2018/11/06(火) [n年前の日記]
#2 [pc] 本当にパソコンが必要なのだろうか
親父さんの友人が新しいPCを購入したらしく、親父さん経由でPC関係の質問を受けたのだけど。なんでもその御仁、PCはネットに繋げてないし、そのPCでやることと言えば、デジカメ写真の取り込み・管理・整理・色調補正等の簡易なレタッチぐらい、なのだそうで。
その話を聞いて、なんだかちょっと考え込んでしまった。この場合、本当にPCは必要なのだろうか?
まあ、たしかに、今現在のこの状況では、写真の取り込みだの管理だのができる機器と言えばPCぐらいしか存在しないので、PCを導入する流れは当たり前かもしれないけれど。しかし、行いたい作業範囲はある程度決まってるのに、やれWindowsへのログインがどうとか、パスワード変更の操作方法の把握とか、そのあたりの知識の習得は本当に必要なのだろうか。その人しか使わないPCなのに、アカウントという概念は必要なのかな。みたいな。 *1
昔、日本にはワープロ専用機というものが存在していて、印刷用の文書を作るだけならPCなど買わなくても、ワープロ専用機を導入するだけで目的を十分果たせていた、そんな時期もあるわけで。
あるいは、世の中にはゲーム専用機というものが存在していて、ゲームをプレイするだけならPCなど買わなくても、ゲーム専用機を買えば目的を果たせたりもするわけで。
それを考えると、デジカメで撮影した写真をアレコレできる専用機、という商品ジャンルだって本当はアリだったりしないか…。年配で、視力が弱っているから大きな画面に大きな文字じゃないと読めなくて、PC操作なんてよく分からないような方々でも、サクサク使える何かがあれば…。
どの日本メーカも、PCの販売は伸び悩んで、関連事業部を中国企業に売却しちゃったわけだけど。ユーザにとってもメーカにとっても、見た目も中身も複雑怪奇なPCという商品をわざわざ用意して、しかも他社製品との差別化がなかなか出来ずに、結局は全てを手放す展開になったのは、なんだかアレな気もしてくるなと。本当は、ユーザがやりたいことをバラバラに分解して、一つ一つの需要に特化した機器を打ち出したほうが、生き残る道もあったのではないか…。例えば、次々に産まれてくる各種Webサービスは、Web利用者のやりたいことをバラバラに分解して、それぞれの需要に特化したサービスとして提示しているわけで。それと同じことをハードウェアの分野でもできた可能性はないか。「なんでもできますよ」ではなく、「コレしかできませんけど圧倒的に簡単です。他の製品ジャンルには負けませんよ」的な製品…。
もっとも、そういった製品を作る場合も、結局中身はPC相当になるよなと。例えば今時の据え置きゲーム機だって中身はPCそのものだったりするわけで。
その話を聞いて、なんだかちょっと考え込んでしまった。この場合、本当にPCは必要なのだろうか?
