2017/03/30(木) [n年前の日記]
#1 [cg_tools] Fujiyamaレンダラーを試用
_Fujiyama Renderer
というレンダラーがあるらしいので試用してみたり。環境は Windows10x 64。
◎ インストールの仕方。 :
_ダウンロード
ページから、Fujiyama-Renderer-for-Win-0.3.3-x64.zip と、サンプルデータの all_ply.tar.gz をDLして解凍。更に加えて、
_High-Resolution Light Probe Image Gallery
からIBLに使うのであろうHDR画像を入手。とりあえず以下をDLさせてもらったり。
以下のようなフォルダ構成にして各ファイルをコピー。
環境変数を設定。
自分の場合、以下のようなbatファイルを作って、使う時だけ環境変数を設定するようにしてみたり。
glacier.hdr grace-new.hdr pisa.hdr uffizi-large.hdr
以下のようなフォルダ構成にして各ファイルをコピー。
./Fujiyama ├─Fujiyama-Renderer │ ├─bin プログラム群が入っている │ ├─include │ ├─lib │ ├─python │ └─scenes サンプルシーンファイルが入っている │ ├─hdr HDR画像を入れておく │ ├─mesh plyから変換した.meshファイルを入れておく │ ├─mip HDR画像から変換した .mipファイルを入れておく │ └─ply サンプル ply ファイルを入れておく。
環境変数を設定。
- 環境変数 PATH に、〜\Fujiyama-Renderer\bin を追加。
- 環境変数 PYTHONPATH に、〜\Fujiyama-Renderer\python を追加。
自分の場合、以下のようなbatファイルを作って、使う時だけ環境変数を設定するようにしてみたり。
set FUJIYAMA_ROOT=D:\Prog\Fujiyama\Fujiyama-Renderer set PATH=%PATH%;%FUJIYAMA_ROOT%\bin set PYTHONPATH=%PYTHONPATH%;%FUJIYAMA_ROOT%\python echo add %FUJIYAMA_ROOT% to PATH and PYTHONPATH
◎ レンダリングの前準備。 :
plyファイルは3Dファイルフォーマットの一種だけど、コレを .mesh ファイルに変換しないといけないらしい。bin\ にパスが通っていれば、DOS窓上で以下を打って変換できる。
Fujiyama-Renderer\scene\ 以下にサンプルシーンファイル(.scn)が入っているのだけど、各シーンファイル内では ../../mesh/*.mesh を呼び出してるので、.meshファイルは meshフォルダに入れておく。
HDR画像も、.mipファイルに変換しておく。
ply2mesh teapot.ply ..\mesh\teapot.mesh ply2mesh floor.ply ..\mesh\floor.mesh ply2mesh dome.ply ..\mesh\dome.mesh ply2mesh xyzrgb_dragon.ply ..\mesh\xyzrgb_dragon.meshxyzrgb_dragon.ply は結構巨大なファイルっぽいので変換に時間がかかる。
Fujiyama-Renderer\scene\ 以下にサンプルシーンファイル(.scn)が入っているのだけど、各シーンファイル内では ../../mesh/*.mesh を呼び出してるので、.meshファイルは meshフォルダに入れておく。
HDR画像も、.mipファイルに変換しておく。
hdr2mip glacier.hdr ..\mip\glacier.mip hdr2mip grace-new.hdr ..\mip\grace-new.mip hdr2mip pisa.hdr ..\mip\grace-new.mip hdr2mip uffizi-large.hdr ..\mip\uffizi-large.mipこれも、mipフォルダに入れておく。ファイルによっては 100MB近いファイルに変換されるのでHDDの空き容量に注意。
◎ レンダリング。 :
レンダリングの途中結果をプレビューできる、fbview.exe を、オプション --listen 付きで起動しておく。
scenesフォルダに入って、scene.exe サンプル.scn を実行。
fbview.exe は、マウスの右ボタンドラッグで拡大縮小表示。中ボタン(ホイールボタン)ドラッグでスクロール。
レンダリング結果は、scenesフォルダの一つ上に、*.fb として保存される模様。fb2exr.exe を使うと、fbファイルからexrファイルに変換できる。
とりあえず、 _Luminance HDR 2.4.0 を使って png にしてみたり。
ということで、サンプルシーンを試してみただけではあるけど、ちゃんとレンダリングできました、とメモ。
fbview --listen
scenesフォルダに入って、scene.exe サンプル.scn を実行。
scene teapot.scn scene xyzrgb_dragon.scnscene.exe が fbview.exe と通信(?)して、レンダリングの途中結果を少しずつ表示してくれる。
fbview.exe は、マウスの右ボタンドラッグで拡大縮小表示。中ボタン(ホイールボタン)ドラッグでスクロール。
レンダリング結果は、scenesフォルダの一つ上に、*.fb として保存される模様。fb2exr.exe を使うと、fbファイルからexrファイルに変換できる。
fb2exr teapot.fb teapot.exr fb2exr xyzrgb_dragon.fb xyzrgb_dragon.exrexrファイルは、たぶん _OpenEXR かな…。HDR画像ファイルフォーマットの一つ。
とりあえず、 _Luminance HDR 2.4.0 を使って png にしてみたり。
ということで、サンプルシーンを試してみただけではあるけど、ちゃんとレンダリングできました、とメモ。
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以上です。