2015/03/05(木) [n年前の日記]
#2 [pc][zatta] 画面を指でぐいぐい押すおじさんのほうが正しかった気がする
唐突に思い出したけど。昔、何かのコンピュータのシステム稼働の場で、マウスの存在に気付かず画面を指でぐいぐい押した政治家さんが居たよなと。
たしか当時、「この人はマウスも知らないのか」「PC操作もできないのか」と世間は笑ってた気がするのだけど。今になって考えると、あの人のほうがUIについてあるべき姿を示していたような、そんな気がしてきたり。
ググってみたら、記事が見つかった。
_Mainichi INTERACTIVE ソリューション
このコラムを書いた人は正しい。今では見事に、皆が画面を指でぐいぐい押してる。このほうが一般人にとって本来あるべきUI・入力機器だった。もっとも、ソレを広めてくれたのは日本人じゃなくてジョブズなのだけど。日本人が件の光景を見て、ただ単に笑っている同じ時に、ジョブズがその光景を目にしていたらピンときたか、もしくは確信したかもしれないなあ。
そういや、 _「ファミコンの画面を押す少年」 の事例も思い出したり。この少年のほうが、UIのあるべき姿に関しては正しい認識を持ってる。なんで画面の中にソレが映ってるのに、マウスだのコントローラだの別の何かを使って遠隔操作しなきゃいかんのか。そこにソレがあるんだからソレに触ったら動き出すのが正解やろ。みたいな。 *1
たしか当時、「この人はマウスも知らないのか」「PC操作もできないのか」と世間は笑ってた気がするのだけど。今になって考えると、あの人のほうがUIについてあるべき姿を示していたような、そんな気がしてきたり。
ググってみたら、記事が見つかった。
_Mainichi INTERACTIVE ソリューション
2002-11-08
■■コラム■■ 片山総務相に期待 (太田 阿利佐)
総務省は10月25日、電子入札システムの運用を開始した。そのオープニングセレモニーで、ちょっとしたハプニングがあった。片山虎之助総務相が、会場のパソコンでシステムを稼動させようとした、ちょうどその時である。
「あれ?あれ?動かんぞ」。そう言いながら、片山さんは、パソコンのモニター画面に大きく映し出された「開始」のアイコンを、指でぐいぐいと押していた。一瞬、会場は静まり返り、一瞬後にカメラマンから「おおーっ」という低いどよめきが起きた。
片山さんがパソコンの前に着席してから、職員がマウスでカーソルを「開始」に合わせ、「大臣、ここを」と左クリックの方法を教えていたが、片山さんは、モニターを見詰めていて気が付かず、タッチパネルと勘違いしたらしい。
「電子政府、電子自治体の旗振り役の総務省の大臣がこれでは、日本の未来は暗い」という声が聞こえてきそうだ。「住基ネットが頼りないのももっとも」と言う人もいるかもしれない。でも私は、片山さんこそ総務相にふさわしい、と思う。
電子政府や電子自治体の利用者は、パソコンに詳しいとは限らない。全国民が対象なのだ。片山さんのように、(繰り返してごめんなさい)パソコンモニターとタッチパネルの区別が難しい人々でも、安心して簡単に使えることこそ求められている。要は、片山さんが「これなら簡単」というようなシステムを作ればいいのである。
このコラムを書いた人は正しい。今では見事に、皆が画面を指でぐいぐい押してる。このほうが一般人にとって本来あるべきUI・入力機器だった。もっとも、ソレを広めてくれたのは日本人じゃなくてジョブズなのだけど。日本人が件の光景を見て、ただ単に笑っている同じ時に、ジョブズがその光景を目にしていたらピンときたか、もしくは確信したかもしれないなあ。
そういや、 _「ファミコンの画面を押す少年」 の事例も思い出したり。この少年のほうが、UIのあるべき姿に関しては正しい認識を持ってる。なんで画面の中にソレが映ってるのに、マウスだのコントローラだの別の何かを使って遠隔操作しなきゃいかんのか。そこにソレがあるんだからソレに触ったら動き出すのが正解やろ。みたいな。 *1
◎ とは言え、全てがソレで済むわけでもなく。 :
デジタルかつシビアな操作をしたいときは、やっぱり十字キーが便利で。チョンチョンチョンと位置合わせ、なんてのを「遊び」にしたい時は、アナログスティックどころかマウスでもツライ。まして指の太さでは微調整できんし。考えてみたら、十字キーの操作は、距離を時間に変換してる、のかな。よく分かりませんが。
タッチパネル系は、そこに映ってるモノを選ぶだけなら便利だけど、指の太さより細かい入力をしようとすると役立たずで。何せ文字すら書けない。荒過ぎる。そういう時はせめてペン入力だよなあ。猿ですら蟻塚から蟻を取って食べるときは木の枝を使ったりするわけで、指だけで全てをやろうとするのは猿にも及ばない存在、かもしれず。
とりあえず、「PC操作と言えばマウスでしょ」という時代は終わったと思うので、適材適所で色んな入力機器が考案されてほしいな。と思ったけど、その都度異なる入力機器に慣れなきゃいけないのもツライ話ではあるのかな。
オチは無いです。ただなんとなく唐突に、こんなことを思ったとメモ。
タッチパネル系は、そこに映ってるモノを選ぶだけなら便利だけど、指の太さより細かい入力をしようとすると役立たずで。何せ文字すら書けない。荒過ぎる。そういう時はせめてペン入力だよなあ。猿ですら蟻塚から蟻を取って食べるときは木の枝を使ったりするわけで、指だけで全てをやろうとするのは猿にも及ばない存在、かもしれず。
とりあえず、「PC操作と言えばマウスでしょ」という時代は終わったと思うので、適材適所で色んな入力機器が考案されてほしいな。と思ったけど、その都度異なる入力機器に慣れなきゃいけないのもツライ話ではあるのかな。
オチは無いです。ただなんとなく唐突に、こんなことを思ったとメモ。
*1: しかしこの事例、そこに居る人達が「こういう写真撮ったらウケるんじゃね?」とかやってたらなんだかアレだなあ。と思ったけど、仮にそうだとしてもソレって実写の風刺画みたいなものかもしれないなと。絵を描かなくても・描けなくても、視点・着眼点さえあれば風刺画に近い何かをスマホのカメラで作れてしまう時代になっている、かもしれず。食品につまようじ刺す映像をスマホで撮って逮捕されるより、同じスマホを使っても社会風刺作品を撮って公開するほうがCOOLなんじゃないか。と言っても、何かを目にした時、そこに隠れてるものに「気付けない」人には無理な話なのだけど。
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以上です。