mieki256's diary



2012/08/12() [n年前の日記]

#1 [movie] ダークナイトを視聴

TV放映されたソレを録画したまま放置してたのだけど、ようやく消化。

面白かった。30分ぐらいカットされていたらしいけど、それでも大まかに、話の流れは分かったような。

ただ、絶賛している感想記事等で見かけた、正義と悪の境界線を越えかねないバットマン云々、という印象は、あまり強く感じなかった気もしたり。自分、感想記事の類を読んでいるうちに、もっとハードな設定・展開を期待していたのかもしれず。あるいは、平成ライダーシリーズを見ちゃってるから、そういうのに慣れてしまったのだろうか…。白倉Pが関わるライダーシリーズ ―― 正義のヒーロー像を疑問視し続けるその作風上では、ライダーの裏切り・寝返りなどが日常茶飯事だし。

それはそれとして、自動車、トラック、ビルの爆破シーンをどうやって実現しているのかが気になったり。ミニチュア爆破なんだろうか、CGなんだろうか。まさか実物ではないだろうと思うけど。トラック横転時にコンテナの壁面がひしゃげて波打ったりするのだけど、そんな表現がCGでもできるものなんだろうか。手でひしゃげるモーションをつけていくのか、それとも物理計算なのか。そのへん考えると、なんだかミニチュアでやってそうだな、という気もする。何にせよ、自分如きではその実現方法すら推測できないカットが多数だったので、あちらの特撮、いや、VFXは凄いなあと。おそらく、「どんな手法にしろ、それが本物に見えなきゃやる意味ないだろ?」てな精神で作ってる気がする。日本の場合、偽物を偽物として見せることにも価値を見出してしまった傾向があるので、技術発展が止まってしまったのだろうな、とかそんなことをモヤモヤ思い始めるぐらい、匠の技だらけの映画だなと。…でも、実物だったらどうしよう。

_ハリウッド映画ではリアルにビルを爆破する、シカゴの工場を爆破する現場映像 : カラパイア :

実物のビルを爆破してたらしい…。それはそれで凄いことだけど、なんだかガッカリです。

爆破させるための技術等は要するとしても、本物を爆破したら、リアルに見えて当たり前じゃないか。技術じゃなくて予算の話にしかならないじゃないか。そんなの夢も希望もない。ガッカリだ。凄い話だけど、ガッカリだ。全然面白くない。まあ、「きっとVFXに違いない」と勝手に思い込んで見ていた自分が悪いのですけど。

しかし、あちらの映画はそうまでして、リアルに見せることを求められるのか…。

すると、トラックの横転シーンも、実物をひっくり返しているのだろうか。それはそれで凄いことだろうけど、だとしたら、やっぱり全然面白くないなあ。

自分、実際にはやれそうにないことをやってるように見せられるから特撮は面白い、と思っている人なので。実際にそれをやってしまったら、凄いけど、つまんない…。いや、特撮も、映像制作の手段の一つに過ぎないわけだから、最終的にリアルな映像が撮れれば手法はなんだって構わない、特撮じゃなくてもいいじゃん、実物を使えるならそれが一番じゃん、とも言えてしまうのだろうけど。そうなると、予算さえあればリアルな映像撮り放題だね、という話になる。予算たっぷりの映画しか勝てなくなる。自分はそういうの、つまんないです…。技術、知恵、研究、アイデア、そういうもので問題をクリアする匠の技を見て感動したい。などと贅沢でワガママなことを思ってしまったり。それはそれで、手段が目的になっている気がしないでもないけど。

以上です。

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