mieki256's diary



2011/12/28(水) [n年前の日記]

#1 [zatta] 紙の本は人を殺せる

福島県中通り在住の自分は、震災時、本+本棚の下敷きになりそうになったわけで。ほんの十数秒前まで、自分の頭が存在していた場所に、本がぎっしり詰まったスチール製本棚がいくつも倒れ込んできたわけで。ああ、本は人を殺せるんだ。そう思ったわけですよ。そんな体験をしたので、この先、電子書籍化がどんどん進んでほしいなと思っているのです。自分の手持ちの本が全部電子書籍だったら、そんな怖い思いをしなくて済んだはずなのですよ。

そういえば、かつて、本の重みで2階の床が抜けて人命が失われた事件もあった記憶が。…電子書籍だったら、そんなことになりましたか? どうなんですか。

質量という点で考えると、紙の本は危険過ぎます。記録媒体として褒められたもんじゃない。もちろん、それぞれの記録媒体には、メリット・デメリットがありますよ。紙で残しておいたほうがいい場面はたくさんある。しかし少なくとも、紙の本に比べて、電子書籍のアレコレは、「物理的」に「人命を奪う」結果には繋がらない。

自炊だの電子書籍だのを否定する人達の部屋に、できればピンポイントで大地震が来ないものかと。そして本棚の下敷きになってくれないものかと。そう願ってしまうのです。…普段、他人様の不幸なんて望んだりしない自分ですが。あの人種に対しては、さすがにそういう気持ちになってしまう。震災からまだ1年経ってないのに。こっちが死にそうな目に合ったのに。アイツラ、何を言ってやがるんだと。まあ、自分も体験してようやく目が覚めたわけですが。やっぱりコレは体験しなきゃ分からないのか。だったら体験してもらうしかないのか。

地震シミュレーターの中に彼等を蹴り飛ばしてやりたい。そして彼等の周りに、彼等の自著をギッシリ詰め込んだスチール製本棚をズラリと並べてやりたい。そして震度6強の揺れを与えてやりたい。一通り揺らした後で、本も本棚も全部取っ払ってから、ブルーレイディスクをたった1枚、彼等の足元に投げ込んで、また揺らしてやりたい。さてどっちがマシでした? そう問うてやりたい。

ここまで書いても、「本の下敷きになって死ぬなら本望」とか言いやがるんだろうなあ。体験してないから、そういうことを軽々しく言えるんだよ…。

以上です。

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