mieki256's diary



2014/04/26() [n年前の日記]

#3 [anime] 子供の頃に本をたくさん読んでた人じゃないと優れたクリエイターにはなれないような気がしてきた

_<月刊>アニメのツボ│バンダイチャンネル で、アニメ脚本家、倉田英之氏のインタビュー記事を読んだのだけど。子供の頃は本ばかり読んでた、という話が気になって。

そういえば、宮崎駿監督も、子供の頃に冒険小説の類を浴びるように読んでたという話があったなと思い出して。裕福な御家庭で育ったらしいから、他所の家の子供達とは違って、そういう本も買ってもらえたのだろうと思うけど。

また、手塚治虫も、子供の頃に漫画をたくさん読んでたはずだなと。 _親友が語る手塚治虫の少年時代 には、子供だったのに200冊は持ってたという話があるし。これもまた、裕福な(以下略)。

そして、名前は忘れてしまったけど、アニメーターとして有名な、とある方の子供時代の話を思い出したりもして。家が農家だったから、家畜の世話をしながら小屋の中でずっとスケッチをして遊んでた、みたいな話で。その方は、絵は超絶に上手いのだけど、話の作りや演出は、残念ながら…。

てなことを考えると、子供の頃にどれだけ本を浴びるように読んでいたかが、その手の創作者になるにあたっては重要なのかなと思えてきて。空想の元ネタの引き出しをどれだけ持てるかという話だろうけど、それを頭に染み込ませるのは子供時代じゃないとなかなか難しいのかなと。大人になってからいくらその手の本を読んでみても、子供の頃にガンガン染み込ませた人達 ―― エリート達には敵わないのかもしれない。

もっとも、今はTVが普及したから、その気になれば映像作品見放題だし。今の若い人は、経済的な理由で子供の頃にその手のコンテンツにちっとも触れることができなかった、なんて状態には無いだろうし。よって、スタート地点で既に差がついてるという状況はあまり存在しないのかもしれない。どちらかというと、何を好んで見ていたか・読んでいたか、あるいは、都会に住んでたか・地方に住んでいたかのほうが大きく関係してきそうだなと。

とは言え、子供の頃に〜という仮説が正しいとしたら…。あまり本を読んでなかった人は、監督や脚本家なんか目指さずに、別の職種に専念するほうが良かったりするのかな、とすら思えてきたりもして。もちろん、大人になってからもその手の勉強はできるだろうけど、エリート達に追いつくためには尋常じゃない努力が必要だろうし、追いついたと思った頃にはエリート達はさらに引き出しを増やしちゃってるから、そっち方面では勝負にならんよな…。であれば違う分野で戦ったほうがヨサゲ。

そういえば手塚治虫も、スポーツ漫画だけは「何が面白いのかわからん」と言って描いてなかったな…。高畑勲監督も、「宮さんと同じ作りはしない。勝ち目がない」と言ってたっけ…。エリート達が手を付けてないところを狙っていけば勝負になる、のかな。

みたいなことをぼんやり思ったのでメモ。

以上です。

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