まあ、たしかに、今現在のこの状況では、写真の取り込みだの管理だのができる機器と言えばPCぐらいしか存在しないので、PCを導入する流れは当たり前かもしれないけれど。しかし、行いたい作業範囲はある程度決まってるのに、やれWindowsへのログインがどうとか、パスワード変更の操作方法の把握とか、そのあたりの知識の習得は本当に必要なのだろうか。その人しか使わないPCなのに、アカウントという概念は必要なのかな。みたいな。 *1
昔、日本にはワープロ専用機というものが存在していて、印刷用の文書を作るだけならPCなど買わなくても、ワープロ専用機を導入するだけで目的を十分果たせていた、そんな時期もあるわけで。
あるいは、世の中にはゲーム専用機というものが存在していて、ゲームをプレイするだけならPCなど買わなくても、ゲーム専用機を買えば目的を果たせたりもするわけで。
それを考えると、デジカメで撮影した写真をアレコレできる専用機、という商品ジャンルだって本当はアリだったりしないか…。年配で、視力が弱っているから大きな画面に大きな文字じゃないと読めなくて、PC操作なんてよく分からないような方々でも、サクサク使える何かがあれば…。
どの日本メーカも、PCの販売は伸び悩んで、関連事業部を中国企業に売却しちゃったわけだけど。ユーザにとってもメーカにとっても、見た目も中身も複雑怪奇なPCという商品をわざわざ用意して、しかも他社製品との差別化がなかなか出来ずに、結局は全てを手放す展開になったのは、なんだかアレな気もしてくるなと。本当は、ユーザがやりたいことをバラバラに分解して、一つ一つの需要に特化した機器を打ち出したほうが、生き残る道もあったのではないか…。例えば、次々に産まれてくる各種Webサービスは、Web利用者のやりたいことをバラバラに分解して、それぞれの需要に特化したサービスとして提示しているわけで。それと同じことをハードウェアの分野でもできた可能性はないか。「なんでもできますよ」ではなく、「コレしかできませんけど圧倒的に簡単です。他の製品ジャンルには負けませんよ」的な製品…。
もっとも、そういった製品を作る場合も、結局中身はPC相当になるよなと。例えば今時の据え置きゲーム機だって中身はPCそのものだったりするわけで。
◎ 妄想。 :
Linuxのディストリを作るっぽいノリで、専用機モドキを用意できたりしないかな…。ハードウェアはPCだし、OSも既存OSだけど、起動して真っ先に立ち上がるのが、ジャンルに特化した専用デスクトップ+専用アプリ、みたいな…。
ファミコンにカセットを差し込む感覚で使えるPC、とか。HDDやSSDは入ってなくて、USBポートにUSBメモリや外付けSSDを差し込むことで起動する構成なら似た感じになるのだろうか。
そこまでやる必要は無いか。昔あった、 _98ランチ みたいなものを用意すればいいだけか。…昔は邪魔者扱いされてた98ランチだけど、もしかして状況によっては、ああいうアプローチはアリだったのだろうか。まあ、Windows8のスタート画面でもあるのだけど。「この作業しかしません」的にやることが決まってる場合はアリのような気もする。
ファミコンにカセットを差し込む感覚で使えるPC、とか。HDDやSSDは入ってなくて、USBポートにUSBメモリや外付けSSDを差し込むことで起動する構成なら似た感じになるのだろうか。
そこまでやる必要は無いか。昔あった、 _98ランチ みたいなものを用意すればいいだけか。…昔は邪魔者扱いされてた98ランチだけど、もしかして状況によっては、ああいうアプローチはアリだったのだろうか。まあ、Windows8のスタート画面でもあるのだけど。「この作業しかしません」的にやることが決まってる場合はアリのような気もする。
*1: Windows10上で自動ログインを有効にすればいいのだろうけど、誰か詳しい人がその設定をした後で、よく分かってないユーザ当人が何か起きた際に対処できるかというと疑問が…。
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以上です。
これができない、あれやるにはオプションが必要ってなって、結果PCが必要ってなるんだよねぇ。
まぁ、写真の整理tってことに絞るなら、バッファローのおもいでばこ一択かと思う。
レタッチ機能はないけど、オンラインサービスで割といけるのあるから、タブレットにデータさえ移せばなんとかなるんじゃないかな。
個人的にそういう機械があったとして、定価が1980円くらいなら買ってもいいかなとは思いますが、数万円となると誰も見向きもしないでしょう。
2016年初めにキングジムから「ポータブック」なる小型ノートPCが発売されました。
当時の格安タブレット並みのスペックに折りたたみ式のキーボードがついたもので9万円という価格で発売したものの全く売れず、
ほんの数ヶ月で1/3以下に値崩れして叩き売られてました。
小型低スペックとはいえ液晶もキーボードも付いてるフル機能のWindowsノートPCが2万円台でも魅力を感じないこのご時世に
ネットすら繋がらない専用機が商品として魅力を感じるには、超低価格路線か、使い勝手が超優れているくらい内部を作り込むか、
最低どちらかは満たす必要があるように思います。