mieki256's diary



2019/08/26(月) [n年前の日記]

#2 [anime] 「はいからさんが通る」劇場版後編を視聴

昨晩BS11で放送されてたソレを録画して視聴。

劇場アニメのはずだけど、コンテも、作画レベルも、予算も時間もない系の深夜TVアニメかOVA並みで。これを劇場の大きなスクリーンで流したのか…。何か色々な事情があったんだろうな…。

もっとも、昭和のTVアニメ版と比べたら作画ははるかに整ってるほうだよな、とも。ところどころでちょっと珍しい表現を試しているカットもあったりして、全カットが箸にも棒にも掛からぬというわけでもなく。 *1

何よりこの企画、原作を最後までアニメ化するのが第一の目的とどこかで見かけた記憶もあるわけで。TVアニメ版は局の都合で打ち切られてしまったらしいから…。これでようやく関係者一同の肩の荷が下りた、てなところもあるんだろうなと想像。原作ファンも気分的にスッキリしたのではないのかなあ。

長期連載作品を映画2本分の尺にまとめなければいけないせいか、どんどん話が進んでいくなと。キャラへの感情移入云々は期待できないだろうけど、その代わりスピード感がスゴイ。まるで手塚作品を読んでるような感覚になったりもして。このサクサク感というかグイグイ感、嫌いじゃないです。

こういった時代を舞台にした作品ジャンルは、青年誌等であれば今も存在するけれど、少女漫画ではもはや存在していない印象もあるわけで。 *2 そう考えると、この作品は、貴重だよなと…。こういうジャンルを、(少女漫画として)復活させる作家さんが出てきたりしないものか。と言っても調べて描くのは大変だから、よほど歴史が好きな人じゃないとこういうのは描けないのだろうな…。

さておき。編集長、イケメンじゃのう…。この後編は編集長のイケメンぶりを堪能するためにある、と言っても過言ではない。かもしれない。たぶん。
*1: ズームだけで群衆を表現したカットは上手いなと。圧倒的低コストで一応は動いてる群衆シーンを作れるのだなと変な方向で感心したり。ただ、レイアウトのパースが狂ったままfollowするカットは…。まあ、割り切った見せ方を模索してたのかな…。その割に、キャラのどうでもいい動きを毎回律儀に描かせてたりして、しかし動画の質が酷いので全体的にガタガタな映像に。リミテッドで見せたいのかフルアニメで見せたいのかよく分からないチグハグ感が…。
*2: 異世界ファンタジーなら、まだ存在してるけど…。

以上です。

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