら下げるアレ。突然部屋が真っ暗になったので、かなり驚いてしまった…。

朝になってから、天井から外して分解してみたけれど…。蛍光灯の端子を固定、かつ、通電させる金属板から、導線がはんだごと奇麗に取れていた。しかも2ヶ所。どうやら今まで、重力で導線が垂れ下がって、金属板の上にたまたま接触していた状態っぽい。いやはや、火事にならなくて良かった…。

はんだが取れただけだから、はんだ付けすれば直るだろうと安易に思ったものの、よくよく観察してみると様子がおかしい。金属板には穴が開いているので、フツーは穴に導線を通してはんだ付けするはずだけど。はんだ付けをする8ヶ所全部が、穴を完全に無視して、板の外側・片側に、導線をはんだ付けで無理矢理固定してある状態で。

どうやら、穴に導線を通してはんだ付けすると、プラスチックのカバーの中に入らなくなる模様…。そもそも設計ミスの部品を使いまくった製品だったのだな…。

想像するに、このメーカは、設計ミスに気付かないまま、部品だけを大量に作ってしまったのだろう。現場に対して、これでどうにかしろと上からお達しが来て、担当者は悩んだ挙句、板の片側に導線をはんだ付けしておけばとりあえずは使えるだろうと閃いてしまったのではあるまいか。

しかし、その金属板は、蛍光灯を交換するたびに、力が加わって曲がって変形する板なので…。何度も曲がる金属板に、はんだ付けでくっつけてみても、間違いなくそのうちはんだが剥がれてしまう。どう考えても間に合わせの処置でしかない。

でも、蛍光灯の交換なんてそうそう何度もするものだろうか。フツーそんなにしないよな。数回交換するぐらいなら全然持つだろう。と、メーカーは考えて、こんな酷い状態でも製造出荷してしまったのだろう。

だけど、これは100Vの電気が流れる器具…。電池で動いてる玩具の類じゃねえわけで…。下手すると製品を買ってくれたお客さんの家が火事になる…。

こういうことをしてしまう人達を自分は心底軽蔑します。何が「日本のものづくり」だ…。 *1

さておき、自分が同様にはんだ付けをしても、どうせまた剥がれるのは間違いないわけで…。もったいない精神のせいで家を一軒火事にするのも馬鹿馬鹿しいので、この個体は廃棄することに。

しかし、代替品を探してみるも、もはや蛍光灯器具なんて店頭にはなく…。LEDライトにするしかないかと探してみても、この手のソレはキッチンライトぐらいしかなくて、しかも今現在購入できるものは10W〜15W相当の製品ばかり…。いやはや、どうしたものか…。
*1: 作っていたのは中国の工場かもしれんと一瞬思ったけれど、蛍光灯器具というジャンル自体が古いわけだし、この頃はまだ日本で作ってたんじゃないのかな、と…。

以上です。

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