mieki256's diary



2010/03/27() [n年前の日記]

#3 [ore_xxxxx] 戦隊物でこういう話はどうだらうとバカ妄想

絶対にスポンサーがやらせてくれないだろうなと思いつつ。妄想をメモ。

取り壊し寸前のアパートの4畳半の一部屋に怪人と戦隊全員がギュウギュウ詰めになってそれだけで丸々1話とかどうだろう。 :

怪人が街に出現した。戦隊が到着するが怪人はさっさと逃げてしまう。逃げた怪人を手分けして探すことに。

隊員の1人が、取り壊し寸前のアパートに逃げ込む怪人の姿を発見。部屋に踏み込むが、窓際の怪人に駆け寄った瞬間、床に張ってあった鳥餅モドキが足に絡まり身動きが取れなくなる。怪人は部屋に罠を仕掛けていた。鳥餅モドキを怪人のエネルギーで制御して、動きを封じた隊員を1人ずつ倒していこうとする作戦だったのだ。

しかし隊員は既に仲間を呼んでいた。若干の間を置いてバラバラに部屋に駆け込んでくる隊員達。だが、各人色んなパターンでお約束のように勢いよく飛び込んでしまい、5人全員身動きが取れなくなる。

怪人は外に出て戦隊を始末しようとするが、戦隊がギュウギュウ詰めで出口まで行けないことに気づいて頭を抱える。出口まで行くためには戦隊を解放せねばならない。しかし戦隊を解放したらタコ殴りは必至。ヤケになる怪人。どちらが先に倒れるか、我慢比べの様相を呈してくる。

途中、腹を壊してトイレに行きたくなる隊員が出たり。敵ボスの怪人使いの荒さを怪人が愚痴り始めたり。ピーマンの美味しい調理方法に花が咲いたり。<少し子供向け。とにかくひたすら4畳半の部屋の中で、会話だけで話が進む。いや。話はちっとも進んでない。…進んでないが、怪人と戦隊の間に奇妙な戦友意識が微妙に芽生え始める。

怪人からの連絡がないことに痺れを切らした敵ボスも到着。戦隊が固まっている図を見て喜ぶが、とどめを刺そうと部屋に乗り込んでしまい敵ボスも身動きが取れなくなる。

ひたすら時間は過ぎていく。敵ボスも便意を催してきた。暴れる敵ボス。床が抜ける。全員が解放され、全員で万歳三唱。をするが我に帰り臨戦態勢に。だが何もせずに怪人が倒れる。怪人は、全エネルギーを使い果たして瀕死の状態になっていた。

怪人を罵倒する敵ボスを、戦隊が非難する。怪人は怪人なりに俺達と堂々と戦ったのだ、部下の努力を認めない上官は部下から信頼されないぞ、とかなんとか。それも一理あると思った敵ボスは、一応怪人に労いの言葉をかける。その言葉に感動した怪人。敵ボスが思わずホロリと来てしまうようなことをアレコレ言いながら、敵ボスの腕の中で消えていく。

なんだかその気になってしまった敵ボス。怪人を失った怒りを戦隊に向けるが、便意があったことを思い出し、捨て台詞を吐いて去っていく。

帰路に就く戦隊。いつもとかなり調子は違うが実に強敵だった…等の反省会(?)をしつつ。明日もまた戦いは続くのだ。負けるな、○○ジャー。ピーマンのおひたしにすりごまと鰹節をかけて味ポンであえると結構美味しいのだ。

雑兵にフォーカスを当ててみる話とかどうだろう。 :

冒頭に、「突然変異」という言葉についての解説ナレーションを入れつつ、敵基地で雑兵が大量生産される映像が流れる。

街で戦隊と雑兵の乱戦が始まる。戦隊が圧勝し、怪人が登場。戦隊と怪人が戦うその周辺には、死屍累々の雑兵達。だが、瓦礫の中から傷だらけで這い上がってきた雑兵が一人だけ居た。

戦隊と怪人が去ったその場から、雑兵 ―― 脱走兵は、フラフラと歩き始める。街を歩くが、その奇怪な姿故に騒がれ、警官達がやってくる。警官から、戦隊と共通する何かを感じ、逃げる脱走兵。逃げながら脱走兵は考える。何故自分だけが助かったのか。

回想シーン。初陣を迎える新兵の集団。脱走兵は集団の中で、ただ一人わずかに震えている。隣の兵が尋ねる。「何故お前は震えているんだ」「わからない。わからないんだ」「変な奴だな…」。

