mieki256's diary



2020/03/11(水) [n年前の日記]

#1 [prog] Qt Quickを少し勉強中

せっかく Qt 5.14.1 Windows をインストールしたことだし、この際だからと、Qt Quick (QML) について少し勉強中。

Qt Quick というのは…QMLというファイルを書くことで、GUI部品のレイアウトが簡単にできますよ、という機能、てな認識で合ってるのだろうか。自信無いけど。

例えば、Python で使えるGUIライブラリに Kivy というのがあるけれど、その Kivy も Kv Language というフォーマットで書くとGUI部品のレイアウトができたりする。たぶんそういうノリのレイアウト方法なのだろう…。簡単なルールで何かしらを書いておいて、ソレを変換して、より複雑な何かにしていく、みたいな。

さておき。Qt Creator 4.11.0 で新規プロジェクトを作成する際、Qt Quick云々と書かれたソレを選んでいけば、Qt Quick を使ったアプリを作れるようで。QMLは手打ちで書くこともできるだろうけど、Qt Creator 上でWYSIWYG?っぽいくレイアウトして作成することも可能な模様。

ところで、ちょっとよく分からない現象が。「デバッグ」でビルドすると問題無いけど、「リリース」でビルドすると問題が…。「target pattern contains no '%'. stop」と言われてしまう。なんでや…。

#2 [anime] アニメのフレームレートの不思議

思考メモ。オチは無いです。

たまたまNHK教育をつけてたら、 _「忍たま乱太郎の宇宙大冒険 with コズミックフロント☆NEXT」 というアニメが流れ始めたので見てしまったのだけど。PANやズームをするカットで違和感が。異様に滑らかだな…。

さては30コマ/秒か60コマ/秒で作ってるなと。でも、なんでだろ。どうしてわざわざ…。と思っていたら実写映像が入ってきて、なるほど実写映像と合わせるためにアニメパートも30 or 60FPSで作ったのかなと想像したりもして。

その後、番組が終わって、 _「びじゅチューン!」 というアニメが始まって。これまたなんとなくボーッと眺めてたけど、ふと気がついてしまった。アレ? こっちもPANが滑らかだぞ? するとこのアニメって、30 or 60FPSで作ってたのか。今まで気付かなかった…。

そこでなんだか悩んでしまった。自分、「びじゅチューン!」を見ていて、「PANが滑らかでなんだか気持ち悪いなあ」なんて思ったことは一度も無いわけで…。

つまり、「忍たま」を見るときは24コマ/秒のアニメのはず、と思い込んで見ていたけれど、しかし「びじゅチューン!」は、フレームレートなんて一切気にせず、そのまますんなり受け入れていたという。

なんというか…人間の脳って本当にいい加減なものだなと。いやまあ、場面場面でテキトーに、イイ感じに、無意識レベルで勝手に処理モードを切り替えてくれているという、ただそれだけの話だけれど。

逆に考えると、何かしらのアニメ映像を見て、「PANが滑らかで気持ち悪い」と言い出すのは、これはもう言いがかりというか、思い込みに近いのだろうなと。だって…お前は「びじゅチューン!」を眺めて「気持ち悪い」と言い出すのかと。「びじゅチューン!」に限らず、30 or 60FPS で作られたアニメなんて山ほどあるはずだけど、それら一つ一つに対して逐一「気持ち悪い」と言っているのかと。言わないよなと。大体は、ボーッと眺めてフツーに受け入れちゃってるよなと。

ということで、アニメのフレームレートなんて、24コマ/秒以外になっても、そのうち慣れちゃうだろうなと思えてきたというか。今の時点でも、既に、脳が勝手にモードを切り替えて視聴できてるわけだから。

「そんなことはない。絶対に慣れない」と言い出す人も居るだろうけど、それは単に思い込み。たぶんその人、今までだって、30 or 60FPSのアニメをフツーに受け入れちゃってる瞬間があるはず。当人が気付いてないだけで。

思考メモです。オチは無いです。

一応念のために説明。 :

日本のTVアニメは、24コマ/秒で作られていて。映画のフィルムが24コマ/秒だったから、1コマ1コマ撮影することで映像を作っていくアニメ制作も、映画と同様に24コマ/秒で作るようになった。 *1 *2

だけど、日本とアメリカのTVは、30コマ/秒。(画面の書き換えは60フレーム/秒)。 *3 TVにブラウン管を使ってた頃の名残で、液晶TVもそのあたりを基準にしながら映像を出してる。

24コマ/秒で作られたアニメを、30 or 60コマ/秒のTVに映すと…本来は動きがガクガクしちゃう。TVに映った5コマのうち、1コマは同じ画が出てきちゃうので…。分かり易いのはPANするカット。映画やアニメで、横にスライドしていくようなカットは、実はガクガクと動いてる。皆もう慣れちゃって誰も気にしてないけど。

でも、30コマ/秒でアニメを作って流せば、TVのフレームレートと一致するので、滑らかにPANしてるように見える。

ということで、PANするカットで「妙に滑らかだなー」と思ったら、もしかするとフレームレートがいつもと違って24コマ/秒以外で作ってるのかもしれないですね。みたいな。

*1: キャラクター等を手で描いて動かす部分はまた別の話。1秒分動かすのに24枚なんてとてもじゃないけど描いてられないよ! ということで、手描き時代のディズニーは1枚の絵を2コマ分撮影して、12枚/秒を基準にして ―― いわゆる「2コマベース」で動かしてた。「鉄腕アトム」から始まった日本のTVアニメは、1枚の絵を3コマ分撮影して、8枚/秒を基準にして ―― 「3コマベース」で動かした。ただ、必ず、1秒12枚 or 8枚で動かすわけでもなくて…。その瞬間の動きを表現するために枚数が必要なら1コマ1枚でみっちり描くし、枚数が不要なら4コマベースや5コマベースでも描くしで、瞬間瞬間で使う枚数が違うのが当たり前。
*2: よく、「昔のディズニーは1秒24枚で動かしてた」「1秒24枚描くのがフルアニメ」という言を見かけるけど、アレは勘違い。ディズニーは2コマベースです…。さらに、リミテッドとフルアニメの違いは、枚数じゃなくて動かし方のスタイルのことだそうで…。 _β運動の岸辺で[片渕須直]第27回 死語である"フルアニメーション" は必読。ちなみに自分もこのへんずーっと勘違いしてました…。
*3: ちなみに、日本とアメリカのTVは _NTSC方式 で30コマ/秒だけど、欧州のTVは _PAL方式 で25コマ/秒。

以上、1 日分です。

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