mieki256's diary



2015/05/14(木) [n年前の日記]

#4 [anime] アルドノア・ゼロ2期、最終回を視聴

本放送時、作業しながらチラ見はしてたのだけど。ようやく録画したソレをちゃんと見れた。

個人的には、かなりお気に入りのロボットアニメ。というのも、基本的には「おお。そう来るか。頭いいなあ」と思わせる展開だけを並べて作られてるからで。ロジックで展開が作られてるというか。

ロボットアニメと言うと、主人公が「ウオー」とか「チクショー」とか叫んで感情を爆発さえすれば、なんだかよく分からない仕組みでロボットのスペックが何故かパワーアップして敵に勝利、みたいな印象があるのだけど。このロボットアニメはそうじゃない。そもそも主人公が一切叫ばない。というか、ほとんど喋らない。まるで美少年版ゴルゴ13。「こりゃ無理ゲーだろ…」と思えるほどに圧倒的な謎スペックの敵ロボットを前にして、淡々と実験を繰り返し、敵ロボットの仕組みを予想して弱点を推測してそこを狙ってなんとか勝利、てな回が続くわけで。

視聴中、昔、ゆうきまさみ先生がニュータイプに書いてたコラムを思い出してました。「頭いいなあと思わせるロボットアニメが見たいんじゃ。子供の頃に見た鉄人28号のエピソードみたいに知恵比べするのがええんじゃ」てな話で。だから、ゆうき先生のパトレイバーだって、主人公が叫べばイングラムのスペックがパワーアップしたりしない。操作技術を磨いて、何度も敵と戦って傾向を掴んで、計画練って実践して。手持ちの武器のスペックはもう決まってる。全然スーパーロボットじゃない。並みのスペックしかない。ソレを駆使してどうにかするんじゃ、使える武器のポテンシャルをパイロットが引き出して対処するんじゃ。みたいな。

このアニメも、もしかすると系統としてはソレに近いのかもしれないよなと。物理法則だけで活路を見出すというか、知識で勝利するというか。

もちろん、グレンラガンのように、妙なテンションだけで勝利するアニメも大好きではあるのだけど。こういうアニメも大好きなので。まあ、人によっては御都合主義ばかりだと叩いてたりもするようだけど。こういう作りを目指したその姿勢だけでも自分は高く評価したいのです。

それと、自分のような馬鹿でも台詞の意味が分かりやすくて。例えば、最初の頃は「空の青は海の青を〜」とファンシーなことを言ってたお姫様が、ラストで 「レイリー散乱〜」と言ってたあたりなどは、現実を見据えながら理想の実現を目指すキャラに成長したんやで、てな説明だろうと自分ですらピンとくるわけで。Gレコを見た直後に見たから尚のことありがたいというか…。さすがにコレは分かりますぞ、優しく丁寧な作りにしてくれてありがとう。みたいな。

てな感じで、自分にとってはお気に入りなアニメでした。楽しめました。

監督さんがゼオライマーを参考にして作ったという話もあるので、「これが平成版ゼオライマーか…」などと思いながら見れたあたりも楽しかったです。 *1
*1: まあ、敵ロボットがソレっぽいという、ただそれだけの話だけど…。

以上です。

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