mieki256's diary



2013/01/18(金) [n年前の日記]

#1 [anime] 新海作品を視聴

「秒速5センチメートル」「ほしのこえ」「星を追う子ども」を視聴。元旦にBS系で放送されてた、のかな。ようやく消化。

「秒速」の感想。 :

とにかく凄かった。背景美術も相変わらず凄いけど、話がもう…。切なさとか、いじらしさとか、女々しさとか、そのへんが…。 *1 誰かが、「正月からアレはキツイ」と言ってたけど、たしかにそうかも。

絶賛する人、ボロクソに叩く人、両方を見かけるから一体どんな作品だろうと思ってたけど、視聴してなんだか分かったような気も。ハマる気持ちも、嫌悪する気持ちも、両方わかる。最後のあたりで「えー、そんなあ」という気分になる人も居そうだし。何にしても、これは評判になるわな…。や、自分はこういうの好きだけど。自分も、踏切のソレはあの流れでしょう、と思えたり。

「ほしのこえ」の感想。 :

今見てもやっぱり面白いなと。あり得ない設定群も、全てはあのアイデアを実現するための舞台装置…と誰かが言ってた気もするけど、やっぱりそうだよなと。

「星を追う子ども」の感想。 :

想像してたよりフツーに見れた。もっと悲惨な出来を予想してたので…これなら全然OKじゃん、みたいな。まあ、ところどころに出てくる宮崎アニメそのまんまの各シーンが気になったりもしたけれど。

なんとなく、 _青い海のエルフィ を連想したり。アレを見た当時、「なんだコレ。ナウシカの真似じゃないか」と困惑したものですが、アレに近い何かを感じたり。いや、結構そういう作品も好きなんだけど。グレンダイザーに対する _宇宙円盤大戦争 (ガッタイガーが出るヤツ)とか、ガンダムに対するガンガルとか、ゼビウスに対するゼビオスとか、そういうパチモン臭い(?)品は意外と好き。 *2

絵的には、ジブリよりも日本アニメーションやテレコムに近いと思った。ジブリは絵がくどいけど、日本アニメーションやテレコムはもう少しさっぱりしてる印象。

宮粼ゴロー監督がゲド戦記で使わずに捨ててしまった、シュナの旅に出てくる各設定のほとんどを、拾って繋いでたようにも思えたり。ここまでやってくれるなら、いっそ、新海監督をジブリに呼んでシュナの旅を作ってもらうわけにはいかんのだろうか。語りで間を持たせる監督の作家性とも相性がいいと思うし、観念的な設定を列挙した構成も新海作品と合ってるだろうし、ゴロー監督より、よほどシュナの旅の良いところを分かってくれそうな気もするし。

新海監督を一度ぐらいジブリで起用してくれないかな。話題になると思うんだけどな。ゴロー監督と新海監督のダブル監督で1本作る、なんてのも面白そう。どっちがよりたくさん宮崎アニメを パクれるのか リスペクトできるのか、作品中で競ってもらってソレを宣伝に、とか。…まあ、新海監督としては、ジブリ風はやるだけやったから次は別の路線で、と考えてそうだけど。

にしても、新海作品は見ていてなんだかハラハラする…。どこかの時点でプツンと糸が切れそうな、そんな不安が。どうして自分はそう感じるのだろう。謎。それはさておき、どの作品もとにかく凄いなと再認識。

*1: 女々しさと書いてはいるけど、作品中の男性キャラがそうなのであって、女性キャラはある意味男らしいので、なんだかややこしい。
*2: Wikipediaによると、宇宙円盤大戦争はパチモンどころかグレンダイザーのパイロット版だったそうで。しかし自分は、グレンダイザー放映開始後に宇宙円盤大戦争を見てしまったので、子供心に「なんでグレンダイザーそっくりのロボットが…」と困惑した記憶が。

以上です。

過去ログ表示

Prev - 2013/01 - Next
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリで表示

検索機能は Namazu for hns で提供されています。(詳細指定/ヘルプ


注意: 現在使用の日記自動生成システムは Version 2.19.6 です。
公開されている日記自動生成システムは Version 2.19.5 です。

Powered by hns-2.19.6, HyperNikkiSystem Project