逃げながら脱走兵は思う。もしかしたら自分は恐怖と言う感情を持って生まれたのかもしれないと。だが同胞にはそんな感情は無かった。それが、自分が助かり、同胞が助からなかった違いなのだろうか。

警官達を巻いた脱走兵は、路地裏から、道行く人間の様子を観察する。どうやら服を着ていれば誤魔化せそうだ。ゴミ箱を漁り、ボロボロの服を入手する。

公園のベンチに座りぼーっとしている脱走兵。幼女が寄ってくる。「おじさん、どうしたの?」「どこか痛いの?」「お腹減ってるの?」「これ食べなよ」「美味しい?」。痛み、空腹は、雑兵に過ぎなかった脱走兵にとって意識したことがない感覚だった。自分の中に様々な感覚があったことを自覚する脱走兵。

突如、公園に雑兵の集団が現れ、子供達に襲いかかる。雑兵は幼女に対しても暴力を振るおうとするが、脱走兵がそれを制止する。「? 何故邪魔をする」「何故この人間達を襲う」「○○様の命令だ。戦隊をおびき出すのだ」「こんなことをしなくても戦隊をおびき出すことはできるだろう」「○○様の命令なのだ。お前は命令に逆らうのか」。

雑兵と脱走兵はもみ合いになる。が、突然2人とも撃たれる。到着した戦隊が放った銃弾だった。幼女を避難させる隊員。「おじさんが、おじさんが」「? 君は何を言ってるんだ。とにかくここから離れるんだ」。雑兵は破壊され、脱走兵は深手を負い倒れ込む。

戦隊と怪人・雑兵が戦っているその横を、脱走兵は這いずりながら離れる。

橋桁(?)まで辿り着き、体を休める脱走兵。しかし通行人が気付き、通報され、警官が周囲を取り囲む。「待ってくれ…」。脱走兵が手を持ちあげたとき、何かされるのではと怯えた警官の一人が発砲。次々と銃声が鳴り響く。

脱走兵は、発砲した警官の表情の中に、恐怖を見出していた。恐怖があったから、助かり、逃げ回った自分。恐怖があったから、発砲し、自分の命を奪った人間達。

ゆっくり倒れていく脱走兵。幼女との会話が脳裡に浮かぶ。「どこか痛いの?」「(ああ…痛いよ…)」「お腹減ってるの?」「(そうだな…減ってるみたいだ…)」「美味しい?」「(うん…美味しい…美味しかったよ…たぶん…。ありがとう…)」。

敵基地で大量生産される雑兵達の映像。ナレーション。突然変異の個体は、えてしてその代で死滅する可能性が高い。しかし時には別の種となり存続することもある。だがその条件は不明である。といった感じの解説が流れる。初陣に向かうのであろう新兵の集団。その集団の中に、わずかに体が震えている新兵が一人だけ居るのが見てとれる。

既存作品で絶対にこういう話はありそうだなあ。 :

絶対にあると思うんだよなあ。自分がオリジナルを覚えてないだけで。

でも今時は作るのが難しいかもしれない。 一度も戦闘シーンが無かったらスポンサーから怒られそうだし。 雑兵に生死だの感情だのがあるという設定では、子供さんは戦隊シリーズに素直にのめり込めなくなるだろうし。 そもそもこういうのって、戦隊シリーズってのはこういうもの、という前提知識がある視聴者に向けて作るものだろうし。戦隊シリーズを数えるほどしか見ていない幼児が見たら困惑しちゃうかもしれない。

それはともかく。閉鎖空間で云々と言う話は、レスキューシリーズあたりでも見かけたような気がする。天井が崩れてきて出口が塞がって、みたいな。でもえてして話はシリアスっぽい印象も。と思ったけど、ライダー電王で銭湯を舞台にして、そこだけで極力話を展開させて、しかもコメディタッチで通した回があったことを思い出した。むぅ。さすが平成ライダーシリーズ。

そういえばライダー555は、敵の側も主人公側と同様に人間らしい感情があるという設定で話を作ってたか。むぅ。さすが平成ライダーシリーズ。

そういやシンケンジャーには黒子と言うキャラ設定があったか。アレって主人公側の雑兵設定みたいなものだと思うのだけど、黒子の一人一人は信念を持って仕事をしてるんだ、みたいな話が最初のほうにあったっけ。むぅ。さすがシンケンジャー。

ということでやっぱり既にありますな。みたいな。アレンジ次第で今でも作れるのかもと思えてきました。

以上です。

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