mieki256's diary



2017/03/30(木) [n年前の日記]

#1 [cg_tools] Fujiyamaレンダラーを試用

_Fujiyama Renderer というレンダラーがあるらしいので試用してみたり。環境は Windows10x 64。

インストールの仕方。 :

_ダウンロード ページから、Fujiyama-Renderer-for-Win-0.3.3-x64.zip と、サンプルデータの all_ply.tar.gz をDLして解凍。更に加えて、 _High-Resolution Light Probe Image Gallery からIBLに使うのであろうHDR画像を入手。とりあえず以下をDLさせてもらったり。
glacier.hdr
grace-new.hdr
pisa.hdr
uffizi-large.hdr

以下のようなフォルダ構成にして各ファイルをコピー。
./Fujiyama
 ├─Fujiyama-Renderer
 │  ├─bin      プログラム群が入っている
 │  ├─include
 │  ├─lib
 │  ├─python
 │  └─scenes   サンプルシーンファイルが入っている
 │
 ├─hdr          HDR画像を入れておく
 │
 ├─mesh         plyから変換した.meshファイルを入れておく
 │
 ├─mip          HDR画像から変換した .mipファイルを入れておく
 │
 └─ply          サンプル ply ファイルを入れておく。

環境変数を設定。
  • 環境変数 PATH に、〜\Fujiyama-Renderer\bin を追加。
  • 環境変数 PYTHONPATH に、〜\Fujiyama-Renderer\python を追加。
要するに、DOS窓から 〜\Fujiyama-Renderer\bin\ 以下のプログラムにアクセスできるように、かつ、pythonから 〜\Fujiyama-Renderer\python\ 内のファイルを呼べるようにパスを通しておく。

自分の場合、以下のようなbatファイルを作って、使う時だけ環境変数を設定するようにしてみたり。
set FUJIYAMA_ROOT=D:\Prog\Fujiyama\Fujiyama-Renderer
set PATH=%PATH%;%FUJIYAMA_ROOT%\bin
set PYTHONPATH=%PYTHONPATH%;%FUJIYAMA_ROOT%\python
echo add %FUJIYAMA_ROOT% to PATH and PYTHONPATH

レンダリングの前準備。 :

plyファイルは3Dファイルフォーマットの一種だけど、コレを .mesh ファイルに変換しないといけないらしい。bin\ にパスが通っていれば、DOS窓上で以下を打って変換できる。
ply2mesh teapot.ply ..\mesh\teapot.mesh
ply2mesh floor.ply ..\mesh\floor.mesh
ply2mesh dome.ply ..\mesh\dome.mesh
ply2mesh xyzrgb_dragon.ply ..\mesh\xyzrgb_dragon.mesh
xyzrgb_dragon.ply は結構巨大なファイルっぽいので変換に時間がかかる。

Fujiyama-Renderer\scene\ 以下にサンプルシーンファイル(.scn)が入っているのだけど、各シーンファイル内では ../../mesh/*.mesh を呼び出してるので、.meshファイルは meshフォルダに入れておく。

HDR画像も、.mipファイルに変換しておく。
hdr2mip glacier.hdr ..\mip\glacier.mip
hdr2mip grace-new.hdr ..\mip\grace-new.mip
hdr2mip pisa.hdr ..\mip\grace-new.mip
hdr2mip uffizi-large.hdr ..\mip\uffizi-large.mip
これも、mipフォルダに入れておく。ファイルによっては 100MB近いファイルに変換されるのでHDDの空き容量に注意。

レンダリング。 :

レンダリングの途中結果をプレビューできる、fbview.exe を、オプション --listen 付きで起動しておく。
fbview --listen

scenesフォルダに入って、scene.exe サンプル.scn を実行。
scene teapot.scn
scene xyzrgb_dragon.scn
scene.exe が fbview.exe と通信(?)して、レンダリングの途中結果を少しずつ表示してくれる。

fbview.exe は、マウスの右ボタンドラッグで拡大縮小表示。中ボタン(ホイールボタン)ドラッグでスクロール。

レンダリング結果は、scenesフォルダの一つ上に、*.fb として保存される模様。fb2exr.exe を使うと、fbファイルからexrファイルに変換できる。
fb2exr teapot.fb teapot.exr
fb2exr xyzrgb_dragon.fb xyzrgb_dragon.exr
exrファイルは、たぶん _OpenEXR かな…。HDR画像ファイルフォーマットの一つ。

とりあえず、 _Luminance HDR 2.4.0 を使って png にしてみたり。

teapot.png

xyzrgb_dragon.png


ということで、サンプルシーンを試してみただけではあるけど、ちゃんとレンダリングできました、とメモ。

以上です。

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