2014/01/18(土) [n年前の日記]
#1 [anime] 「生徒会役員共*」を視聴
映像中の、描き文字? 書き文字?の使い方に感心。おそらくは漫画原作の各コマの再現なのかなと思うのだけど。ここまで徹底的に挿入してくると、ある種、スタイリッシュだなと。さらに、それぞれの描き文字に必ずモーションを付加してる拘り具合も好印象。まあ、内容は下ネタだらけなので、一般の方には全くオススメできないのですが…。
昔、佐藤順一監督が、「きんぎょ注意報!」「セーラームーン」等の中で漫符を活用して、それがアニメの表現としてもフツーに定着しちゃった、てなことがあったわけだけど。アニメにおいては、漫符の活用から、更に描き文字まで活用されるところまできたのかな、てなことを考えたり。また、実写じゃちょっとやりづらい・見た目が漫画に比較的近いアニメという映像表現だからこそ使える見せ方、とも思うわけで。だったら活用しなきゃもったいない、かもしれないな、とも。
特に感心したのは、「ティッシュ持ってない?」と声優さんに喋らせると同時に、「切れちゃって」という描き文字を並べていたカット。「ティッシュ持ってない?」という台詞を喋る実時間分で、「切れちゃって」という情報までも同時に伝えてしまった ―― 直列ではなく並列で情報伝達していたわけで。これがフツーの演出家・脚本家なら、「ティッシュ持ってない? 切れちゃって」と、そのまま喋らせてしまうだろうなと。結果、実時間が増えて、おそらくは漫画原作にあるのであろうテンポの良さなんてさっぱり再現されずに間延びしてしまうはずで。
こういう時間の切り詰め方は、喋ることで情報を伝達せざるを得ない落語や漫才では実現できないよなと…。また、前述のとおり、実写映像作品でも、ちょっと難しい。もしかすると、アニメでしかできない見せ方かもしれん、と。
内容は、どこを切り取っても、実にくだらないのに…。しかし、各所で技が駆使されていて、このアニメ、スゴイ作りだなと大変感心しました。勉強になります…。や、何の勉強だか分かりませんけど。
昔、佐藤順一監督が、「きんぎょ注意報!」「セーラームーン」等の中で漫符を活用して、それがアニメの表現としてもフツーに定着しちゃった、てなことがあったわけだけど。アニメにおいては、漫符の活用から、更に描き文字まで活用されるところまできたのかな、てなことを考えたり。また、実写じゃちょっとやりづらい・見た目が漫画に比較的近いアニメという映像表現だからこそ使える見せ方、とも思うわけで。だったら活用しなきゃもったいない、かもしれないな、とも。
特に感心したのは、「ティッシュ持ってない?」と声優さんに喋らせると同時に、「切れちゃって」という描き文字を並べていたカット。「ティッシュ持ってない?」という台詞を喋る実時間分で、「切れちゃって」という情報までも同時に伝えてしまった ―― 直列ではなく並列で情報伝達していたわけで。これがフツーの演出家・脚本家なら、「ティッシュ持ってない? 切れちゃって」と、そのまま喋らせてしまうだろうなと。結果、実時間が増えて、おそらくは漫画原作にあるのであろうテンポの良さなんてさっぱり再現されずに間延びしてしまうはずで。
こういう時間の切り詰め方は、喋ることで情報を伝達せざるを得ない落語や漫才では実現できないよなと…。また、前述のとおり、実写映像作品でも、ちょっと難しい。もしかすると、アニメでしかできない見せ方かもしれん、と。
内容は、どこを切り取っても、実にくだらないのに…。しかし、各所で技が駆使されていて、このアニメ、スゴイ作りだなと大変感心しました。勉強になります…。や、何の勉強だか分かりませんけど。
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以上です。