2019/01/27(日) [n年前の日記]
#1 [cg_tools] Inkscapeでキーボード画像を作成する手順をメモ
ここ最近、Inkscapeを使ってキーボードっぽい画像をいくつか作っていたけれど、作業手順を忘れてしまいそうな気がするので今のうちに一応メモ。ちなみに環境は、Windows10 x64 + Inkscape 0.92.4 x64。
◎ キーボードのキーを増やす。 :
まずは、キーボードのキーを1つ分描く。
Inkscape は、塗り(フィル)と線(ストローク)にグラデーションを指定することができるので、そのあたりを使えばちょっとリアルっぽい見た目の画像を作れるはず。もちろん、パスで細かく分けて、ベタ塗りしてそれらしくすることもできるけど。
キーを増やすための下準備として、キー1つ分をグループ化する。選択した状態で、オブジェクト → グループ化。
ちなみに、ショートカットキー、Ctrl + G でもグループ化できるし、ツールバー上に「グループ化」「グループ解除」のアイコンもあるので、そちらをクリックしても目的は果たせる。
タイルクローンを使って、キーを大量に複製する。キー1つ分を選択した状態で、編集 → クローン → タイルクローンを作成。
「タイルクローンを作成」ダイアログが開くので、「行、列」に増やしたい数を、「水平シフト」「垂直シフト」に、それぞれをずらす量を指定して、右下の「作成」ボタンをクリック。
もし、結果が今一つなら、右下の「削除」ボタンをクリックすれば、作成したソレを削除してやり直すこともできる。
キーが大量にクローン複製された状態になった。
上から2段目、3段目、4段目を選択して、位置を調整。また、不要なキーを選択・削除して、数を整える。
ちなみに、Ctrlキーを押しながらマウスをドラッグすれば、縦方向もしくは横方向に制限をつけた状態で位置を移動できる。あるいは、キーボードのカーソルキーを叩いて、縦方向や横方向に移動することもできる。
Inkscape は、塗り(フィル)と線(ストローク)にグラデーションを指定することができるので、そのあたりを使えばちょっとリアルっぽい見た目の画像を作れるはず。もちろん、パスで細かく分けて、ベタ塗りしてそれらしくすることもできるけど。
キーを増やすための下準備として、キー1つ分をグループ化する。選択した状態で、オブジェクト → グループ化。
ちなみに、ショートカットキー、Ctrl + G でもグループ化できるし、ツールバー上に「グループ化」「グループ解除」のアイコンもあるので、そちらをクリックしても目的は果たせる。
タイルクローンを使って、キーを大量に複製する。キー1つ分を選択した状態で、編集 → クローン → タイルクローンを作成。
「タイルクローンを作成」ダイアログが開くので、「行、列」に増やしたい数を、「水平シフト」「垂直シフト」に、それぞれをずらす量を指定して、右下の「作成」ボタンをクリック。
もし、結果が今一つなら、右下の「削除」ボタンをクリックすれば、作成したソレを削除してやり直すこともできる。
キーが大量にクローン複製された状態になった。
上から2段目、3段目、4段目を選択して、位置を調整。また、不要なキーを選択・削除して、数を整える。
ちなみに、Ctrlキーを押しながらマウスをドラッグすれば、縦方向もしくは横方向に制限をつけた状態で位置を移動できる。あるいは、キーボードのカーソルキーを叩いて、縦方向や横方向に移動することもできる。
◎ キー刻印を追加する。 :
キー刻印を追加するために、レイヤーを追加する。レイヤーウインドウの左下の「+」ボタンで、キー刻印を載せるレイヤーを追加。更に、先ほど大量に増やしたキーの下地部分は選択できない状態にしたいので、キーの下地が載っているレイヤーは、鍵アイコンをクリックしてロック状態にする。
テキストツールを使って、キー刻印にしたいテキストを打ち込む。
このままだと、テキストはテキストデータのままなので、パスに変換してやる。パス → オブジェクトをパスへ、を選択。
1文字ずつバラバラにしたいので、グループ解除をしてやる。
1文字ずつバラバラの状態になった。
キーの下地に合わせて配置する。一番左の文字と、一番右の文字の位置を合わせる。
配置したい文字部分を全て選択。
「整列と配置」を使って、位置を整列・配置する。「整列と配置」ウインドウが表示されてなければ、オブジェクト → 整列と配置。もしくは、ツールバー上のアイコンをクリックしても、「整列と配置」ウインドウが表示される。
整列や配置の各ボタンをクリックして、等間隔に配置したり、上下位置を整列したりする。
奇麗に並んでくれた。
他に必要なキー刻印も追加する。以下のような並びになった。
テキストツールを使って、キー刻印にしたいテキストを打ち込む。
このままだと、テキストはテキストデータのままなので、パスに変換してやる。パス → オブジェクトをパスへ、を選択。
1文字ずつバラバラにしたいので、グループ解除をしてやる。
1文字ずつバラバラの状態になった。
キーの下地に合わせて配置する。一番左の文字と、一番右の文字の位置を合わせる。
配置したい文字部分を全て選択。
「整列と配置」を使って、位置を整列・配置する。「整列と配置」ウインドウが表示されてなければ、オブジェクト → 整列と配置。もしくは、ツールバー上のアイコンをクリックしても、「整列と配置」ウインドウが表示される。
整列や配置の各ボタンをクリックして、等間隔に配置したり、上下位置を整列したりする。
奇麗に並んでくれた。
他に必要なキー刻印も追加する。以下のような並びになった。
◎ 結果画像。 :
結果は、以下のような感じに。
_keyboard_sample_take1.pdf
_keyboard_sample_take1.png
今になって気がついたけれど、ブラウザ、Waterfox上でpdfを表示すると、ストロークのグラデーションが再現されてないな…。Adobe Acrobat Reader DC、もしくは Google Chrome上では、ストロークのグラデーションも再現されているけど…。ブラウザによっては、pdf表示はちょっとあてにならない、ということかな…。
_keyboard_sample_take1.pdf
_keyboard_sample_take1.png
今になって気がついたけれど、ブラウザ、Waterfox上でpdfを表示すると、ストロークのグラデーションが再現されてないな…。Adobe Acrobat Reader DC、もしくは Google Chrome上では、ストロークのグラデーションも再現されているけど…。ブラウザによっては、pdf表示はちょっとあてにならない、ということかな…。
◎ キーの下地を修正したい場合。 :
キー刻印を並べてから、キーの下地の見た目を変えたいときは、タイルクローンのオリジナルを修正してやれば、クローンされた他の部分にも反映される。…先ほど、タイルクローン部分のレイヤーをロックしてたので、ロック状態を外してから作業すること。
タイルクローンの場合、オリジナルの上に、クローンされたソレが重なっているので、そこは注意。おそらく、重なったクローン部分は削除しても構わないような気もする。
選択したソレがクローンなのか、オリジナルなのかは、ステータスバーの表示を見れば確認できる。
一番左に「クローン」と書いてあるし、「Shift + D でオリジナルを探せるよ」と表示されたならクローン、と判断することもできる。
タイルクローンの場合、オリジナルの上に、クローンされたソレが重なっているので、そこは注意。おそらく、重なったクローン部分は削除しても構わないような気もする。
選択したソレがクローンなのか、オリジナルなのかは、ステータスバーの表示を見れば確認できる。
一番左に「クローン」と書いてあるし、「Shift + D でオリジナルを探せるよ」と表示されたならクローン、と判断することもできる。
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#2 [anime] 「HUGっと!プリキュア」最終回を視聴
最終回だよな…たぶん。ちょっと自信無いけど…。たぶん最終回。
Aパートで新プリキュアが出てきたあたりは、流れに雑っぽさを感じたというか、ノルマ臭が強過ぎて、なんだかなと思ってしまったけれど。Bパートの展開を見て、かなり驚愕してしまった。幼女向けのアニメで、ここまでやるか…。しかも主人公が…。いやはや、このスタッフは本気だ…。
なんとなく、「おジャ魔女どれみ」を思い出したりもして。あの作品も、劇中で登校拒否問題を取り扱ったりして、スタッフの本気を感じたものだけど。今作もなかなか…。シリーズディレクターとして、「どれみ」初期ディレクターの佐藤順一監督が今作に参加しているあたりも、もしかして多少は関係しているのだろうか…。
脚本の坪田文氏についてググってみたら、産婦人科を舞台にした漫画「コウノドリ」の、実写ドラマ版にも参加していた方のようで。それでここまで各描写に力を入れていたのかと、なんだか納得できた気もしたり。
本編を見ていて、今頃になって気づいたけれど。劇中に登場する「はぐたん」という名前には、タイトルにも含まれている「HUG」と、「育む(はぐくむ)」の「はぐ」が含まれていたのだな…。そういう仕掛けは個人的に好き。ていうかOP歌詞にワードが含まれてるのに、自分、鈍いにもほどがある…。
さておき。今回のプリキュアは、色々と革新的な部分があったなと感じていて。
例えば、今までのプリキュアは、「女の子なら誰でもプリキュアになれる」=「男の子はプリキュアになれませんよ」というメッセージをずっと提示していたけれど。今作では、「男の子だってプリキュアになれるよ」「それどころか全人類がプリキュアになれる可能性があるんだよ」というメッセージを打ち出していたわけで。そこにはおそらく、「女の子はこうでなければいけない」「男の子はこうでなければいけない」的な、個々を鑑みない決めつけにはNoを言おう、という昨今の流れを反映したところがあったのだろうなと。しかし、これでようやく、プリキュアという作品が、時代に合わせてアップデートされた、そんな印象も受けたわけで。
その反面、男性にはできない・女性にしかできない、出産というテーマを扱ったあたりも興味深いなと。男女関係なくできることもあれば、女性にしかできないこともあるよね、てなあたりもちゃんと提示していた、とも言えるよなと。
そういったアレコレを、話として上手に組み込めたか、まとめることができたかは、ちょっと判断に悩むけれど。そういったテーマを扱おうとした姿勢は評価されるべきではないか、と思ったりもして。「子供にこんなものを見せるな」ではなく、「子供に見せるものなのだから、むしろ扱わないとダメでしょう」みたいな。
何にせよ、結構な意欲作だったなと…。しかし、ここまでやられちゃうと、次のプリキュアは大変だなあ…。
Aパートで新プリキュアが出てきたあたりは、流れに雑っぽさを感じたというか、ノルマ臭が強過ぎて、なんだかなと思ってしまったけれど。Bパートの展開を見て、かなり驚愕してしまった。幼女向けのアニメで、ここまでやるか…。しかも主人公が…。いやはや、このスタッフは本気だ…。
なんとなく、「おジャ魔女どれみ」を思い出したりもして。あの作品も、劇中で登校拒否問題を取り扱ったりして、スタッフの本気を感じたものだけど。今作もなかなか…。シリーズディレクターとして、「どれみ」初期ディレクターの佐藤順一監督が今作に参加しているあたりも、もしかして多少は関係しているのだろうか…。
脚本の坪田文氏についてググってみたら、産婦人科を舞台にした漫画「コウノドリ」の、実写ドラマ版にも参加していた方のようで。それでここまで各描写に力を入れていたのかと、なんだか納得できた気もしたり。
本編を見ていて、今頃になって気づいたけれど。劇中に登場する「はぐたん」という名前には、タイトルにも含まれている「HUG」と、「育む(はぐくむ)」の「はぐ」が含まれていたのだな…。そういう仕掛けは個人的に好き。ていうかOP歌詞にワードが含まれてるのに、自分、鈍いにもほどがある…。
さておき。今回のプリキュアは、色々と革新的な部分があったなと感じていて。
例えば、今までのプリキュアは、「女の子なら誰でもプリキュアになれる」=「男の子はプリキュアになれませんよ」というメッセージをずっと提示していたけれど。今作では、「男の子だってプリキュアになれるよ」「それどころか全人類がプリキュアになれる可能性があるんだよ」というメッセージを打ち出していたわけで。そこにはおそらく、「女の子はこうでなければいけない」「男の子はこうでなければいけない」的な、個々を鑑みない決めつけにはNoを言おう、という昨今の流れを反映したところがあったのだろうなと。しかし、これでようやく、プリキュアという作品が、時代に合わせてアップデートされた、そんな印象も受けたわけで。
その反面、男性にはできない・女性にしかできない、出産というテーマを扱ったあたりも興味深いなと。男女関係なくできることもあれば、女性にしかできないこともあるよね、てなあたりもちゃんと提示していた、とも言えるよなと。
そういったアレコレを、話として上手に組み込めたか、まとめることができたかは、ちょっと判断に悩むけれど。そういったテーマを扱おうとした姿勢は評価されるべきではないか、と思ったりもして。「子供にこんなものを見せるな」ではなく、「子供に見せるものなのだから、むしろ扱わないとダメでしょう」みたいな。
何にせよ、結構な意欲作だったなと…。しかし、ここまでやられちゃうと、次のプリキュアは大変だなあ…。
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以上、1 日分です。